月の輪熊

亀梨 伊織

⊂(^(工)^)⊃ (´(ェ)`) (´・(ェ)・`)

=この世で最も迷惑な贈り物=

正義感に溢れたきみは、月の輪熊の母だった。
大きくて、勇気を目一杯、匂わせていたよ。
 きみはある日、子熊たちを穴蔵に置いたまま、忽然と狩りに出掛けてったっきり、帰って来なかった。
 そのうち、お腹を空かした子熊たちは
一匹、また一匹と、自発的に旅に出て行ってしまった。
《ワタシハ、ヒトリ、ノコッテ、グミノミヲ、ショクシマス。》
“きみを想ふ”
言葉を実直に受け取ってしまうきみに、
《ワタシハ、イツモ、ハンゲキサレ、ココロノムジュンヲ、サラケダスマエニ――――》
 顔面を正面から押すように、ひっぱ叩かれて、面食らっていた。
 ハートは硬く、けれど透明なプリズムで出来ていて、屈折した気持ちなりに、虹色の輝く光を送っていたりもする。
 求める事を止めた。
わたしの使命は、爪で土を内側から研ぎ穴蔵にを巨大な根城にする事。
 そんなわたしに、欲しいものが、出来ました。
たったのひとつ。
 時々穴蔵から望む遠きに毛色の変わった熊を見掛けるようになりました。
 どうしても、欲しいんです。
そン子の事なんて、でんでん、解らんのにね。
《ワタシハ、モウ、オトナ、デショウ。》
 やんちゃな好奇心を、お遊戯にして代えていた、幼い頃とは違います。
 野心の無い熊は、ただの熊。
昔の人はいいことをいう。
 けれど、誰だろうとも、とどのつまり、ふんづまり。
個々の問題だょんって事だわさ。
 只今、月の輪熊のおうちでは、『お勉強中』の立札が飾ってあります。
=教訓=
 欲望は、勉学の母である。

月の輪熊

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月の輪熊

オチ。(ToT*)どうでしょうか?! (///ω///)

  • 自由詩
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-05-18

CC BY-NC-ND
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