幻想のエクスカリバー
これは、極普通の中学生の物語り
少年桐先冬馬が歩いていた。
部活の帰りだった剣道をやっていた。そこそこ強い方だった。
そして水溜まりに落ちてしまった。
「うわー~~~~~~」
普通だったらこんな叫び声をあげはしないだろう。
冬馬が目を開けると、そこには幻想的な風景が広がっていた。
「なんだこれ!?」
どこからか、女性の声がした。
「ここは死後の世界幻想世界」
そして女性が現れた。
「ここに来たってことはあなたも死んだってことね。」
「何言ってるんですか!あんた!俺は水溜まりに落ちただけで、死んでませんよ!」
冬馬が答えた。
女性が言った。
「その水溜まりで死んだとしたら?」
「だから俺は死んでいない!」
「諦めの悪い子ね!眠りなさい!」
そして女性は1本の杖を取り出した。
「ハァーァ!」
なんと、その杖から赤い光弾のようなものが出てきてこちらを攻撃している。
「ちょ!これ何!?」
女性が答えた。
「これは、赤射の杖といって赤い光弾をとばして攻撃する武器よ!あなたには悪いけど、眠らせて記憶を見せてもらうわ!」
「ふざけんな!こっちも武器っていったら剣道の竹刀しかない。よし!これで戦ってやる!」
そして冬馬は剣を構えた。
そして冬馬は光弾を避け女性の方へすすんでいった。
そして竹刀で当て身をしようとしたその瞬間竹刀が片手直剣に変わった。
「危ない!」
その心配はいらなかった。女性が瞬時に杖で自分を守っていた。
「ふう~助かった。」
「その・・・ごめんなさい!」
冬馬が謝った。
「いえこちらこそ、いきなり攻撃してごめんなさいね」
女性も謝った
女性は名乗った。
「私は赤流寺怪(あや)何百年か前に死んだ人間よ。」
怪が尋ねた。
「あなた名前は?」
「桐先冬馬です。よろしく」
「ところであなた、ここに来るとき地獄のようなものが見えなかった?」
「いえ見えませんでしたけど?それが何か?」
「普通だったら地獄を通るのだけれど。おかしいわね。そういえば魔王が現世の少年少女と集めてるっていう噂を聞いたわ。でも魔王はこの世を征服しようとしているから戦う必要があるわね。さっきの剣はいつでも使える?」
「ええ多分」
「剣に名前をつけると真の力を発揮するらしいわ。」
「よし!名前は聖剣カリバーンにしよう」
「カリバーンいい名前ね」
そして二人は旅に出た。
怪が突然言った。
「魔物の館に行って剣士やら魔法使いでも仲間にしない?」
冬馬が答えた
「別に良いですけど手に負えなくなったときのまめに修業を少ししましょうよ。」
「それもそうね。」
怪はふと思いついた。
「そういえば次行く町の旅館の女将さんが、戦う女将っていうあだ名を付けられていたわ。その人に修業を付けてもらったらどうかしら?」
「それ良いですね!」
一方旅館では。
「女将~これ手伝って下さいよ~~~~~~」
すると若い女性の声が聞こえた。
「ちょっと待ってね今槍の整備しているから」
冬馬達もちょうどその旅館に到着した。
「あの~すみません。この旅館に泊まりに来ました。」
すると女将が光の速さで出てきた。
「いらっしゃいませ。天井旅館へ、私女将の天井院鞘(さや)と申します」
「あなたが戦う女将ですか?」
「はい。そうです」
「何かイメージと違ったね」
怪が答えた。
冬馬も思った。
「でも修行ぐらいは、手伝ってくれそうですね」
「じゃあお願いしよっか」
「そうですね」
「修行?何の事ですか?」
そして冬馬たちは事情を説明した。
「良いですよ。でも条件があります。私をその旅に連れていくことです。」
「別に良いですよ。」
「じゃあまず修行しよっか。」
「はい!」
「じゃあ私の武器を説明しよっか。この槍は聖天愴ブェルデと言うの。能力は聖獣召喚よ」
「どんな聖獣が出せるんですか?」
冬馬が質問すると、鞘が答えた。
「聖犬とか?かなぁ」
「そうですか。じゃあ宜しくお願いします!。俺の武器の説明をします。この剣は聖剣カリバーンといって剣道の竹刀から変形します。何故かはわかりませんが。特に能力はありません。」
「へぇーそうなんだ。見たところ属性は光だね。」
冬馬が聞いた。
「属性って何ですか?」
怪が答えた。
「この世界には、武器に属性が付いているの。
私の赤射の杖は火属性。他にも水や雷や重力、闇、光があるの」
「ふぇー」
「何その無関心デスヨーみたいな顔」
「あはは〰」
笑って誤魔化した。
そして戦いが始まった。
実力はほぼ互角。だが鞘が押し始めてきた。
その時。
「ウォー!ギガトンテイル❗」
幻想のエクスカリバー
そして少年は、剣を振るいそして冒険に出た。