私の5ヶ月。

亜美菜

中学生で始めての彼氏。

すごく波乱の恋だった。

あれは中1の2学期の出来事が始まりだ。

その日が来るまでは、普通に学校生活をおくっていた。

でも、私は気になっているO君がいた。

ある日、O君と話をしていて、O君じゃないM君が私に告白してきた。

しかもO君を通して…

私はそのM君の事は、あまり好きではなかった。

それで、私はM君を断った。

それでも、しつこく私の好きな人を聞いてきた。

私は友達にも好きな人がいる事を黙っていた。

でも、好きな人がいる事だけO君に言った。

「何組?」とか聞かれてすごく困った。

だって、私の好きな人は目の前にいるからだ。

私が好きになる人は、毎回友達から否定されていた。

でも、今回は運命を感じた気がした。

そして、毎日がすぎ、12月14日になった。

その日も普通に終わろうとしていた。

私は教室から出ようとしていた。

するとO君が私になにかを差し出した。

※O君とM君は、同じクラスです。

私は驚き、いきなり渡された物を握ったまま坊然と立ち尽くしていた。

部活をしているので時間がなく、そのままカバンにいれて部活に行った。

帰り道に友達のKちゃんとその袋の中身を見てみた。

Kちゃんは、私と仲良しで相談相手でもあった。

私がO君が好きなだと知っていたのはこのKちゃんだけだった。

恐る恐る袋の中を見ると…キーホルダーが入っていた。

冬だったので、暗くてよく見えなかった。

家に帰ってもう一度袋の中を見ると!

手紙が入っていた!

「前から好きでした。良かったら付き合ってください。」

という、O君が書いた手紙が入っていた。

思わず泣いてしまった。

そして翌日。

なぜか噂になっていた。

私のクラスには、いろんな人がいっぱいいて。

先生までもが驚き、私達を見つめてきた。

そして私は、4時間目の体育が終わってからO君を呼び出した。

返事を書いた手紙を渡すためだった。

その日から毎日、手紙交換が始まった。

そして初デートもクリスマスイブにした。

すごく緊張した。プリを撮った。

そして新年。

年も変わり、学校は冬休みでなかなかO君と会えなかった。

そしていよいよ待っていた3学期!

私の誕生日をO君は、ちゃんと覚えてくれていた。

手紙だけだったけど、すごく嬉しかった。

そして1ヶ月、2ヶ月と経ち、バレンタインデー!

今回こそ失敗しないように、一生懸命頑張って作った!

トリュフと生チョコ風のカップチョコを作った。

自転車のカゴの中に入れておいた。

次の日に、手紙がきた。

「美味しかったよ。でも、いきなり入れてあってビックリしたー(笑)」

って書いてあって、思わず笑ってしまった。

3ヶ月、4ヶ月。

ついに4月になり、クラス変えでドキドキしながら学校に向った。

同じクラスになれることを祈りながら。

すると、なんとO君とまさかの同じクラス!

思わず叫び笑ってしまった。

新しい友達もでき、充実していた。

ところがある日。

メールでO君から別れを告げられた。

私は、泣いて泣いて泣きまくった。

すごく悲しくて辛くて。

理由は、深くは知らない。

でも諦めきれず、今度は私から告った。

一応、オッケーをもらった。

でも、前みたいに仲良くはできなかった。

そしてまた別れ、また付き合い…

今もまだ好きだけど、O君には好きな人がいるらしい。

今の私は、O君を応援することしかできない。

いくら好きでも叶わない。

こんな悲しみは、二度と経験したくない。

でも、こんな経験があったこそ、今の自分がいる。

計5ヶ月の恋は無駄ではなかったことを…

そして人を愛する事を学んだ。


私はすごく嬉しくて涙が止まらなかった。

私の5ヶ月。

読んでくださりありがとうございます。
今はまだ好きですが片思いという形です。
部活に一生懸命なO君に惚れました。
皆さんも後悔のない恋をして下さい。

私の5ヶ月。

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更新日
登録日
2012-06-18

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