少年よ
野山駆け巡る少年は
まっつぐだけれどなんでも出来た
周りの声が嬉しくて
なおひたすらにまっつぐだった
そんなおれがおおきくなって
なんども折られた脛と腱
周りの声が鬱陶しくて
それでもまっつぐ歩きたかった
あの、きらきらしたもの。
この眼は
開けても閉じても見えなくなった
無能を取り繕う奴になろうとは
あのころ思いもしなかった
少年よ
野山駆け巡る少年は
まっつぐだけれどなんでも出来た
周りの声が嬉しくて
なおひたすらにまっつぐだった
そんなおれがおおきくなって
なんども折られた脛と腱
周りの声が鬱陶しくて
それでもまっつぐ歩きたかった
あの、きらきらしたもの。
この眼は
開けても閉じても見えなくなった
無能を取り繕う奴になろうとは
あのころ思いもしなかった
少年よ