58

山田

夜がくる
ぼくの世界に夜が
やってくる

高いビルたちに
夕焼けを反射させながら夜が
やってくる

白い世界はいつか終わり
またはじまる
その繰り返しの中で失うものを
愛と読んで泣いているだけ

きみはずるいね

そうやって何も持たないで
生きて いくの

ぼくをぼくの毎日を
ひとりぼっちにして
いつかいなくなるんだね

夜 ぼくの夜
ぼくだけの夜
君を連れにやってくる


20160608

58

58

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-06-09

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted