便利屋村井3

13-1

「五道の旦那様の依頼とあっちゃ、な」
「良也、千代ちゃんの護衛だからね」
分かってるって、今回の依頼は、千代ちゃんの護衛、お金持ちって、大変なんだね、
「良也さんがいてくれたら、私、大丈夫な、気がします・・・・」
「お嬢さま、良也は見境がないお人です、くれぐれも」
車の中、俺が千代ちゃんを見送っている、そのさなか、街中で、銃声が響き渡る、これが例の事件の志望者、か、
「俺はクルツ二丁で出る、華憐は、車を、良いな」
「良也・・・・・」
「良也さん・・・・・」
二人して、そうそう、な、
「くれぐれも、良也・・・・・」
分かってるって、
俺は車から降り、クルツで黒服の男、一人二人と、銃撃銃撃銃撃、千代ちゃんが狙いなら、そうそう無茶はしないだろう、銃撃銃撃銃撃、クルツを放り捨て、胸元からグロックを、銃撃銃撃銃撃、銃声、車から、走って見に行くと、華憐がガバメントで応戦を、こっちは大丈夫、か、
「チッ!!!!!!!」
銃撃、一人、やり手がいるようだ、な、
「私、あなたの様な人、嫌いじゃないわ」
銃撃銃撃銃撃、男が倒れる、
「俺はあんたが誰か、知りたい、ね」
「レベッカ・マーカライト、トゥーガン(二丁拳銃)って呼ばれているわ」
銃撃二三、女が出てくる、
赤い髪、長髪、黒服、M92FS Inox(アイノックスの二丁)に、見える、が、銃撃二三、カートリッジ交換、銃撃二三、相手もカートリッジを、交換、する、
「同業者、かな・・・・」
「そうかも、ね・・・・」
容赦はしない、互いに譲れない、か、
「チッ!!!!!!!」
「フッ!!!!!!!」
銃撃しつつ、接近戦、俺の肩に銃弾がかすり、彼女の肩にも、
「フッ!!!!!!!」
「ハッ!!!!!!!」
俺が銃撃をすると、彼女はその手の銃でかわし、銃撃、銃撃、かわし、銃撃、蹴り、受け止め、蹴り返される、だが、
「チっ!!!!!!!」
「なっ!!!!!!!」
上手く足を蹴り、隙が、銃撃二三、
「は~」
銃撃が、まだいた、か、銃撃二三、
「これで、全部、か・・・・」
レベッカ、良い女だった、よ、あんた、わ、
車に戻ると、撫子が抱きついてきた、千代ちゃんも、微笑んで、そのまま事務所に帰り、祝宴会を、千代ちゃんのお弁当で、
「トゥーガン、か・・・・」
「良、也・・・・・?」
「良也、さん・・・・・?」
華憐も不思議そうに、俺を、何でもないよ、と、微笑む、
「そら、飲むぞ!!!!!!」
「う、うん!!!!!!」
「は、はい!!!!!!」

13-2

トゥーガン、か。
覚えておくよ。
彼女を、同業者。
レベッカ。
その名。
を。

14

「重力を操る、か」
「良也、見え、る」
「良也さん、どう、です?」
「レミントンM700 SPS」26インチバレル、狙撃銃、を構える俺に、撫子と千代ちゃんが、言う、相手は「ギャレン・ソフィア・アーバンフィールド」高位の魔術師、マリアとマテリと、麗華、後、華憐が、相手をしている、この数が束になっても、か、
「話しかけるな・・・・」
いつになく、緊張する、俺、この一発に、かかってるんだから、な、
見えた、俺は、引き金を引く、弾丸が、奴の頭に命中する、
「ふ~・・・・」
「良也・・・・」
「良也さん・・・・」
終わった、後は、協会側の仕事、だ、
「祝宴会、する、か・・・・」
「う、うん!!!!!!」
「は、はい!!!!!!」
と、祝宴会に、
「俺も、まだまだ、だ、な」
「良也、あれで外していたら、私の投合剣が・・・・」
「拙者は、良也殿に、感謝、を」
「私も、あそこで外していたら、ね・・・・」
「私は、どうとも、お嬢さまが、無事、なら」
言いたい放題だ、な、
「報酬は分けるんだから、文句言うなよ」
「そうよ、良也がいなかったら、み~んな、ね」
「良也さんは、やっぱり、凄い人で、す」
撫子、千代ちゃん、
「協会も、俺が使える奴だって、ご満悦だろう、けど、な」
「協会だけじゃありません、聖堂教会も、です」
「良也殿は、ますます忙しく、拙者、感激で、す」
「やっているのは、人殺し、だけど、ね」
「良也の仕事は、そういうことなのです、か、ら」
皆、言いたい放題、だ、な、
祝宴会を終え、皆が帰る、
「俺だって、好きで、な・・・・」
「良也・・・・・」
撫子、そんな顔、するな、よ、
「撫子・・・・」
俺は、口づけを、口内で、舌を這わせ、
「続きは・・・・」
「う、うん!!!!!!」
この子に、悲しい顔は。
させたくない。
俺が、な。
させわ。
な。

15-1

「アトラック・ナチャ、ね~、最近数体倒したけど、親玉がいるとは、協会の情報も、当てにならん、な~」
「アトラック・ナチャ、蜘蛛の化け物、ね、活動範囲を見ると、この辺り、が、怪しい、か、な」
「撫子ちゃん、凄~い」
「お嬢さま、危険だと申しましたのに、は~」
森の中、道中での、会話、マリアもその他も、任務やら何やらで、この面子に、一応「RPG-7」と、その弾頭、三つ、を摘んだ、車に、
「少々の危険は、な・・・・」
「しょうがない、か」
「私、お邪魔、でした、か」
「お嬢さま、良也が悪いのです、だから、お気になさらずに」
どういう意味だよ、と、車を止める、
「レミントンM870、これで、き、ま、り、だ」
「私も、仕方がありません、ね」
二人、車と、ショットガン「レミントンM870」に弾帯を巻いて、そら、子分どもが、うようよ、と、
「撫子、出るんじゃない、ぞ」
「う、うん!!!!!!」
「お嬢さま、動かないで、ござい、まし」
「は、はい!!!!!!」
俺は、ショットガンを、糸を吐く、子分に撃ち込む、変な血の色を吹かせ、倒れる、華憐の方も、ショットガンで、まず一体、
「親玉のいるせいか、少々、多い気が、な」
「私が雑魚を、良也は、親玉と、やら、を」
華憐なら、大丈夫、か、雑魚をショットガンで吹き飛ばしながら、先に、で、だ、その親玉は、数倍の大きさ、だった、
「チッ!!!!!!!」
糸を避け、ショットガンを撃ち込む、だが、効き目が、なきにしも、か、だが、その巨体が、動き出した、こっちへ、
「ヤバイ!!!!!!」
俺は急いで、華憐の方に、
「りょ、良也、な、何を連れて来て!!!!!!!」
華憐も、俺の後ろに驚愕する、そのまま、雑魚を蹴散らしつつ、車に、
「運転は華憐が、俺は「RPG-7」を使う、良いな!!!!!!」
「了解、です!!!!!!」
「良也!!!!!!」
「う、後ろ、大きな蜘蛛さんが!!!!!!」
ショットガンで車の後ろのガラスを吹き飛ばし、RPG-7を構える、
正面から向かって来る、一発目、弾頭が大きな蜘蛛に、直撃、す、る、二発目、直撃、
「キシャアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」
これで、三発目、直撃、親玉が、動きを、止め、た、俺たちも、車を止め、様子を見る、どうやら、息絶えた、みたい、だ、
「一時はどうなるか、と、な・・・・」
「お嬢さま、お怪我は・・・・」
「良也・・・・」
「良也さん、凄い・・・・」
ま、無事で何より、だ、俺たちは、森に戻り、子分の、後処理を、で、本当の意味で、任務終了、
祝宴会に、
「かんぱーーーーーーーーい!!!!!」
「俺と華憐に、乾杯、か」

15-2

「私、役目をお果たし、した、まで、です」
「良也、私が情報、集めたんだからね」
「私は、な、何、も・・・・」
そう言うなって、
「こういう時は、皆で喜ぶもんなんだよ、な、な、で、し、こ、ちゃ、ん」
「RPGが効かなかったら、今頃、は~」
「そ、それも、そう、ね」
「あの、大きな、蜘蛛さんに・・・・」
ま、そうだよ、ね、だが、それも、言いっこなし、だよ、な、と、二人は帰り、俺と撫子だけに、
「撫子、あ、ありがと、な・・・・」
「そ、そう、ね、わ、私の、お陰、よ・・・・」
俺は撫子に、口づけを、口内で舌を這わせ、
「続きわ・・・・」
「う、うん!!!!!!」
俺たち、二人、いや。
華憐たちと共に。
アトラック・ナチャを。
退治したんだ。
撫子、と。
な。

16-1

「都会のボンボンが、ようこそ、この田舎に」
「世界遺産の城があるだろ、で、俺と美智絵(ミチエ)に、その召喚師のハーフを倒せ、と」
そう言うのは、東堂グループの子供、都会の便利屋「東堂絢久(トウドウ・アヤヒサ)」ツンツン頭の茶髪、銀のリボルバー、S&W M686(4インチモデル)木のスクエアバットグリップ、茶側のショルダーホルスター、スピードローダー(予備弾倉)二個、胸元に、で、その相棒が、清瀬瀬美智絵(キヨセ・ミチエ)茶髪を後ろに纏めている、同じく、銀のリボルバー、S&W M686(4インチモデル)木のスクエアバットグリップ、グリップは絢久のと同型だが、若干色が薄い、茶側のショルダーホルスター、ローダー二個、主にバックアップ、撫子と同じ位置とも言える、
「撫子ちゃん、久しぶり」
絢久は黒のコートの服装、美智絵は赤のコート、どちらも、やり手の便利屋であり、俺の事務所、と言うか俺と絢久はライバル関係にあり、何度かやりあったこともある、間柄、
「絢久さん、美智絵さん、こんにちは」
撫子と俺の関係を怪しがってもいる、
「ハーフってのは、魔力も充実してて厄介だ、俺とお前達なら、って、な」
リーフェン・オルゼ・マイスター、召喚師のハーフ、ヴァンパイア。
「俺は、一人でも、だがな」
「よく言うぜ」
美智絵がいなきゃ、だろうに、
「二人とも、ね」
「良也」
俺と絢久は、恐らく、この二人には頭が上がらない、
「場所は撫子が特定した、後は、乗り込むまでだ」
「良也は、良いパートナーを持った、な」
そうだよ、撫子がいなけりゃ、今頃、右往左往してたよ、
「館には、手下もいる、用心するんだな」
「それはこっちの台詞だ、な」
一々むかつく奴だぜ、だが、腕は確かだから、な、
「私は狙撃を、レミントンで、撫子ちゃんは、ね」
「はい!!!!!」
美智絵はレミントンM700、撫子は車の中、いつもの通り、か、
「絢久、良いパートナーを持ったな」
「お前も、な」
互いに、銃を抜きたくて、だが、
「仕事仕事、ね」
「良也」
チッ、こいつとは、いつか決着を、と、互いに嫌悪しつつ、二人のパートナーの牽制も、で、準備に、俺も絢久も、クルツ二丁を、そんで、夜、俺のセダンで、館に向かう、
「乗せてやってるんだから、感謝しろよ、な」
「まあ、俺は、車で来てないから、な」
車の中、道中、
「良也、絢久、いい加減にして、もう」
「そうよ、大人気ない」
と、パートナーに言われ、不貞腐れつつ、館に着く、
「リーフェンは、どんな召喚をするか知れてない、気をつけるんだな、絢久」
「良也、せいぜい、足を引っ張るなよ、な」
こいつ、ったく、
「じゃ、私は場所を確保して来るから、後は、ね」
「良也、絢久さん、気をつけて」
撫子、

16-2

「撫子、気をつけて、な」
「うん!!!!!!」
良い返事だ、
「ふん、甘い奴だな、良也」
「撫子ちゃんには、ね」
何だよ、いいじゃねーか、別に、と、二人の怪しがる目を別に、と、美智絵が「じゃ」と、場所の確保に、俺と絢久は館に、で、グロックで扉を壊し、中に、
「リーフェン、俺達が来てやったぜ!!!!!」
「俺一人で、十分」
俺と絢久、中に、で、
「キシャアアアアアアアアアアアア!!!!!!!」
早速現れたか、銃撃銃撃銃撃、塵に、
「そこ!!!!!!!」
「リーフェン!!!!!」
俺と絢久は、クルツで手下を、銃撃銃撃銃撃、弾が切れた、上から手下が、だが、
「ギャッ!!!!!!!」
手下が塵に、美智絵の援護だ、な、狙撃で、塵に、クルツを投げ捨て、グロックを抜き、銃撃銃撃銃撃、塵に、絢久も、クルツを投げ捨て、リボルバーで銃撃銃撃銃撃、塵に、
「手下ばかりだな」
「本命は」
グロックで銃撃銃撃銃撃、塵に、カートリッジ交換、銃撃銃撃銃撃、絢久も、弾丸の弾数を格闘で補いつつ、銃撃銃撃銃撃、ローーダーで充填、銃撃銃撃銃撃、その時、パチパチパチ、と、手を叩く音が、階段から、降りながら、
「人の館で、まあ、よく、ですが、ここいらで、しまいでしょう」
本命、リーフェン、か、銀色の髪、赤い眼、
「リーフェン、か」
「察しの通り、私(ワタクシ)が、リーフェン・オルゼ・マイスター、この者達の長です、とは言っても、もう、私しか、いないようですが、ね」
「なら、死んでもらう」
絢久が冷たく言い放つ、
「私の術、得とご覧あれ、まずは、シルフ!!!!!」
「チッ!!!!!!」
「クッ!!!!!!」
二人、風の刃を避ける、銃撃銃撃銃撃、だが、
「甘い」
風の障壁で、弾が通らない、
「そこ」
リーフェンは、美智絵の狙撃も、止める、
「良い勘、して、やがる、な」
「ふふ、召喚師を、なめないで、頂きたい、ウンディーネ!!!!!!」
水の刃、銃撃銃撃銃撃、肩を掠める、絢久は足を、
「絢久、いけるか」
「良也、なめるな、よ」
その息、だ、
「良い動きですね、ですが、イフリート!!!!!!!」
「今!!!!!!」
「チッ!!!!!」
絢久が、目の前に、火球を正面から受ける、俺は、その隙に、奴に、一発、

16-3

「甘い」
な、隙を突いたつもりが、何かに、遮られ、る、
「アトラックナチャ、この糸、見えませんでしたか」
くそ、いつの間にか、糸をはってやがった、か、
「やる、な」
絢久は、火球をまともに食らって、動けそうにない、か、
「威勢の良い、だが、ここまでで、しょう」
「うっ!!!!!!!」
糸で、体が、奴は、余裕の足取りで、こちらに、
「がはっ!!!!!!」
動けない俺を、腹に一発、拳を、骨が、
「このまま、嬲り殺して、ね」
「良、也・・・・・」
絢久は、動けない、美智絵の狙撃も阻止、何か、手は、
「良也、と、言うのですか、良也、良く頑張りましたね、ですが、これで」
リーフェンは、手を刃のように、突き立て、これで、もう、撫子、くそっ、その、時、
「良也!!!!!!」
聞き覚えのある、声、それと、銃声、二三、奴の余裕が、糸を緩めていた、銃撃で右腕の、糸が切れる、だが、まだ、
「ほう、威勢の良い娘、何とも愛らしい、それに、美味しそうだ」
撫子、銃を手に、ここに、
「良也を、離し、て」
声が震えてる、だが、まだ、
「名は、お嬢さん」
「な、撫子、神崎、撫子」
撫子、
「こちらに、撫子」
奴の言葉通り、撫子が、奴の方に、奴の目の前に、撫子が、俺を突き殺そうとした、手を、撫子の、顔に、そのまま、首筋に、口を、今、俺は、銃を奴の頭目掛けて、構え、撃つ、
「かはっ!!!!!!」
「リーフェン、撫子には、な」
これ以上、な、リーフェンが、血を流し、倒れる、奴が死んだからか、糸が、切れる、
「くっ・・・・・」
腹の一発が、効いた、な、俺も、倒れる、
「良也!!!!!!」
撫子が、俺に、駆け寄る、
「よく、やった、な」
銃の訓練、成果、か、
「う、うん!!!!!!」
涙目の、撫、子、
「俺を、忘れる、な、よ」
絢久も、美智絵に、抱えられ、て、で、俺は、リーフェンを確実に仕留める為、奴の、胸に銃撃二三、加え、二人、よろめきながら、パートナーに付き添われ、館を、出た、暫く、二人、体を休め、事務所に、
「一時は、どうなるかと、な」
「良也、お前の、せい、だぞ」
車の中、絢久は、悪態をついて、
「良也のパートナーのお陰、ね」
「えへへ」
まあ、撫子のお陰だよ、な、

16-4

「俺は、良いパートナーを持った、よ」
「まあ、な」
絢久も、案外同意した、そうして、事務所で、宴会を、
「俺は、撫子に、助けられた、ありがとな、撫子」
「う、うん!!!!!!」
「俺は、まあ、な」
「絢久は素直じゃないわよ、ね」
と、飲み終わり、二人はホテルに、俺と撫子だけとなり、
「撫子」
「良」
口づけをかわし、舌を這わせ、
「家で、な」
「う、うん!!!!!!」
俺の撫子、か、
俺は、この子を、
これからも、
守って、
いや、守られて、
かな、俺は、
この子と、
な。

17-1

「ファイゼ・ルーシス、変異魔術の使い手、か、で、恵里香さん、何で華理奈(カリナ)さん、も」
俺は軟体魔術のファイゼの話しをしつつ、引っ付いて来る、華理奈さんを、剥がしつつ、恵里香さんにも、引き剥がしてもらいつつ、言う、九条華理奈(クジョウ・カリナ)黒のコート、髪を茶色に染めた長髪、黒のリボルバー「S&W M586(4インチモデル)」茶側のショルダーホルスター、ローダー二個。木の素材、絢久の色と同じ、スクエアバットグリップ、で、この人は、あの東堂絢久の師匠でもある、
「華理奈さん、良也にそんなに引っ付かないで下さい」
「え~だって~華理奈、寂しいんだもん」
我侭ボディーのこの人、恵里香さんとは犬猿の仲であり、俺と絢久と似ている、かも、
「私だって、こんな女、連れて来たくなかったわよ、しかも、普通クラスの魔術師の相手、だし、ね、って、離れなさい、よ!!!!!!!」
やっと離れた、で、事を聞いてみると、仕事を俺としようと事務所を出たら、丁度華理奈さんと出会い、と言うか、出くわし、結局、ついてきた、と、
「俺は、良いっちゃ良いですけど、でも、な」
「華理奈さん」
そう、恵里香さんの相手だけでも大変なのに、華理奈さんまで、この二人と仕事をすると、ろくな事がない、
「華理奈~、頑張る」
「あっそ」
妖艶な華理奈さんと、凛とした恵里香さん、反りが合わない訳だよな、と、
「ファイゼの居場所は掴めてるんですか?」
「そうですよ」
撫子もご立腹、
「勿論よ、で、今晩仕事開始、準備は万端よ」
「華理奈も華理奈も~」
今日は忙しくなりそうだよ、な、恵里香さんが、言いながら見せる、黒いバックが、派手な物入れて来たんでは、
「じゃあ、準備に、撫子、お前もワルサーを」
「はーい」
気のない返事の、撫子、華理奈さんが引っ付くから、怒ってる、な、で、準備に、恵里香さんが取り出したるは「M16A1」アサルトライフル、やっぱり派手だった、で、華理奈さんも「M16A1」嫌な予感しかしない、俺も今回は「M16A1」に、した、相手は教団、多数、と、聞いた、ので、
「俺の車の中で、喧嘩はしないで、下さいよ」
「もう始まってる」
撫子が、
「こら、引っ付くな、か、り、な!!!!!!」
「そんなこと言って、う、れ、し、い、く、せ、に、キャッ」
アサルトライフルの、銃声が、銃撃銃撃銃撃、俺の車に、あ、な、が、で、廃墟に、到着、
「撫子、大人しく、な」
「はーい」
撫子ちゃん、機嫌直してよ、
「ファイゼ・ルーシス、来てやったぞ!!!!!!」
「手下が、出てきたわよ、じゃ、戦闘開始」
「がんばっちゃうんだ、か、ら、キャッ」
手下が多数、銃を持ってる奴もいる、銃撃銃撃銃撃、一人、二人、
「炎の魔術か」
火球を避け、銃撃銃撃銃撃、

17-2

「レモンを食らいな!!!!!!」
恵里香さんが、手榴弾を、爆発、吹き飛ぶ教徒、持ってきてたのか、
「恵里香ちゃん、やっる~」
そう華理奈さんは言いつつ、銃撃銃撃銃撃、俺は、ライフルを捨て、グロックで、銃撃銃撃銃撃、
「ファイゼ様ああああああああ!!!!!!」
教徒の叫び、銃撃銃撃銃撃、
「ファイゼは、どこに」
「お出ましよ」
「あ、ほんとだ」
恵里香さんは、いつの間にかライフルを捨て、M9で銃撃銃撃銃撃、華理奈さんも、ライフルを捨てて、リボルバーで、銃撃銃撃銃撃、写真の男が姿を見せる、
「日本まで逃げて、これ、か、だが、私は、そうは、いかん」
術衣の男が、言う、
「ファイゼ様、がっ!!!!!」
銃弾に倒れる、教徒、
「日本も甘く見られた物だな」
「良也、よく言った」
「良也君、かっこいい」
だが、ファイゼには、銃弾が効いているようには、見え、ない、
「私を、殺して見せろ!!!!!!」
「うっ!!!!!!」
奴の腕が鞭のようになり、俺は、それを避ける、
「普通クラス、でも、厄介な相手、なのよ、ね」
M9で銃撃しつつ、恵里香さんが、俺は銃撃しつつ、カートリッジを交換、銃撃銃撃銃撃、
「これなら、ど~お」
華理奈さんが、銃撃しつつ、接近、奴を蹴り飛ばす、だが、
「効かん、と、言って、いる!!!!!!」
腕を鞭のようにして、奴が華理奈さんを牽制、それを華理奈さんは、避ける、
「ファイゼ!!!!!」
頭を狙って銃撃、だが、当たったのに、死なない、
「頭まで軟体とは、ね」
銃撃銃撃銃撃、カートリッジを恵里香さんは、交換、銃撃銃撃銃撃、
「上級に~、近い、キャッ」
銃撃銃撃銃撃、華理奈さん、リボルバーを、充填、銃撃銃撃銃撃、
「恵里香さん!!!!!!」
俺は、叫ぶ、
「華理奈、しっかり、ね」
「りょ~か~い」
恵里香さんの、言葉に、華理奈さんが、華理奈さんが、奴の後ろに、恵里香さんが、右に、真ん中が、俺に、
「どう、あがいても、私には」
上空にいる、奴は、余裕を、だが、
「良也、あんたは、心臓を」
「でも」
相手は心臓の位置すら、変えて、
「いくわよ」
恵里香さんが、銃撃銃撃銃撃、
「わ、た、し、も」
華理奈さんが、銃撃銃撃銃撃、

17-3

「チッ!!!!!!!」
俺も、銃撃銃撃銃撃、
「がはっ!!!!!!!」
俺の、銃弾が、当たっ、た、奴は、血を吐き、地に落ちる、でも、そうか、恵里香さんと、華理奈さんが、心臓の位置を、誘導したんだ、
「やっぱり、恵里香さんたちは、凄、い」
「当たり前だの」
「クラッカー」
この二人は、やっぱり、上級職、だ、と、関心した、が、帰り、
「だから、俺の、車・・・・」
「良、也」
撫子が、言っても無駄、と、
「私と良也だけでも、って、引っ付く、な!!!!!!」
「え~、ひっど~い、華理奈、が、ん、ば、っ、た、の、に、キャッ」
銃撃銃撃銃撃、車に、穴が、開、い、た、で、事務所で宴会、
「だから~」
「良也君、あ~ん」
「華、理、奈、さ、ん」
「華、理、奈」
俺に、引っ付く華理奈さん、引き剥がす、撫子と、恵里香さん、そんで、二人の銃撃戦、格闘、事務所が、と、心配しつつ、宴会は終了、二人は、喧嘩しつつ、帰っていった、だが、はたから見れば、じゃれ合っているようにしか、見えない、
「俺の事務所が・・・・」
「私は」
あ、俺と撫子、の、か、二人の職人の相手で、
「俺と撫子の、な」
「そう、だよ」
そう、怒るなよ、と、俺は、撫子に、口づけを、
「今日も帰って」
「う、うん!!!!!!」
この子は、二人と違って、な、
「帰ろう、な」
「うん!!!!!!」
撫子を、彼女を。
大切に。
な。

18-1

「マリア・クラエス、宮間華憐、霧崎麗華、李美鈴、マテリジェント・ウィンフィールド、これで、全員、か」
「私もいます」
千代ちゃんも、か、五道の旦那、あんたね~、
「シンドロ・ルシャータ・トロミネート、精神を統一、読み解く、教会の、異端者」
今回の相手は、心を、読み解く、と、来た、しかも、マリアの所属する聖堂の、な、結界をはられちゃ、狙撃も出来やしない、
「奴は結界、上位の魔術「心象結界」を使う、それが、精神を読み解く、空間、勝機は、ある」
「でも、寄せ集め、いえ、何も」
撫子、それは、言っちゃ、だめ、
「聖堂の名を汚す、異端者、許せません」
「私たちで、大丈夫なんでしょうか?」
「そうでござるよ、心を読まれては」
「シールド、も、無意味、ね」
「大丈夫アル、た、多分」
「私は、皆さんが、結束すれば、強い、と、思ったり・・・・」
千代ちゃんのフォロー、
「報酬は高い、皆で戦おう、な」
「良、也・・・・」
この地の、治安を守るのも、便利屋の務め、だ、と、皆を何とか説得し、準備に、取り掛かる、俺は、クルツ二丁を、マリアはやる気、だけど、な、で、撫子と華憐と、千代ちゃんを、除き、何故か、皆で、ジャンケンを、で、車の乗る方を決め、五道の、千代ちゃんの、乗った、車に、負けたマテリが乗り、後は俺の車に、で、夜、出発、廃墟に到着、
「撫子、気をつけて、な」
「良、也・・・・」
俺は、微笑む、いつになく、撫子は心配してる、な、で、皆が俺を、怪訝な目で、だから、どうして、と、思いつつ、
「お嬢さま、暫く、お待ちを」
「良也さん、華憐さん、皆さんも、お気をつけて・・・・」
と、千代ちゃんも、心配そうに、で、廃墟へ、皆で、向かい、
「シンドロ、いたら返事しろおおおおおおおお!!!!!!!」
クルツを銃撃銃撃銃撃、
「全く、派手ね」
「察しの通り」
「良也、殿・・・・」
「全く、ね」
「派手アル、ね」
すると、いきなり、目の前の空間、全体が、真っ白に、
「来た、か」
結界が、発動、した、
「私なら、ここにいるが、何かな、諸君」
歳は二十後半、て、ところ、か、すると、
「撫子ちゃんとは、どこまで」
「私のことは、どう思って」
と、何処からともなく、声が、
「俺じゃないから、な」
「わ、私だって」
と、マリアが、
「この空間では、皆の精神意識、が、統一され、聞こえる、良也、君は皆から、好かれている、君が気づいていない、だけ、だ、こうして人の意識を垣間見るのは、心底面白い」
シンドロが、そう、言い放つ、
「因みに、千代ちゃん、って、女の子も、君を好いている、らしい」

18-2

結構、広範囲、だな、
「良也、好き」
「今のは誰の声、かな」
奴は笑う、今のは、撫子、それとも、皆を見たら、皆がそっぽを向いている、
「シンドロ、じゃーな」
クルツを捨て、グロックで一発、目の前の、奴の胸を、撃つ、空間はそれで、消え、た、
「た、大したこと、な、なかった、な」
俺まで、は、はずかしーじゃねーか、
「こ、これで、せ、聖堂、の、な、名も、け、穢れず、に、済みました、ね」
「そ、そうで、ございます、ね」
「そ、そうでござる、な」
「そ、そう、ね」
「そ、そう、アル、ね」
皆、しどろもどろ、で、言う、
「じゃ、帰る、か」
俺の声で、皆が、そっぽを向いて、車へ、と、で、怒っている撫子と、何処かを見ている千代ちゃんが、いて、
「いやー楽な、し、仕事、だった、な」
「ふん」
撫子、そう怒るな、よ、車の中まで、変な空気だった、で、事務所で宴会、
「かんぱーーーーーーい!!!!!!」
「かんぱーい」
撫子、機嫌直せって、な、俺は、って、皆はやけ飲み、で、
「俺は、撫子が好きだああああああああああ!!!!!!!」
「私は、良也が、好きだあああああああああ!!!!!!!」
俺も、撫子も、
「何処までいってるのか、聞かせてもらいましょうか!!!!!!!!」
「マ、マリア、ですが、これは重要な、こと、です」
「良也、殿、拙者は、拙者はああああああああああ!!!!!!!」
「良也ああああああああああああ!!!!!!!!!」
「何処までいってるアルうううううううううう!!!!!!!!」
「良也さん、はっきりして下さい!!!!!!!!」
皆、武器を手に、立ち上がり、マリアの剣を受け止め、と、マリアと麗華が、格闘し、もう、皆、訳の分からん、状態、に、で、朝を向かえ、また、少々、変な空気、を、だが、皆、色々抱えたまま、帰って行った、
「シンドロめ、覚えてろ、よ」
「シンドロの、思惑通り、ね」
これが、奴の、か、言われて見れば、な、
「俺は、撫子が、好き、だ、から、な」
「わ、わかって、る」
まだちょっと、怒って、る、俺から、口づけ、を、
「まだ、か」
「も、もっと」
俺たちは、口づけを交わし、口内で、舌を這わせる、
「続きは、な」
「う、うん!!!!!!」
今日の夜が、楽しみ、かな。
色々あるんだろうが。
やっぱり、俺は。
撫子が。
な。

便利屋村井3

便利屋村井3

  • 小説
  • 短編
  • アクション
  • 成人向け
更新日
登録日
2016-06-22

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  1. 13-1
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