便利屋村井2

7-1

「五道(ゴドウ)邸より、宮間華憐(ミヤマ・カレン)さんと、五道千代(ゴドウ・チヨ)ちゃんを、手配しました~」
五道低は金持ちの家で、以前千代ちゃんの護衛任務の時に、お世話になった人たちです、で、華憐さんは元アメリカ軍の軍人さんで、装備は、黒の「ガバメントM1911A1」予備弾倉二個、千代ちゃんは、お弁当、手作りで、美味い、撫子と同じくらい、華憐は黒髪で、髪を後ろで、団子結びにしている、そんで、メイド服、千代ちゃんは栗毛、髪は肩ぐらいまで、中学生、両親とも栗毛、呼んだのは、華憐だけだったんだけど、千代ちゃんは「社会勉強」で、親から了承を得たとか、
「その「ウォータービッグフィッシュ」とは、何なのです?いつかの魔術師との対峙みたいなことでしょうか?」
「気になりますね、華憐さん」
「お嬢さま、わ、私(ワタクシ)は、お嬢さまの身を安じて、は~」
調子狂うな~、協会からの、結構ヤバイ仕事なんだけど、
「大きな魚を対峙するの、その魚を狙って、というか、利用しようとして、何処かの組織が動いてる、その組織達も、迎撃する、ね、お、に、い、ちゃ、ん」
いつになく口調がきついな、撫子、
「そ、そういうこと、な、なで、しこは、あ、頭が、い、いい、な~、なん、て」
「そんな危ない仕事、お嬢さま、帰りましょう、今すぐ」
「ええ~華憐さん、ウォーターフィッシュが~」
「かえって仕事が、ね、お、に、い、ちゃ、ん」
撫子ちゃ~ん、それは、ま~、な、
「五道のおじさんに、言っちゃおっかな~、華憐が、嫌がって、仕事にならないって、さ~」
「くっ、ひ、卑怯、な、いえ、同行しましょう、但し、お嬢さまに、もしもの事があったら、只じゃ、おきません、よ」
「華憐さん・・・・・」
「早くして、時間、ね」
今回は厄介だからな、と、「M16A1アサルトライフル」グレネードランチャー装備セット、と、「RPG-7」ロケットランチャー、弾数三個、クルツも二丁、準備出来まし、た、と、黒いバッグに詰めた、
「では、行ってみよ~!!!!!!」
「は~」
「おーーーーーーー!!!!!!!」
「どうなる、かな」
で、車で海に向かう、波止場、途中、銃撃に合う、
「俺たちが来るまで、絶対出るな!!!!!!」
「お嬢さま、絶対に!!!!!!」
「はい!!!!!!!」
「うん!!!!!!!」
良い返事だ、さ~て、仕事だ仕事、俺たちは、二人ともクルツを二丁ずつ持ち、走り、見えた、黒服の男、銃撃開始、一人二人、まだいた、そこ、クルツを捨てる、華憐も遅れて、クルツを捨てる、
「チッ!!!!!!」
「こ、の!!!!!」
俺はグロックを、華憐はガバメントを、そこの影、銃撃二三、華憐、も走りながら銃撃二三、まだいる、銃撃二三、カートリッジ交換、銃撃二三、銃撃銃撃、華憐が銃撃二三、カートリッジ交換し、銃撃二三、
「車を開けろ!!!!!!をら!!!!!!!」
「撫子!!!!!!!!」
「お嬢さま!!!!!!」
二人走る、車には男が二人、窓が割れて、撫子の腕を、彼女に撃たせたら、俺は、

7-2

銃撃二三、男が一人、華憐も銃撃二三、男が一人、
「大丈夫か!!!!!!銃は!!!!!!!」
「お嬢さま!!!!!!!」
「撃って、ない、こ、怖く、て・・・・・」
人相手じゃ、か、良かった、彼女に人殺し、何て、俺は、
「華憐、さん」
ま、まあ、人数が増えると、だな、よし、これで波止場は片付いた、な、さて、船で行く、か、
「海は良い、けど、な・・・・・」
「点々と、です、ね」
四隻、か、だんだんと、こちらに、だな、
「頭、下げてろよ、撫子」
「お嬢さまも」
「うん」
「はい」
バッグから、アサルトライフルを取り出す、グレネードランチャーをセット、今からが、
「接近してきた、俺は右を、華憐は」
「左、です、ね、了解」
チャライ男共、銃撃開始、銃撃銃撃銃撃、
「調子に乗りやうっ!!!!!!」
一隻撃破、おっと、もう一隻、これは、俺が頭を下げ、銃撃を防ぐフリをする、華憐は気にせず、左を一隻、そして、もう一隻に、グレネードランチャー、で、爆破、生き残りも全て、ライフル弾が、蹴散らす、船は炎上、
「俺たちだって」
と、俺の方に来た一隻の男を、頭から銃撃、そのまま下の奴らをライフル弾で蹴散らす、その船に飛び乗り、
「あと一隻は、俺が、な」
「はい、良、也」
その船で残りの一隻に近づき、グレネードランチャー、爆破、炎上、その中の生き残りも、ライフル弾で蹴散らす、
「さて、と、おおとりに、いきます、か」
「まだいるのですか、弾数は、あ」
そうそう、それだよ、
「撫子、ロケットランチャー、後、弾も」
「うん!!!!!!!」
俺は敵から奪った船に、ロケットランチャーと弾を、で、前に見えて来たのが、ウォーターフィッシュ、だね、
「大きいですね」
「だから、これが、いる、だろ」
千代ちゃん、まだまだ、ね、
「お嬢さまに、そんな物騒な物、見せないで下さいませ」
そう言うなって、付いてきたのそっち、だし、いや、親父さんが、か、あの人は、は~、
俺は、ランチャーを構え、第一射、命中、
「グオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!」
「何だか、可哀想」
「そう、ね」
俺が悪いみたいじゃん、こいつがこっちの世界に紛れた時点で、駄目なんだって、その心も捨て、第二射、命中、吼える声も相変わらず、で、第三射、命中、でっかい魚が海に浮かぶ、血を広げ、
「後は、協会なり聖堂なりが、隠蔽してくれる、と、一見落着、と」

7-3

「これだけ派手に協会やら聖堂とやらは、恐ろしい組織です、ね」
「お魚さん・・・・・」
「そう、ね・・・・・」
千代ちゃんにつられて撫子まで、俺の仕事って、こんなのばっかじゃん、いや、撫子を抱いている俺が、何も言える訳、ない、か、はは、
こうして、ウォータービッグフィッシュ事件は、幕を閉じ、た、が、帰って、何故か、皆で千代ちゃんのお弁当を食べる会と、なった。
「仕事の後の、か、良いね」
「そうですね」
「お嬢さま、余りその男には、近づかない方が、撫子、様、も、いらっしゃいます、し」
「わ、私は、べ、別、に、ふん!!!!!!」
やきもちかな、良いね。
「撫子も、な」
「ま、わ、私より、ね」
と、食べてるし、
「そんな~」
「お嬢さま・・・・・」
苦労が絶えん。
案外俺たち。
いや、そっちの方が。
大変そう。
ですよ。
ね。

8-1

校門で彼女を待つ、その間、女子生徒は「あれが撫子ちゃんの彼氏」だの「かっこ良い、かな」とか、結構な言われようで、学生の頃は「普通より上」くらいに見られてたのに、最近の女子生徒は、厳しいよ、な、おっと、
「なっでしっこちゃん!!!!!」
「ふん!!!!!!」
あれ、何で、
「俺の気持ち、傷付くわ」
「ど、どうせ、女子生徒に、良いように言われて、は、鼻の下、伸ばしてたんじゃ、ない、の」
「かっこいい、かな?だって、どうなんだろうね、ほん、と」
「ほら、やっぱり、ね!!!!!!」
「かっこいい、かな?ってのは、どうなんだろう、が、せ、正解、い、痛い、何か」
「りょ、良也、は、かっこいい、ふん!!!!!!」
年頃の娘ってのはさ、ふくざ、銃撃!!!!!!!俺は咄嗟に彼女を庇い伏せる、
「撫子、怪我は」
「な、ない」
撫子が狙い、か、俺は銃を取り出し、発砲しつつ、車の隅へ、彼女を庇いつつ、
「動くなよ、俺が、な」
「う、うん」
心配するな、直ぐに、って、銃撃が、見えてるよ、壁際、黒服の男、発砲の中、俺は銃撃二三、男を一人、銃撃が、サブマシンガンか、直ぐに銃撃二三、男が倒れる、
「街中だってのに、撫子、無事、か」
「良也!!!!!!」
抱きついてくる彼女、真実を明らかにしたいが、この子と離れるのは、それより、辛い、それは、きっと、撫子も、と、思い、たい、
「大丈夫、俺がいる、さ、帰ろう、俺たちの、事務所、に、さ」
「う、うん、うん!!!!!!!」
笑顔の彼女、この顔、俺の守りたい、
「ちょっとお待ちなさい、その子を私(ワタクシ)に、いえ、部下達が、どう、も、ふふ、その子を依り代に、聖獣「シルフィード」を、召来、私、申し上げたく存知、て、ふふ」
部下、さっきの、が、か、依り代、だと、ふざけて、る、
「誰だ、よ、お、前」
「良、也・・・・・・」
突然、そう、風の如く、現れた、異国の男、
「申し遅れました、私、ヘルゼ・ビュートーと、風の魔術に精通するもので、はい、ふふ」
「ネタ晴らし、余裕って訳」
か、と、俺は銃撃二三、だが、奴の風のシールドの前では、くっ、
「あなた程度では、ね、さあ、その子を、私に」
「良也、私は良いから、ね!!!!!!」
「黙ってろ!!!!!!!」
銃撃を続ける、貫通しない、何より、撫子を後ろに、目の前の敵、俺だけ、なら、だが、
「つまらない、意地、その子を、さあ、ふふふ」
「チッ!!!!!!!」
「はっ!!!!!!」
抱えて逃げ、って、目の前、風使い、が、
「ちょっと、痛い方が、異国の方は、理解するのでしょうか?」
「うっ!!!!!!」
左肩を切られた、血が、
「良也!!!!!!」

8-2

利き腕の方をやればいいのに、こい、つ、わざ、と、
「今度は、ふふふ、そうです、ね~、股の辺り」
「もう止めて!!!!!!私、行きます、行きます、から、だから、だから、うわああああああああ!!!!!!!」
俺の目の前で、手を広げ、撫子、くそっ!!!!!!、その時、
「こんな時間から、しかも、女の子、泣かせてんじゃ、ないわよ!!!!!!」
この声、
「マテリジェント・ウィンフィールド、ああ、あなたに、こんな異国の地で、恐れ入ります、ふふ、ふ」
後ろから来た女、術衣を纏った、金髪のツインテール、「パーフェクトシールド(絶対防壁)」の、そう、火、水、地、風、光、闇、どんな魔術も受け付けない、俺の戦友、高位の魔術師、
「マテリ、頼もしい、ね、はは」
「マテリさん!!!!!!」
「良也、女の子、泣かせちゃ、だ、め、よ、うふっ」
「彼女がいたのでは、ふふ、とんだ、では、夜に、また、ふふふふふふ」
くっ、まだ、諦めない、のか、奴は風の如く、去った、
「俺の完敗、だな、俺じゃ、撫子は、クソッ!!!!!!」
「良也、相手が悪いし、状況も最悪、どうしろっての、よ」
「良也、傷、大丈夫?、痛くない?」
「痛い、けど、まあ、俺の体だし、な」
お前が傷付くよりかは、さ、と、俺たちは、その場を後にした、
「風使いにもってこいの、マテリさん、協会からの依頼、か、そら、こんなとこ、偶然いるはず、ないわ、な」
「失礼ね、私だって、偶には、ね、でも、間に合って、良くは、ない、かな、ごめん!!!!!!」
「何がごめんだよ、もう少しで、俺の撫子が!!!!!!」
「良也・・・・・・」
彼女が手当てするなか、俺は、
「撫子ちゃん、良也の力になるから、心配しないで、ね、ていうか、俺の撫子って、あなた、ね」
あ、つい、てか、そんな目で、いや、慣れてる、けど、さ、ていうか、あれ、扉の所に、あんな紙、げ、手に取って、中を見る、
「ヘルゼからの挑戦状、場所は広場だ、奴の、とっておき、だな、だが、こっちには、マテリがいるし、ね」
「どうかしら、防御壁で、手いっぱい、そもそも、私、それしか取り得ないし、ね」
「マテリさん・・・・・」
「あ、ごめんなさい、良也は大丈夫、私が、守る、から、ね」
「撫子には、って、この子に優しいのは、当たり前、か、俺はクルツで、マテリは俺に合わせて防壁を、そういうこと、で、な」
「私の支援はないのね、ま、私を通す魔術何て、ないんだけど、うふっ」
高位の魔術師、頼りになる、防御だけは、な、心配する撫子を他所に、俺はクルツを二丁、閃光手榴弾を一個、
「これで、俺の勝ち、だ」
「便利屋って、せこいわよね、手段を選ばなくて」
「マテリさん!!!!!!」
撫子が怒ってくれてる、嬉しいな、謝るマテリ、そうして、俺たちは、車に乗る、
「事務所においとくくらいなら、やっぱ、な」
「良也お兄ちゃんの、近くが、良い」
「良也が、って、撫子ちゃんも、ね」
そう、同意の上、さ、何より、パートナー、だから、な、

8-3

俺たちは顔を見合わせ微笑み合う、その姿に、怪しい目で見て来るのが、マテリ、さん、はは、と、出発、で、到着、
「ようよう、ヘルゼ、良い所に、呼び出してくれたなあ」
「それでは、暫し、吸血鬼との、闘園を、ふふふ」
数体か、弾の消費、それとも、マテリ対策、か、
「ヘルゼ、吸血鬼とも手を組む何て、落ちたものね」
「皮肉もいいが、俺が、先、だ!!!!!!」
クルツの銃声、傷を負った腕が痛む、が、吸血鬼どもが塵となる、飛び掛ってくる奴を、蹴飛ばし、マテリを守りながら、クルツが切れた、クルツを放り捨てる、グロックに、銃撃二三、吸血鬼を、銃撃二三、塵と、銃撃二三、もういない、か、
「お前の好きな展開に、なって、きた、な」
「良也、腕が!!!!!!」
傷口が、か、気にする、な、と、苦笑、
「私に何処まで、さあ、良也とやら、来なさい」
「援護を頼む、大体で良い、俺が、殺る」
「分かった、良也、期待してる、わよ」
彼女が微笑む、彼女の防壁は、内からも貫通しない、内側から撃っても、だから、パーフェクトシールド、何だけど、な、
「パーフェクトシールド!!!!!!!」
彼女の声が響く、六角形のシールドが、俺は風の魔術を、防壁の中、銃撃しつつ、走る、何発かは、内側で止まり、数発は、奴の風で切れる、銃撃、銃撃、銃撃、カートリッジ交換、銃撃銃撃銃撃、良い距離だ、
「防壁を外せ!!!!!!」
「了、解!!!!!!!!」
「死ぬ気、です、か?」
ピンを引き、閃光手榴弾を投げる、光、
「一体、何、うっ!!!!!!」
銃撃二三、俺の、勝ち、だ、
「肩が、痛む、な、ちょっと、無理し過ぎた、か、な」
「肩、貸してあげよう、か・・・・・?」
「そこまでは、な、だが、少し休まないと、運転が、な」
「そう、なら、いいんだけ、ど・・・・・・」
私運転出来ないし、と、もうちょっと言い方あるだろうと、
「良也!!!!!!!」
撫子に抱き付かれると、頑張れちゃうんだよな~、俺を見る、マテリの妙な視線にイラッとしつつ、運転して事務所に、
「肩が痛い、撫子、もうちょっと、優しく」
「我慢して、良、也」
「お二人のお邪魔のようですし、そろそろ私(ワタクシ)失礼します、わ、オホホホホホ」
「い、言って、ろ、ったく」
「マテリさん、また、ね」
じゃ~ね~、と、彼女は事務所を後にした。
「マテリの野郎、い、た、た」
「良也、ごめん、ね、私」
「良いんだよ、こんなのいつものこと、さ、ま、仲間は大事、か、な、やっぱ、り」
「う、うん、そ、そうだ、ね」
微妙な返事だな、
「俺がお前を守る、俺の、大切、な、何だ、パートナー、いや、その、な」
「良也、ハッキリしない、ね」
拗ねたような、彼女に、咄嗟に、口づけをする、彼女は驚いている、
「い、いつものこと、だろ」

8-4

彼女から、口づけが返ってくる、俺は、驚かない、そのまま、互いの口内に舌をはわせる、深い口づけ、暫くして、
「事務所は仕事場、続きは、な」
「う、うん!!!!!!!」
家に帰り、俺たちは裸で抱き合った、傷のことなんか、忘れて、
「生理って、まだ、なの、か」
「生理?まだだ、よ」
生理自体、か、
「そうか、まだか、なら、安心」
「そう、なの、良、也」
安心、なのか、な、俺、女性のこと、詳しく知らないんだよな、実は、
「寝よう、明日も学校、だろ?」
「うん、おやす、み」
口づけをし、互いに休む。
明日も学校、か、だが。
女性の体について。
ちょっとは。
勉強を。
な。

9-1

仕事の中には「高位」の魔術師、吸血鬼を相手にする便利屋がある、俺たちは「普通」ランクの仕事しかしない、ていうか、まわっては来ない、まだそのレベルと認められていない、そういうこと、だ、で、今日も仕事をしている訳で、
「撫子、今日の仕事、は?」
「特に、そうね、街の巡回くらい、かな」
「今日は休みもどうぜ、っつ!!!!!!」
扉が突然開くと、同時に、俺は、拭いて、手入れをしていた銃を咄嗟に、構える、黒いコートの女も同時に、ったく、
「恵里香さん、脅かさないで下さい、よ」
「これも訓練よ、訓練」
銀に染めた髪、その髪を一つにまとめた、ポニーテールの女性、それが恵里香さん、だ、撫子ちゃん、こんにちは、とか、驚いている撫子に言う。
「う、うん、こ、こんにち、は、恵里香、さん」
撫子も突然のことで動揺してる、な、こういう感じが、うちの師匠って、感じ、だ、
「また危険な任務、持ってきたんじゃ、ないでしょう、ね」
「あら、よく気づいたわね、正解「アンジュ・レイオ・クロフォード」怪盗キャット、と言われる、変異魔術の使い手よ、ほら、宝石を狙う、テレビとかでも有名で、しょ」
「その人って、高位の魔術師なんです、か?」
そうよ、と軽く言う師匠、っても、そういう厄介な仕事を、俺に経験だ、とか言って、付き合わせるんだから、だが、俺を成長させたい、ってのは、あるの、かも、
「良いですよ、どうせ、無理やり連れて行かれるんでしょうし、ね」
「流石我が弟子、さ、準備に取り掛かりましょう、ね、な、で、し、こ、ちゃ、ん!!!!!!」
「きゃっ!!!!!」
と、師匠は撫子に抱きつく、恵里香さん、撫子の事、気に入ってるから、な、と、そういう訳で、準備に、クルツ二丁、それぞれ持ち、車に、で、狙いの目星がついている、美術展に、警備員さんは外には出ないよう、手配してあるとのこと、そこで、車の中で待機、その時、いきなり警報が鳴り響いた、
「撫子、待ってろ、な」
「う、うん、良也」
「あなた達って、どこまで、って、ま、良いけど」
俺と撫子の仲を疑う師匠、それは置いといて、俺たちは走り出す。
見つけた、そいつは人型の猫の姿であり、右手には宝石を、俺と恵里香さんは、同時に射撃を行う、
「は、やい!!!!!!!」
「当然、高位だから、ね」
ね、って、でも、恵里香さんは、敵が逃げられないよう、誘導するように、撃って、やっぱり、凄い、
「私をてこずらせる何て、あなた達、特に、あんた、やるわ、ね」
あんたとは、恐らく恵里香さんのことだ、ろう、余裕がある、な、恵里香さんはクルツを両方捨て、銀の「M92FS Inox(アイノックス)」を、それで銃撃を、俺も弾が切れ、クルツを捨て、グロックで銃撃、を、銃撃銃撃銃撃、当たらな、くっ、奴が、こっちに、
「いっ!!!!!!」
「良也!!!!!!」
左肩を爪で、いってー、な、

9-2

「大したこと、ないのかし、ら」
爪を舐めながら、アンジュが言う、
「良也、私がアンジュの足を狙う、あんたは援護をしつつ、懐、を」
「聞こえているのだけれど、まあ、良い、わ」
耳も良いのか、変異ってのは、凄い、な、と、思う間もなく、恵里香さんが銃撃を開始する、銃撃銃撃銃撃、カートリッジ交換、銃撃銃撃銃撃、俺も銃撃銃撃銃撃、カートリッジ交換、銃撃銃撃銃撃、そのうちの一発、恵里香さんの弾丸が、アンジュの、足、に、俺は、銃撃二三
「うっ!!!!!!!あっ!!!!!!!」
足に呻く間もなく、俺が、撃った、懐、を、
「良也、なかなかだった、わよ」
「そら、どー、痛た、アンジュの奴・・・・・」
恵里香さんなら、避けられたのだろうか、
「私だったら、避けて、蹴りを食らわせてたけど、ね」
やっぱり、師匠は、強い、な、改めて、感じる、その後、中にいる警官に、アンジュの手の中の宝石を渡し、無事終了、
「撫子、待ったか」
良也、と、撫子が飛びついてきて、抱きしめ、る、
「良也、肩・・・・大丈、夫?」
「大丈夫よ、撫子ちゃん、良也は、良い体してる、から」
フォローになって、ない、と、思いつつ、痛みに耐え、運転をして、事務所に、が、途中で恵里香さんがビールとおつまみを、俺は無理やりつき合わされ、だが、撫子のことを思って、俺が途中で帰ってもらった。
「恵里香さんには、まいどまいど、な」
「でも、良也が無事で、良かった」
撫子は優しいな、それに比べて、恵里香さんは、俺の傷なんか気遣いもしない、飲んで騒いで、ったく。
「恵里香さんのよう、な、人になるには、まだまだ、だ、けど、な」
「良也は強いよ、私が言うんだもん、だから、ね」
「ありがとう、撫子」
微笑む彼女に口づけを、そうして、互いに口内で舌を這わせ、
「続きは、家で、な」
「う、うん!!!!!!」
良い返事を、撫子が。
俺もいつか、恵里香さんの。
よう、に、俺は。
撫子を、守り。
守って。
な。

10-1

「魔具、ドラゴンアーム(竜の手)炎をはく、右手、か、厄介そうな相手、だ、な」
魔具とは、魔術装備のこと、装着者に、力を与える、
「それで私が呼ばれたのでしょう?ま、協会に回収さてるんでしょう、けど」
そう言わないでよ、マリア、ターゲット名は「ロミオ・カーチス」
「良也だったら、大丈夫だよ、ね」
そう上手くいくのかな、
「魔具をどこで手に入れたか知らんが、気をつけるに、越した事は、ない、よ、ね、な、で、し、こ、ちゃ、ん」
「子ども扱いしないで、よ、ふん!!!!!!」
「あらあら、怒らせちゃって、良也、謝った方が良いのでは、なく、て」
そうそう謝るかって、の、と、思いつつ、怒る撫子を他所に、準備を始め、る、俺はクルツ二丁を、準備を終え、車で出発、廃墟に到着、
「撫子、絶対動くな、よ」
「う、うん!!!!!!分かった!!!!!」
「良也相手だと、可愛いのに、ね」
マリア、そう言うなって、と、俺たちは、車を離れる、
「ロミオ、いるなら出てこい!!!!!!」
クルツをぶっぱなし、相手を呼ぶ、と、いきなり火炎が、チッ、と、俺もマリアも、避け、つつ銃撃二三、投合剣を、だが、奴の赤い竜の腕で弾かれる、
「僕の腕を回収しに来たのか、殺し屋、さ、ん」
「じゃなきゃ、お前となんて、な!!!!!!」
銃撃銃撃銃撃、腕が邪魔だ、な、
「あの腕の装甲も、ですね」
マリアが言う、その間も銃撃銃撃銃撃、クルツが切れた、二つとも、放り捨てる、グッロクに切り替え、銃撃銃撃銃撃、マリアもその間、投合剣を、だが、奴は腕で弾き、火炎放射を、
「どうした、その程度、か、ふふ!!!!!!」
奴が嘲笑うかの、ように、
「マリア、動きだけでも、何と、か!!!!!!」
銃撃しつつ、カートリッジ交換、銃撃銃撃銃撃、
「分かりました、では、いきますよおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」
素早い投剣、何十、何百、何千、奴の体にも数本刺さる、だが、まだ、腕の装甲で、何とか、立って、そこに、俺は、銃撃二三、
「がはっ!!!!!!!」
奴が倒れ、る、
「俺の勝ちだ、な」
「私もお忘れなく」
俺たちは、魔具を回収し、車に、
「撫子、終わった、ぞ」
「良也!!!!!!!」
抱きついてくる、彼女を受け止める、
「見てられませんわ、ね」
溜め息交じりのマリア、そのまま、車で事務所に、で、途中で買ったビールで、祝杯、勿論、撫子は、ジュース、で、その後、彼女は、事務所を後にした。
「二人だけに、なった、な」
「う、うん・・・・・」
俺たちは、口づけを交わす。
互いの口内に舌を這わせ、る。

10-2

「続きは、な」
「う、うん!!!!!!」
良い返事、だ、な。
この子の。
為、に。
俺は、強く。
もっと。
な。

11-1

「面に張り付いて、ナイフでグサリ、か、厄介な相手、だな」
高位の吸血鬼、だ、協会も、俺を使える、と、思った、か、
「高位の相手、大丈夫、なのです、か・・・・・」
華憐も以前の、吸血鬼退治の経験から、
「まるで「ヤモリ」です、ね」
って、千代ちゃん、学校は、
「クローチェ・ド・サンデラ、通称ゲッコークローチェ、ゲッコーは、英語で「ヤモリ」」
撫子は偉いね、紙に書いてある通りだけ、ど、
「千代ちゃんの弁当食べたら、決行だ、良いな、気を緩めるな、よ」
と、弁当を食べ、クルツを二丁ずつ、敵は名のある吸血鬼、同志もいるだろう、から、な、で、車を出す。
「撫子、この辺り、か・・・・・」
「ここの廃墟で合ってると、思、う」
「撫子ちゃんって、偉い、ね」
パソコンで見ている、撫子を、千代ちゃんが、褒める、
「お嬢さまは、音楽の才が、あるじゃ、ありません、か」
フォローをいれる華憐、ま、この仕事では、役には、な、
「撫子、いざとなったら」
「分かってる」
銃を握り、撫子が、
「お嬢さまを、頼み、ます、撫子、様」
撫子は、複雑な表情を、ま、撫子じゃ、な、と、思いつつ、廃墟に二人、クルツを二丁ずつ持ち、
「クローチェ!!!!!!!いるのか!!!!!!!」
銃をぶっ放し、様子を、
「シャアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!」
来たな、と、俺は、銃撃銃撃俺、一体目が塵と、なる、華憐の方も、銃撃銃撃銃撃、塵と、なる、
「そこ!!!!!!!」
「遅い、です!!!!!!」
銃撃銃撃銃器、弾が切れ、クルツを、放り捨て、グロックに、銃撃銃撃銃撃、華憐の方も、クルツを捨て、ガバメント、で、銃撃銃撃銃撃、
「ケケケケケ!!!!!!やるね、お二人、さん!!!!!!!」
数も減った、ど、上、か、銃撃銃撃銃撃、一発、ナイフで弾かれる、ナイフ、クローチェ、か、
「クローチェ!!!!!!!」
「俺を知ってるのかい!!!!!!!」
「良也!!!!!!!」
華憐も銃撃を、だが、ナイフで、弾かれ、る、奴が、俺に目掛けて、接近を、銃撃銃撃銃撃、カートリッジ、交換、銃撃、ナイフで弾き、俺の懐、に、チッ!!!!!!!、ナイフを銃で受け止め、蹴りを、奴は避け、華憐が銃撃銃撃銃撃、カートリッジ交換、銃撃銃撃銃撃、奴は弾を弾きつつ、上に横に、張り付いて、だが、俺たちを、甘く、
「華憐!!!!!!!!」
「分かっています!!!!!!!」
華憐が銃撃を、奴は余裕で避けて、だが、そこは、
「うっ!!!!!!!」
銃撃二三、俺たちの、狙いの場所、だ、奴は、次に移ろうとした場所の途中、左に飛んだ所、で、塵と、なる、
「まだまだ、だ、な」
「そうでしょう、か・・・・・」
な、何だよ、その目、は、わ、分かってる、よ、お前のお陰だって、くらい。

11-2

こうして、戦闘は終わり、事務所で祝賀会を、撫子と千代ちゃんはジュース、華憐も、運転に差し支える、との、で、二人は帰り、俺と撫子だけとなった、
「今回は運が良い、な」
「そう、だね、良也、怪我、してない、もの」
歯がゆそうに、撫子、が、言う、
「ふははははははは!!!!!!馬鹿だな~、俺だけじゃ、な」
「え?」
「お前の、撫子の情報あっての、だろ、気にする、な」
「わ、私は、べ、別、に」
華憐に焼きもち、か、撫子らしい、
「俺は、戦闘、撫子は、参謀、だろ?」
「そ、そうだけ、ど、わ、私、だって、そ、の」
「良いんだよ、俺は、そのまま、で」
「そう、か、な、・・・・・」
納得いかなげ、だな。
「俺が、守る、だから、さ」
「う、うん!!!!!!」
少し元気になった、
「俺が守る、だから、な」
と、俺は、撫子に口づけを、する。
「う、うう」
口内を、舌が、這い、撫子が、甘い声を、
口づけを終え、
「続きは、な」
「う、うん!!!!!!」
笑顔になった。
俺が、これからも。
俺が、守って。
守って。
な。

12-1

「「ドラゴニク・シェア・ハンドラ」竜使いの高位魔術師、か、勝算は、あるのか、な、ね、撫子ちゃん」
「相手が相手だけに、どう、かな・・・・」
「その為に、私たちが呼ばれたしょう、良也」
「そうでござるよ、だが、正直な所、竜という、のわ」
マリアと麗華は不安そう、
「何心配してるのよ、このマテリ様がいるのよ、勝算はある、わ」
マテリはいつも通りだ、な、
「私たちがいるアル、良也・・・・」
中国娘、李美鈴(リー・メイリン)彼女もまた、いつかの戦友である、カンフーと気功波を駆使して、な、
「はい、え、街で、はい、了解」
携帯に連絡、奴が動きだした、ということは、
「準備に取り掛かる、犠牲者が増える前に、な」
「うん!!!!!!」
撫子の良い返事、俺たちはそれぞれ、武装を、俺は短機関銃のクルツ二丁、「RPG-7」三発を、閃光手榴弾も、黒のバッグに入れ、で、車で現場に、
「白い竜、ホワイトドラゴン、か、高位の魔術師ってのは、全く・・・・」
竜が人を食い裂きながら、吼える、
「撫子、車の中から、出るな、よ、良いな」
「良也・・・・」
そう心配するなって、な、
「撫子ちゃん、私たちがいる、から、ね」
「そうでござるよ、撫子殿」
「私のシールドは、完璧、よ、うふっ」
「私もいるアル、撫子ちゃん」
、竜の頭に乗っかってるのが、ドラゴニク、だろう、よ、クルツを竜に向かって銃撃する、
「俺の竜を、そんなちんけな弾で、お笑い草だな、諸君、ここには、巫女がいると聞いて、俺は来たのだが」
巫女、撫子のこと、か、ともあれ、光属性の竜、流石だ、な、
「では、これでは、どうでしょう!!!!!!」
マリアの投合剣、幾百、幾千、だが、
「効かぬと言っている!!!!!!」
光の攻弾、マリアは避けて、俺もクルツを射撃射撃射撃、
「足はどうか!!!!!!!」
麗華が足を狙う、が、堅い、
「これならどうアル!!!!!!」
気功波、美鈴が、だが、
チッ、クルツの弾丸が切れた、バッグの中を探る、竜が俺を目掛けて、光弾を、だが、シールドに守られ、
「マテリジェント・ウィンフィールド、お、わ、す、れ、な、く、うっふ」
マテリ、頼もしい、ね、俺は、RPG-7を、用意、発射、弾丸は竜に当たり、吼える、
「こっちですわ!!!!!!」
マリアが陽動を、その間に、もう一発、吼える竜、
「何て堅い、だが、ここわ!!!!!!」
「通させない、アル!!!!!!」
最後の一発、だが、竜の装甲を物ともしない、
「無駄だ、だが、酔狂ではある、巫女の居場所をはけば、許してやらんことも、ない、が、な」

12-2

「私なら、ここに、います・・・・」
銃を手に、な、で、し、こ、
「ほう、こんな小さな少女が、だが、巫女には、変わりない、か」
俺は、胸元からグロックを、撫子の前に出て、奴に構える、銃撃銃撃銃撃、
「目を狙われたら敵わん、竜よ、巫女と男を離せ」
竜が吼える、俺は動じない、撫子を、渡して、なるもの、か、
撫子を引っ張り、銃撃銃撃銃撃、カートリッジ交換、銃撃銃撃銃撃、光弾が、だが、マテリのシールドで守られる、
「良也、私、囮になる、だから、ね・・・・」
「撫、子、俺は、そう、だな、まだ、ある、な」
閃光手榴弾、奴が尤も近くなる距離、それは、
「お別れの挨拶は、済んだか、な、良也、と、やら」
「俺のじゃない、お前のお別れが、な・・・・」
撫子が、俺の後ろから、出て、くる、
「良也!!!!!!!」
「良也殿!!!!!!」
「良也!!!!!!!」
三人の声、撫子が奴の元へ、竜の頭が下がり、奴が、その、瞬間、閃光手榴弾、奴が自らの目を守り、銃撃二三、奴は撃ち抜かれ、倒れる、竜も咄嗟の事に、のたうつ、
「ここまでは、か、な、後は・・・・」
「良也・・・・・」
この召喚された、ホワイトドラゴンを、だ、な、その時、
「我の出番と言う、訳、か、久しいな、皆の衆」
この声は、あのドラゴンを羽交い絞めに、
「森淵の主様!!!!!!」
マリアが叫ぶ、
そのカブトムシともクワガタ虫ともとれる、その巨体、自然霊と崇められる、いつかの出会いの、主、
「良也、目を撃て、こちらとて、相手が相手だ」
チッ、俺は銃撃二三、竜の片目を撃ちぬく、
「はああああああああああああ!!!!!!!!」
その白き竜は光弾を、目のせいで何処かしらに、その心の臓を、、声と共に、貫く、
「す、凄いで、ござる、な」
「いつ見ても、です」
「これが自然霊の力、ね」
皆、その「力」に見とれていた、戦闘の終了後、主様は、森に帰り、俺たちも、で、祝宴会、
「撫子、無茶をするなよ、俺がどんだけ心配したか、な・・・・」
「良也は心配しすぎ、でも、今回は、少し」
「良也、撫子ちゃんがいなかったら、今頃、ね」
「そうでござるよ、良也殿、撫子殿の勇気あってこそ、で、ござる、よ」
「良也は、私たちより、撫子ちゃんが一番アルから、ね」
「私たちの心配も、ちょっとはしなさいよ、ね、ね~、な、で、し、こ、ちゃ、ん」
俺は、そうからかいを受け、それでも、やっぱり、撫子がいなくなるよりかわ、と、安堵した。
祝宴会が終わり、皆が、帰り、俺と撫子だけとなった。
「良也・・・・」
いつもの奴か、仕方ない、
俺は口づけをする、口内で舌を這わせ、俺たちは、

12-3

「撫子、家で、な・・・・」
「うん!!!!!!!」
この子を大事に。
この子を守る。
俺の大事な。
彼女を。
大事に、と。
俺は、俺自身に。
約束する。
俺は。
な。

便利屋村井2

便利屋村井2

  • 小説
  • 短編
  • アクション
  • 成人向け
更新日
登録日
2016-06-22

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  16. 12-3