ヤマとヒコの未来までの物語
やってみよう
この短編小説は作者である私が ゆめとうつつの狭間で書き留める備忘録である。
主な登場人物は私ヒノと妻ワコ 長男ヤマ次男ヒコ 私が経営している会社エフ アドバイザー・カタ
ある時は私が全員を集約した人格になったり、
ヒノとワコが逆になったり、
要は虚構と現実がクロスオーバーするであろうこと、
事実と真実の境に悩みながら進むこと、
続いて何故、急にこんな物語を書こうと思ったのか。
私は愛媛県・瀬戸内海・H島の百姓のせがれとして生を受けた。
父はタケ、母はアイ
4人兄弟の3番目 次男として過ごす。
父タケは兄弟10何人かの下から3番目なのに家督相続。
当時大変珍しいことだったらしい。
父は大変働き者、朝から日が暮れるまで母アイと一緒に働きづくめ、周りからも人望集めいずれは町会議員の話も。
私も小学校にあがってからは、日曜日に百姓仕事を手伝うようになる。
タケは夜になるとイリコをあてに日本酒を飲む。
イリコは私が五右衛門風呂の残り炭火で焼く係。
タケはそのイリコをおいしそうにほおばり、決まって、近くに住む石屋さんの息子
私より5つぐらい上か?(この息子さんが大変優秀で)
この息子さんの話題をよく話し、お前も頑張れと励ましてくれた。
威厳があって怖いタケだったが、ほめられたいがため頑張った。
そのタケも仕事のしすぎと酒の飲みすぎで、53歳という若さで亡くなる。
もっともっといろいろ話しがしたかった父タケ。
今そのタケの没年を越えてしまい、息子たちに何が残せるのか。
あの父の威厳ある顔を思い浮かべながら、今後は私が父親として、自身の生き様を
たとえそれが泥臭くてもカッコ悪くても、今、残そうと決意した次第だ。
ということで、この物語が幸福の結末となるのか、
はたまたその逆なのか、そして何より続いていくのか?
それは私にもわからない。
とにかくやってみようと思う。
始めてみようと思う。
ヤマとヒコの未来までの物語