あの丘へ

呼んでいる

新緑の朝 窓から見える小さな丘

君の小さな手をにぎり

零れる光を求めて 歩く

さやさやと木々のみどりたちが
揺れている

幹のすき間から柚子色のひかりが
君の頬を照らす

呼んでいる

風の波にのりながら
零れる光を求め

木々の囁きを聴いている

あの丘へ

あの丘へ

  • 自由詩
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-06-14

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