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さよならって言ってね
君のくちびるを憂鬱でなぞるから
さよならって言って僕を捨てて

あの歌みたいな始まりで
僕の世界を壊したかった

一欠片の嘘で
君が永遠に傷ついてくれたらよかったのに

僕のほしいものはほとんど空に還って
何も残らない

また行きたいね、あの店

変われない現実も憂鬱も
幸福でいつかぬりかえる
そんな夢を見て浅い眠りについて死ぬ

さよならって言ってね
花は紫陽花 枯れていてもいいよ



20160706

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  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-08-06

Copyrighted
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