ルージグ河

汝が操りを続けよ。
百衣の群れは西の広場を通り過ぎた。
暁の港に西奴からの荷船が着いた。

手枷を嵌められた生命を
奥深く酒倉に眠らせておこう。

汝に命ず。
されば、ルージグ河を渡り来て
ラムザ荒野に聳える岩山にかかる
三ヶ月の首飾りを盗みとるように
我が姫の寝息を奪えよ。

ルージグ河

ルージグ河

  • 自由詩
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-06-19

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