夢の続き

私は教室にいた

「席に着いて」そう言われたが
自分の席が分からない
思い出せない

その場を取り繕うこともできず
意を決して尋ねる
「私の席は何処ですか?」

怪訝な顔をされて
「本当に分からないのか?」
反対に尋ねられる

言葉を発する前に気が遠くなる
誰かが私を呼んでいる

自分の名前なのか?
そのまま気を失った

夢の中で意識を無くして
目が覚めても夢の中だった

私の荷物が置いてある
だけど見覚えのない箱が紛れている

近くで落ち込む男の子
片思いの少女へのプレゼントを落として
渡せないまま引っ越していった

箱を手にして謝る
私が倒れたせいだから

知らない男の子だった
誰?

そこで本当に目が覚めた
現実に帰還

夢の中で気を失い
更に夢を見ていた気がする

忘れてしまった大切な何か

夢の続き

夢の続き

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-09-13

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