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あなたはになんの関係もないことだけど、三日月があんなに綺麗な夜に私が最高にしあわせだったってことを誰よりもあなたに聞いてほしいと思った。
無理だってわかってるのにこうやってことばを書くのはバカだからかもしれないね。

本当のことなんてなんにもわからないのに舞い上がって、ハッピーエンドばかり描いている。
つまらん夜。最高に幸せで眠れない夜があるなんて知らなかった。朝も昼も夜も彼のことだけを考えて、あの夜を月を忘れていく。

ずるいよ。こんなのは。ずるい
。こうやって幸せを増やしていくのはとても怖いことな気がして、それでも慣れていく。

あなたのうたが耳を心をゆらして幸せの向こう側がピアスホールから見えたきがした。

どこにも行けはしないんだよ。でも、だから、歩き続けるしかないと気づいた。
幸せなんて、ありえないよね。わかっている。

都合よく世界を構築するのは、長すぎた冬のせいかな。春はとけて、私はもうおばさんだった。心がそれについていかなくても、私はおばさんで、君は若いよ。ずるいな。

あの星。私はバカだよバカなんだよ。でも、幸せになりたい。なるよ。あなたのうたと世界をつかむ。鼻で笑ってもいいよ。


20160215

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  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-05-04

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