今日は暑い
今日はすごく暑かったので、ペットボトルの水を飲み干した。汗でシャツが張り付くのが気持ち悪い。シャワーを浴びたい。早く帰りたい。今日はどうだろう起きだしているだろうか少しでも活動する気になればいいのだが、知識が無さ過ぎてどう接すればいいのかわからない。先輩達はどうして元気なんだろう。順調に終わればあと5時間だ耐えなければ。今日の夕飯はどうしよう考えることが多い。外食でもいいけど外に出るの嫌がるだろうな。
「ただいま」
「おかえり」
今日は機嫌がいいようだ。しかしあまり刺激しないでおこう。しゃべりかけるのはやめよう。早く夕飯を作らなければ。一生養っていければいいけど僕は心配だ。僕が死なない保証なんてない。
「なあ―僕が死んだらどうするんだ?」
「うるさい…話しかけないで」
間違ってしまった。なんでも刺激になるから気をつけなくてはならない。僕が死んだときの生活に困るから働けよという意味じゃないのに。だめだ。今日は物を壊されるかもしれない。自傷行為だけはしないのが救いだ。もし死んでしまったら僕はどうなるかわからない。救えなかった悲しみとかそういうことじゃなくて僕の何かが終わるような気がする。君が生きていることで僕は何かを保っている気がする。死んでみないとわからないけど。
「ねえ早く飯作ってよ」
何で夢を見れるんだろう。こんな絶望的なのに。僕の常日頃から感じる足りなさをこいつは持っていると言うのだろうか。なぜ僕はこんなに執着するんだろう。何かを求めるように行動を注視してしまう。生きていることが幸せだと言っていた。「僕は生きていることが幸せでたまらない。」強がりじゃない、こいつは本気だ。僕だから言えるのかほかの人にでも言うのか僕にはわからないけど君は誰とも違うことに悩んでいたから僕にしかいってないんだろうと思う。
「今日はおいしいだろ?」
「ふつう」
今日はチャーハンがうまく作れた気がする。相変わらずパラパラには程遠いが。僕はこの生活があれば何も要らない。僕は男だがケーキが好きだ。こいつも好きだ。食べたいから明日買ってこよう。甘党な男が可愛いと言われるのは解せない。気持ち悪いだけだ満面の笑みでショートケーキをほおばる男など。君はこの考えを超越した新しい考えを出してくれるかもしれない。また期待してしまった。僕はこの期待をプレッシャーがかからないようにいつも隠している。もしかしたら僕が君を邪魔だと考えていると勘違いしているかもしれないがフォローする気はない。彼が羽ばたくのを阻止するつもりなどないからだ。
「風呂はいれよ」
「ん」
なぜか根拠のない自信でこいつが答えを見つけるのではないかとおもってしまう。やつなりの生きる意味や幸せや本当の喜びを。
今日は暑い