いつか君のいる場所へ

君がいなくても季節は巡る

一緒に笑っていた時間より
隣に君がいない時間が長くなる

傍らの空間が虚しくて
もう一度君に会いたい

君は僕を見ていてくれるだろうか?
いつか僕が逝くまで待っていてくれるだろうか?

その時は…

もう一度一緒に笑おう
僕の隣で笑う君が恋しい

君ができなかったこと
君が過ごせなかった季節

全部僕が話してあげる
君の笑顔が見たいから

だから僕は歩いていく
君がいない寂しさを感じながら

君の分まで僕は独りで歩いていく
きっと君が見ていてくれると信じて

きっと君は待っていてくれるから
再会したとき君に叱られないように

君がいない季節をしっかり歩いたと
胸を張って言えるように

待っていて

独りで歩く寂しさは
君に会ったとき楽しい思い出に変わる

もう一度僕の隣で笑って
あの頃のように一緒に笑おう

いつか君のいる場所へ

いつか君のいる場所へ

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-05-23

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