白い炎と青い海

ねぇ、皆は占いって信じる?

私は……わからない

昨日までは信じていたけど、今日はダメかもしれない

姓名判断って知ってる?

私の名前は……全体的に悪いみたい

でも苗字をあの人にしてみると、よくなるんだ

奇跡とか運命って言葉、信じる?

バカだって……思うかもしれない

それでも可能性は0じゃないから

白い炎って知ってる?

私は……知らない

でも、この言葉が好き

好きな人っている?

私は……いたんだ

彼からは確かに”白い炎”が見えた

オーラとか見えないし、霊感もない

ただ、初めて彼を見たとき、そう思ったんだ

この人の為に”青い海”になりたい

自分でもわからない、今でもわかっていない

それでも、その直感を信じ続けた

だけど……それは無理だった

青い海になれなかったんじゃない

白い炎を見ることができなくなったのだ

あれは、ただの偶然だったのか

それとも神様のイタズラで見えたのか

どちらにしても、あの色はもう見えない

一緒にいたい、隣にいたいと思った

あの白い炎

白い炎と青い海

白い炎と青い海

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青年向け
更新日
登録日
2016-05-09

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