67

傷ついた足でどこに行くの?

数えてきた夏の数だけ
君の思い出が消えていく

目深にかぶった野球帽と荒い声

好きだよ
嘘がどこにもないから
これはラブソングではありません

ただのひとりごと あるいは手紙

さよならは永遠に戻らない
きみの夏 きみとの夏

紫陽花と東京タワー
コンビニのからあげ
白い部屋にはひかりしかなくて
ありがとうが霞んでいく

どこに行けば会えるのか
わからないから歩いていた

働くおっさんが作ったせかい
君がそのひとりだって知っているから
僕は一人でもいきのばす

好きだよ
嘘がひとつもないから
これはラブソングではありません

ただのひとりごと あるいは手紙
いつか忘れる想いのかけら
きみがいないから言えるだけ

さよならは永遠に戻らない
きみが夏 僕だけの、夏



20160711

67

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  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-08-06

Copyrighted
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