うめのあめ
死にたいと云ふほど、生きることを知っているから息をし続ける。何も無いような空っぽの毎日が続いたとしても、ペラペラのちゃっちい人生だって簡単に捨てられない。使い古したおもちゃは最後まで使って捨てなきゃだめなんだよ。きっと知らないところで何かがわたしを潤している。それはつめたい梅雨の雫。雨と雨のやみ間に生きるから乾き果てるんだ。
うめのあめ
死にたいと云ふほど、生きることを知っているから息をし続ける。何も無いような空っぽの毎日が続いたとしても、ペラペラのちゃっちい人生だって簡単に捨てられない。使い古したおもちゃは最後まで使って捨てなきゃだめなんだよ。きっと知らないところで何かがわたしを潤している。それはつめたい梅雨の雫。雨と雨のやみ間に生きるから乾き果てるんだ。
うめのあめ