金木犀
秋のふかまる夕の小道は
わずかな、つめたい風でさわさわ揺れている
みちびかれた音とあいまった無垢な香は
わたしを包む
かがやきだした空へも届けて
飽くとおちていく
砂利をふむに驚きながらも
しっかりと後ろを
ついてくる
ついてくる
わたしの服をつかんで
ついてくる
ついてくる
金木犀
秋のふかまる夕の小道は
わずかな、つめたい風でさわさわ揺れている
みちびかれた音とあいまった無垢な香は
わたしを包む
かがやきだした空へも届けて
飽くとおちていく
砂利をふむに驚きながらも
しっかりと後ろを
ついてくる
ついてくる
わたしの服をつかんで
ついてくる
ついてくる
金木犀