中二の恋って二次元から始まる
文章力が無く読みにくいとは思いますが宜しくお願いします!
―今の所― プロローグ~1章 次回から2章 黒白(ブラックホワイト)篇
-プロローグ-
現代の日本は『アニメ』『マンガ』等のいわゆる二次元で出来ていると思う。アニメの中に入りてェー。異世界に行きてェー。彼女欲しいー。等と思っていた―
1章 -0- アニメ
俺の名前は小林英希。特技も特殊能力も無いどこにでもいる中学生。でもアニメやゲーム、マンガが大好きでいわゆる『ヲタク』という属性なのであろう?だ。
「おーい 小林~明日土曜だろ 部活も無いし遊びに行こうぜ~」
同じ部活の幸村が喋りかけてきあがった··· だが
「残念ながら俺氏、今日から徹夜で『byネシ』のアニメを見直すのさっ」
『byネシ』とは原作が大人気マンガでアニメはもちろんゲームにもなっている超大作だ。プラス、ヒロインの『エリーザ』が超可愛い!マジ可愛い!俺の嫁的な感じだ。
「はぁ~」
溜め息をつくなうっとうしいな。
「またエリーザちゃんだろぅ?本当好きだな。俺というたった1人の友達を大事にしろよ!二次元もいいがリアルが一番だからな。」
「バカか?お前!?」
俺も言い返す。
「俺にはアニメのキャラがいる! それが友達だ!」
決まった 絶対決まった 周りにいる奴らが俺を見ている。今日のヒーロー 俺か?
「!? じゃあ俺帰るわ」
おい···って 何だよ? その後俺は近くの奴らの笑い者にされた···
1章 -1- バ●ス
いつものように 一人歩く帰り道 こんな時ほんわかな皆に会いたいな···。俺の場合皆って誰だ? エリーザか? それじゃあ皆じゃなくね? 等と考えながら学校を出てすぐの階段を登っていると···珍しげな物が
「石か?すっげーきれいな青色だし誰かの落とし物の宝石か何かか?」
当然俺は宝石とか分からんし···というか宝石かも分からん。
「!?」宝石らしき物を見ているといきなり光だした。 おいおい滅びの呪文も唱えてねーのによ ラストの大佐の気持ちが分かる···
1章 -2- 異世界召喚?
まぶしい光に巻き込まれたと思うと、俺はどこかの塔の上的な所に立っていた。どうなってるんだ?今学校の帰りで階段登ってて··· ヤバい自分の置かれている状況が分からん··· というか。ここどこだ?立ち上がって周りを見ても見たことのない場所だ。まてまてマジでどーなってんだ?あの石か宝石か良く分からん奴のせいでここにいるのか?周りを見た所、最近流行りの異世界召喚っぽい。ヤバい超嬉しい。いやいやそんな事を言っている場合では無い··· まず周辺で話でも聞くか。俺は塔の階段を最後まで降りて外に出ると気がついた。何故気が付かなかったのだ?この世界は···
1章 -3- 危険
俺はここがどこか分かった。ここって『byネシ』の世界?この作り込まれた中世ヨーロッパ風のファンタジー溢れる世界観!ファンの俺が見間違えるはずがない!ヤバいテンションMAX!!じゃあここがbyネシの世界なら彼女がいるのかもしれない?じゃあ王都に行って探して見るか~。でも···道が分からん。今まで上がっていたテンションが滝下りだ···これからどうするか。考えられない位パニクっていたのだろう。広場のベンチに座って考えていた。
「おい」
誰だ?顔を上げると、体のデカイ男だった。俺を助けてくれるのか?何か聞きたい事があるのか?
「悪いな俺この辺分から···」
「そうじゃねー」
何だよ?人の話を最後まで聞け。
「金目の物をだしな さもないと···」
男は何かを出した。そして俺は一瞬で分かった! 『バタフライナイフ』
1章 -4- 救世主
金目の物を出せとバタフライナイフを突きつけられている状況だ···ヤバいどうする?俺戦え無いし、装備も無いし必殺技も魔法も使えん。
「どうしたんだ~早く出せよ?死にたいのか~」
死にたい奴なんているわけねーじゃねーかよ?と言っても、戦え無いし金目の物も無い。最悪だ···そうだ!助けを呼べば良いじゃねーか!何故気が付かなかった?そこまでパニクってたのか?
「ニヤニヤ何笑ってんだよ?」
男が気持ち悪そうに聞いてきた。ヤバい笑いが止まらん。それから俺は助けを求める為大きな声で、
「すいませんん!!誰か助けて下さいィィ」
このまま助けを待てば、きっと誰かが。
「フフフフ バカだろお前?」
「何がだ?今さら後悔しても遅いな もうちょっとで助けが···」
「この俺様が誰か分かってるのか?」
知りたくも無いことを言ってくるじゃねーかよー
「俺様の名前はガトゥー この辺では唯一魔法の使える暴れ者だ。」
今さら自己紹介?自分で暴れ者って··· 魔法?だったらバタフライナイフいらなくね?こいつ、ちょっとヤバいかも。
「まだ分からんのか?魔法で周囲からはここは見えないようにしたし音、声も聞こえないようにした」
へ~魔法って便利だな~ってそうじゃねー。最後の切り札だったのに···ここで死ぬのか?
「さあ 諦めて出せば帰してやるから」
こうなったら···
「すみません 俺何も持ってないです いや本当リアルで本気でマジで!」
「ならいい 口封じだ」
即答~ヤバい本当に死ぬ。死んだらタイムリープする設定とか無いよね?終わった···俺がそう思った瞬間
「そこまでよ」
その声は天使の声のように聞こえてきた。
1章 -5- ツンデレ
何故俺が見える?多分男も思っているはずだ。
「あの弱い魔法は破らせて貰ったわ。大人しくしなさい 『切り裂きガトゥー』」
この少女は誰なんだ?魔法使い方か?
「何なんだ?てめーは!?」
男も同じような事を思っていたようだ。
「まずそこの人質を解放してちょうだい。」
「ふざけんなこの女ァ」
ヤバいガトゥーが少女に切りかかった!?
「シャイン!!」
まぶしい!?一瞬光ったと思うと、ガトゥーが倒れていた···
「君がやったの?」
「そうだけど」
あっさり答えられた···可愛いな。
「あまりチラチラみないでくれる?」
ちょっと心に刺さったが、ツンデレだよ。ツンデレ。
「ったく~私が来なかったらどうなっていたのか?じゃあ気を付けるのよ」
「ちょっと待ったァァ」
急いで止めに行った。
「何?早く行きなさいよ この辺は危ないのよ!」
「さっきはありがとう 君がきてくれなかったら今頃俺は···」
「別に助けるつもりは無かったんだからね」
少女はプイッと顔を横にしそう言った。やっぱりツンデレ最高ォォ。
1章 -6- 少女の名
「で 他に要件は?無いなら行くわ」
あっさりし過ぎだろ~?でもそこがいい。いや、そうじゃ無く。
「俺···小林英希!君は?···」
さすがに不味かったか···俺女子と喋った事ねーからな。
「えっ私?私は···レベッカ」
すごい驚きようだ。これが『デレ』か?まあいいか。
「あなたはどこからきたの?」
「俺は···」
どう説明すれば良いんだァァァ?
「ちょっと大丈夫?英希?もしかして分からないの?」
そうじゃ無い、説明出来ない。
「ええーっと まあその話は置いといて」
遂にあれを聞く!
「ここって『byネシ』の世界!?」
「ばいねし?何それ?」
え··· マジで···
1章 -7- この世界
「違うのbyネシの世界じゃ無いの?」
「そうよここは『アルバニア王国』王都よ」
俺はとんでもない間違いを···
「落ち込んでるところ悪いんだけど···魔王軍について何か知ってる?」
魔王軍?初めて聞く。
「魔王軍って?何かあったの?」
「えっ知らないの!?」
当たり前だ今来た所だからな。
「漆黒の騎士ブラックホワイト···彼は闇の力も光の力も使うことができる···」
「何かポケ●ンであったような名前だな。」
「何を言ってるか分からないけど、私はこれから行かなければいけない所が···」
「待てよ。俺もつれてってくれないか?」
「何言ってるの無理に決まってるじゃない?」
「ブラックホワイトを倒すんだろ?仲間が多い方が良い。さっきの恩返しだ!」
「···分かったわ···これからヨロシクね、英希!」
「おう、レベッカちゃん!」
「調子に乗らない!」
こうして俺の異世界LIFEが始まった。
中二の恋って二次元から始まる