挫折

自分と言う人間を、一言で現すと劣等感である。

咲くことのない花の蕾に水をやり続けているだけの。

私は、努力をすることが好きである。どんなことでも目標と向上心をもって取り組むことにしている。努力が好き、というよりは自分が成長していく過程を見守るのが好きなのかもしれない。

私には、1年間熱中していた事がある。
私は、その事を単純に「楽しいから」続けていたわけではない。「上手くなりたいから」毎日続けていたのである。

この前までの私は、まだ上手くなれると思っていた。

私はその事に励む時はいつも劣等感や焦りと言う感情と戦っていた。時間をかければかけるほど成長しなければならないのに、一向に花が咲くことはなかったから、である。
私が相手にしていたのは目の前の敵や数値化されたステータスではなく、常に自分だったのだ。

自分がいつも、ぶつかるのは才能と言う名の壁。
壁を乗り越えようとする自分と、乗り越えられない自分の間に芽生える感情。
才能がないと決して越えることのできない壁の前で自分は挫折することしかできないのである。

そんな僕でもいつか花開く時が来るかもしれない。
何度挫折しようとも僕は自分を信じることをやめたりはしない。
私に手を差し伸べるのは僕であり、僕に水をやり続けるのは私だからである

挫折

挫折

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-07-28

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