天使のはしご


ひんやりとしている空気
いつもとはちがう空気

なんでだろう?
ぼくは目をとじて空気をかんじる


「ねえねえ」


どこかから声がする
ぼくはぱっと目をひらいてまわりを見る

少しだけ上を見上げると
そこにはちいさなちいさな天使さん
頭にわっかを付けている


「お迎えにきたよ」
「へ?」


なに言ってるんだろう
やさしく笑いながらぼくに言う


「いっしょにお空に行こう?」
「へ?」


天使さんが僕の手をとると
ぼくの体がふわっと浮いた


「なんで浮いてるの?」
「きみも天使になるからだよ」


やさしい光がさしこんでいる

ぼくと天使さんがこれから行くばしょの
みちしるべになっている



ふんわりとしている空気
いつもとはちがう空気

今からぼくがむかう場所は
きっとすてきなところだね

天使のはしご

天使の梯子がどういったものか気になった方は、ぜひウィ○ペ○ィアで調べてみてください(笑)天使の梯子を見て、感じたことを思いのままに。産まれる前に死んじゃったわたしの妹か弟は、きっと天使になってくれたと思う。

天使のはしご

ぼくはこれからどうなるのだろう。ふわふわういてるよ。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-06-22

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted