キャッツ

猫が好きなんです。

 君のベッドで猫が迎える そんなことはもう日常で


 わかりきったことで 満足するボク


 でもやっぱり君がいないのは本当で
 

 君の部屋で猫がおどける


 そんなことももう 慣れっこで


 わかりすぎるリアクションで


 がたつく扉をひょいと閉めた


 一歩だけ 踏み出してみようか


 一歩だけの勇気


 君へと続くかもしれない道で


 ほんの一歩……君はそこにいるかい?


 君のいない部屋でいつまでも待ってる猫


 それはボクも同じで


 入った扉とべつの戸から出た


 出た扉と別の戸から入った 


 ほんの数歩の勇気 踏み出してみようか


 君のへやのおもちゃが泣いてる


 君のいない部屋で 猫がボクを待ってる

キャッツ

これも青春。

キャッツ

猫っていつの間にかそばにいるんですよね・・・

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2011-01-23

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