妄想シチュ『デートの帰り道』

 夕方、一緒に帰り道を歩く二人。
 楽しかったけれど、もうすぐ別れなきゃだからさみしい。
「あ、一番星だ」
 暗くなり始めた空に明るく輝く一つのお星さま。
「ほんとだね。でも、俺のほうが先に見つけてたよ」
「えー」
 わたしはぷくっと頬を膨らませた。それを彼は優しい笑顔で見つめる。
「そんなの当たり前だろ……
 だって、俺の隣にいつでもお前という一番星が輝いているんだからな」
「……もう」
 彼のまっすぐな瞳を、わたしは恥ずかしくて見ることはできなかった……

妄想シチュ『デートの帰り道』

妄想シチュ『デートの帰り道』

ロマンティック妄想ストーリー

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-05-11

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