生キ鬱シ

遺影 遺詠 癒えぬ
愛 哀 無い 0(はじめ)から

届かぬ願いと共に沈んでゆく
この身体はどこにあるのか

部屋の隅で叫び
今日も独り サヨウナラ

枠を手に取って
無表情のアナタに話しかけてる

悪口 陰口 嫌味 蔑み
残された生キ鬱シの心を殺す
毒の肉塊は今夜も薬漬け
アル中は今宵も宴 闇に消え

腐った世界で生キ
その存在を確かめているんだ

足りないナニカを探し
取り替え 切り捨て

猫被りは箱に隔離 管理されている

もっともっともっと
足りない足りない足りない

金を手に持って
無表情のワタシに求めてる

悪口 陰口 嫌味 蔑み
残された生キ鬱シの心を殺す
欲の肉塊は夜通し仕事漬け
アル中は今宵も宴 闇に消えてった

生キ鬱シ

生キ鬱シ

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青年向け
更新日
登録日
2016-08-23

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