柘榴
どくどくどく
熟れた果実が膨れ上がり
それはまるで心臓のよう
どくどくどく
破裂が訪れることを知らず
その時が来ることも知らず
ぱーん
滴り落ちるその果肉が
そっと終わりを告げた
柘榴
小学校に通っていたときの通学路で、柘榴の果実が堕ちていたときの恐怖と儚さを。忘れられない。
どくどくどく
熟れた果実が膨れ上がり
それはまるで心臓のよう
どくどくどく
破裂が訪れることを知らず
その時が来ることも知らず
ぱーん
滴り落ちるその果肉が
そっと終わりを告げた
柘榴
小学校に通っていたときの通学路で、柘榴の果実が堕ちていたときの恐怖と儚さを。忘れられない。