生きねばならぬ

負けてなんかいられない。

一時の感情のために、負けてられない。

私達が生きる上で、様々な困難があるだろう。
屈辱もあるだろう。悲しみもあるだろう。

しかし君、負けてはいられない。
負けたら負けっぱなしだ。ここは馬鹿になれ。笑をとって乗り切るのだ。

君、一時の恥のために、死ねるかね。
そうじゃないだろう。悲しみはごまんとあって、その中でも我々は恵まれているはずだ。

一番辛いのは、愛する人との別れのみ。

君、自分が辛いからって、逃げちゃいけない。
怒るな怒るな、馬鹿馬鹿しい。
そんな相手に何の価値がある。
比べるなんて陳腐なものだ。

君、生きるのだよ。
何があっても、生きるのだ。
悲しみを超えていけ。馬鹿になるのが肝心だよ。

君よ、生きるのだ。
負けてなんかいられない。

君よ、生きろ。

生きねばならぬ

身近な幸せを聞いた後で。

生きねばならぬ

君よ、生きるのだ。

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 青春
  • SF
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-05-20

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