戦わねば死ぬのだ

戦わねば死ぬのだ
戦わねば死ぬのだ
それでも
君は優しくして
潔く死ぬ事を選べるのか
それとも
無様に生きる為に戦う事を選ぶのか


命は風の中で
震えてる
あの日の猫の様に
社会生活の中で
潰れていく
あの日の花の様に
それで良いなんて
誰一人思ってない
でも何処で
声をあげれば良いかわからない
パーフェクトな声なんて
誰も挙げれない


ズルズル ズルズル
引きずった責任が
皆んなの肩に乗っていく
民主主義の裏の顔
皆んなで決めた事なら
皆んなで責任を負うんだ
民主主義が一番良いって
皆んなで決めたんなら
良いって思ってんなら
その責任を
全うして死ぬのだ


戦わねば死ぬのだ
戦わねば死ぬのだ
優しいままじゃ死ぬのだ
苦しいままじゃ死ぬのだ
くだらない理由を
いつまで美味しそうに
舐めてんだ
生きる事は難しいって
皆んなわかってるじゃないか


大切なモノが
消えていく事を
黙って見ていたり
他人の汚さに
目くじらたてては
自分の事を透明にしたり
わかっているから
皆んな君に
何も言わないだけだから
何故かって
皆んな君より
幸せになりたいからさ


戦わねば死ぬのだ
戦わねば死ぬのだ
気づかねば死ぬのだ
考えねば死ぬのだ
苛立つだけでは死ぬのだ
甘えているだけでは死ぬのだ
愛してるだけでは死ぬのだ
優しいだけでは死ぬのだ
もっと沢山の項目があるのだ
つまり
それだけでは死ぬのだ
自らの時間が
自らの意思が
自らの身体が
それだけでは死ぬのだ


今君は生きている
無条件で戦っているんだ
心が身体が
君の意思に負担をかけまいと
静かに戦っているんだ
君という意思は
応えるべきだ
そんな健気な自分自身に

戦わねば死ぬのだ

戦わねば死ぬのだ

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-08-30

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