「絶対男友達だもん。。」

恋愛に興味のない佐々木美咲が、ある男の子とであう。

美咲自身は好きではないが、美咲いろんな人に大事にされる。

しかし美咲事を好きな男子はみなそろってイケメンぞろい

でも、美咲は相手の気持ちをわかってはいない…

そんな青春ラブストーリー

「ねっ!ねぇってば!」

んっ、これは玲奈かぁ・・・でもココは家のベットのはずなのに
なぜ玲奈がいるんだ?頭の中がぁーおかしいのか?
体が揺さぶられ美咲は゛ハッ゛とする。
眠い目をこするとそこは1年C組の教室だった。

「ねぇ聞いてる?」

「うん」

聞いてるよと軽く受け流した、また聞いてませんなんて言ったら面倒な
ことになるだろうし・・・

「じゃあなんて言ってたかわかる?」

「えっつ?」

どうする私、正直にいうか?適当にいうか?
その時だった、

「美咲、まだ何も言ってないのに真剣に考えないでよ」

っそうなのか、ったくヒヤヒヤさせやがって

「でっ本題なんだけどさ」

「うん」

「私たちのクラスに転校生がくるんだって」

なーんだ、先生が風邪でお休みとかじゃないんだガックリ・・・

「で、でね男子が来るんだって、だ・ん・し」

なんで男子のところ強調するんだよ…まあいいや

「名前はなんてゆーの」

まったく男子とかに興味のない私は棒読みで聞いてみた

「えっつ?わからない」

嘘だろ?その辺って重要じゃないのか?

『キーンコーンカーンコーン』

がらっ、っとドアが開き先生が入ってきた

「ほら早く席に座れ」

ガタガタと椅子の音が響く
なぜか玲奈がこっちをチラチラ見てくる…

「今日は転校生が来ている」

その一声を放った瞬間みんなの歓声がシャワーのように降ってくる

  


シャワーのような歓声の数秒後、茶髪の少年が入ってきた…

「きゃーイケメンじゃん」

玲奈がまた騒いでるよでも確かに平成なんとかにいそうな感じ

「俺の名前は二ノ宮楓ですよろしくお願いします」

とぺこりと頭を下げ席に座った。

朝の会が終わるとお決まりのように男子も女子も楓の前に集まる

「ねえ、お前は何部に入るんだ?ちなめに俺はサッカー部、一緒にサッカやらねいか?」

「違うよ裕太、楓君わー吹奏楽部なのねっ!」

ああーかわいそうに困ってるじゃん、と本を読みつつ会話を聞いてしまった。

「俺はテニス部に入るつもり…」

「ねえ ねえそれって本当?」

後ろのほうで聞いてた優葉が前にもぐりこんできた

「テニスって硬式?軟式?どっちやってるの?」

「一応両方できるけど、軟式にしようかと…」

「やったーこれって神様がくれた何かかも」

まだまだ盛り上がってるみたいだな…

「ねえねえどう思うの楓君のことぉ」

あの怜奈が集団から外れてこっちにそんなにショックだったのか?

「まあ、いいんじゃない普通そうだし」

「普通って何よ十分イケメンじゃないの…」

ほーあれがイケメンなのか、まあ怜奈に合わせるか…

「でね凄い重大発表!」

「な・ん・と楓君はテニス部なんだって…」

まあさっき聞いてたからわかるけどしょうがない

「そーなのきっと上手なんだろーね」

「うん、怜奈絶対に応援に行く」

「三分前です。席に座ってください。」

おっこれは代表の藤本、ラッキーこれで怜奈も席に座ってくれた
なぜか隣の森口がそわそわしているなぜだろう?



うっどうしよう怜奈のように男子に気軽に話せないが
勇気を出して話しかけてみようかな…

「あっ…あのさ」

「あっっん?」

ひぇーこっ怖っ!

「あ、ごめん美咲か悪ィー」

あっ、あれ?私のこと今美咲って呼んだよね?
まあ、ともかく何やってるのか聞いてみなきゃ!

「ねえどうしたの?」

うーん今の変だったかな?

「いやーさっき裕太とケンカしちまってよww」

ああ、あのうるさい奴か…

「どんなことでケンカしちゃったの?」

「今度練習試合があってよ、メンバーにあのB組の丸山って知ってるか?」

「ううん、知ってる確かとっても背が高くて…」

上から目線が怖いんだよね。

「そいつを出すか出さないかでもめちまってよ」

ふーんそうなのか…

「この事は絶対秘密だからな」

人差し指を口元に寄せて『シー』と合図を送った



~~~帰りの会

気をつけ、礼
椅子の音が鳴り響き
みんながいっせいに部活に向かった
怜奈はあんなに朝は落ち込んでいたのに
今は全然ピンピンしている
いつもだ、喧嘩しても、怒られるてもすぐ復活するのだ
これは良いのか悪いのかわからないけど
怜奈の取り柄だ
さーって私もそろそろ部活に行こうかな?


ふわー部活か…優葉と長い階段を降りながら部室に向かう
先輩とすれ違う度にあいさつばっか。
げた箱で靴をはくと1年の昇降口では凄いことになっていた

「ねぇ見にいってみようよ」

もうその言葉を告げたときには優葉は見えなくなってしまった
私も遠くから見ていると
そこには、楓の姿があった。
そういえば、楓はテニス部にはいるんだっけ?
先輩たちも集まってきている。

「ねぇあの子なんていうの?」

2年の先輩の内山先輩だ。2年のキャプテンをやっている。

「えっとあの子は私とクラスが同じで二ノ宮楓君って言います」

「へぇ結構カッコイイね」

やっぱりルックスはいいんだ
先輩と話を終えたと同時に優葉が戻ってきた

「早く部活の準備しよッ」

待たせたのは優葉じゃないか…
走って部室にいき荷物をもって練習場所に向かった
ボールに空気をいれ、ネットを張り 準備完了
ラケットを取りに行った直後先輩たちが来て練習が始まった

「じゃあ、一年生は10周走ってきて」

「はい」

一年生は大きな声だが顔は暗い、みんな走るのはニガテらしい
私はいつも男子より早く走り終わる、陸上部からスカウトがくるぐらいだった
またいつものように私がストップウォッチを受け取った
一列にみんなが並ぶとそこには楓の姿があった

「よーいスタート」

と内山先輩の声が聞こえると同時にみんながいっせいにスタートする
みんなは1周目はとっても早い私もトップははしれない
3周目ぐらいになるとだんだんと遅くなる
いつものように3周目ぐらいになるといつものように一番になり走っていたと思った
4周目の先輩の前を通ると

「美咲いまあんたはトップ走ってないからね、もう一人前にいるからねがんばれー」

とってもいつも優しいどちらかというと内山先輩とは反対の性格の戸田
絵里菜先輩
嘘?200メートル先にも人がいないのにそんな人いないでしょう?
でもあの戸田先輩が言ってるから間違いないけど一周遅れなんじゃない
のか?
この状態で走り続けたもうラストの9周目なのに前には誰もいない
ラスト50メートル
あ、前にもうゴールしている人がいる誰だ?

「おーい美咲ちゃーん」

手を振り、ニコニコしている。茶髪の少年はまぎれもなく楓だった。
私はゴールすると9分12秒の好タイムが出ていた
3000メートルこんなに良いタイムなのに…

「二ノ宮君って足速いんだね」

「いや美咲ちゃんも足速いよ女子のなのに」

手をあごに乗せたままサッカー部を眺め、階段に腰掛けながら話している。

「あとさ…」

何だろう?

「俺のこと楓って呼んでくれない?」

その時だけ私の顔をキチンと見ていた、その時の顔は赤くものすごく照れていた。

「まあ、いいよ」

と言ったものの、実際話しかけるのは大変そうだなと、思ってしまった。
それから、みんなが走り終わるまで3分ぐらい待っていた。
私にはその時間が長く10分ぐらいに感じられた。
いったん休憩が終わるとまた先輩がやってきた…

「次、筋トレ3セット」

先輩が練習に戻ると、優葉が

「一緒にやろう」

といつものように声をかけてきてくれた
その中まだ楓は友達がいなかったよう、一緒にやるパートナーがいなかった
その時

「ねぇ一緒にやってくれる?」

と、来たのは私たちのところだった
内心、男なんだから、男同士でやればいいのに…と考えたもののいえず

「うん、いっしょにやろう」

と優葉が言ってしまったのだ。
ほかのテニス部からは、特に女子からは怖い視線が送られた…
そして筋トレが終わると、

「後は素振りして、ボール打っていていいよ」

と言われた瞬間みんなの行動が速くなりいっせいに走り出した

「伊藤と二ノ宮」

と顧問である野村先生から声をかけられた
何か怒られると思った、私が遅かったから…不安がよぎった

すると、先生が

「お前ら、打ってみろ。お前らは経験者なんだろ、男子と女子が組むのは異例だが練習だ3年相手に実力を見せてくれ」

そうして帽子をかぶり準備万端対戦相手は誰になるのだろう?



相手はなんと部長の尾上先輩と横田先輩だった。

「今回は俺は、1年生に着く3年は尾上たちの指示出してやってくれ」

そして先生に呼ばれ私たちはダブル後衛でプレーをすすめた

楓が

「まあ、1セット目はどんな出方するか様子見みボールを続けてうっていこうっ!」

私はその戦略に足して意義は無かった、無論そうしようと思っていた。

1点目、2点目と私のチームに点数が入り3点目は取られるものの1セット目はポイントを取った
チェンジサイズが行われると楓はまた作戦について話してきた

「今度は打てそうだったら攻撃してこう」

なぜか楓はテニスをやっている時のまなざしは真剣そのものだった
そうして試合が終わると4-1で勝った
それからと、いうのもの私たちは2年生を超えて3年生と一緒に練習を始めた…
いつも先輩たちから可愛がられた。質問され困惑しながらだか受け答えた。
練習時間は長くてとても短かった。
6時のチャイムが鳴り終わりいっせいに後片付けに入った、するとほかの1年生とも一緒にコート整備をした
優葉がやってくると

「やっぱり美咲は凄いね、本当に上手だったよ」

でもはっきり言って、ほかの一年生の目が怖かった…
制服に着替え校門を出て家に帰ろうとした
優葉と夏海と一緒に…
2人とはマンションが一緒なので登下校は毎日一緒
夏海はとっても恋バナが好きで今は吉井のことが好きらしい
いっつもメールしてるとか、荷物持ってきてくれたとか…
帰り道の半分が過ぎると後ろから楓がやってきた

「おーい」

それはあの走った時ゴールで待っていた時とまったく同じ顔だった
一緒に歩調を合わせ歩いてると

「みんなはどこ住んでるのとか聞いてきた」

すると待っていたかのように優葉が

「ブルーヒルズだよ」と答えた

「おっ!俺も奇遇だなと声をかけ」歩いた

エレベータに乗り3階で優葉が5階で夏海と別れた
最上階の7階に着くと右から3番目のところが私の家

でも先に「バイバイと言ったのは」

楓のほうだった、なんと楓は隣の家の人だった


「ただいま~」

「お帰り~美咲」

キッチンのほうからお母さんの声が聞こえてくる
制服を脱ぎ、荷物を置いてリビングに向かった
そうすると兄ちゃんたちがもうソファを独占してしまっていたのだ
拓と蓮が座っていて何もできない…
自分の部屋へ戻って
愛犬エミリーと遊ぶことにした
そしてまたしも愛犬は空に取られていた…
仕方なく勉強すると10分もたたないうちに夕食ができ上がった
夕食を食べ始めると
お母さんが

「うちの隣に二ノ宮さんが引っ越してきたの、あったらきちんと挨拶しといてね。」

「うんわっかったよと」

空が言うと。
そういえば、俺らの学校に二ノ宮って転校生来たよな
とポツリと蓮が言った。
蓮にいは生徒会でそういう情報が速いらしいってことは…
確かお前のクラスに入ったんだよな?
えっと…確か名前は か…
楓でしょ、と私はいうと
あ、あいつかと拓は知ったかの様続けた。
いや、朝に吉井が聞いたらテニス部に入るっていうのをきいたから
そういえば美咲はテニス部じゃなかったけ?
そうだよ、今日一緒に練習したんだw
良かったわねとお母さんが言うと拓、蓮はもうご飯を食べ終わり、勉強を始めたらしい…

「今日俺ら勉強あるからエミリーの散歩行っといて」

「わかったよ」

と空がリードを持ってきた。美咲一緒に行こうと。
立ち上がり。玄関を出た
エレベーターでは空が抱っこしていた
道路に出ると尻尾を振りながら歩き始めた

「あっ!」

どうしたの美咲?
藤本さんだ多分塾に行くのだろう、こっちに気がついた

「あら、佐々木さんどうしたの?」

「エミリーの散歩だよ」

空が答えると…

「弟可愛いねと褒めてくれた…」

「あのさ…楓君のことどう思う?」

ぇッ!急に聞かれても困るし、別に…
楓君と家も近くて、同じ部活で、班も一緒でしょ?
ああ、言われてみればそうだ、

「まあー男友達ってところかな?」

そうすると、藤本さんは走って逃げてしまった。
いまの何だったんだろうね?
と、空に聞かれたが良く分からない。
おうちに戻るか…

「絶対男友達だもん。。」

どうですか?美咲の活躍ぶり、もしも美咲が怜奈みたいな感じだったら((笑い

まだまだ続きます

「絶対男友達だもん。。」

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  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-05-26

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