勇者様は辛いのです。 プロローグ2
旅に出るまでです。
後々設定を物語に組み込んで行きたいと思ってます。次からは、題名を入れていきます。
最後まで読んでくださったら嬉しいです!
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あるお城の前に金髪の天使の様な少年が一人・・・
「おーい!!!!ルイー!!!」
この少年は輝瑠。詳しくは前話を。
輝瑠はこの城の王子、ルイに会いにきたのだ。
「輝留か・・・・入れよ」
城へ通すは王子のルイくん
「うん。」
「今日お前は呼んだのは話があるからだ」
「知ってる」
話を切り出すルイ
「言いにくいことだが・・・優姫が連れ去られた」
「!!」
「つまりは、ヤツが動き出したということだ。」
「そんな・・・」
「百年前の封印が解けたということだろう」
「・・・・ルイ!オレ、優姫を助けにいく!」
「!!何言ってんだ!!狙いはお前だぞ!!!!今、お前が行くのはヤツの思うツボだ!!」
声を荒げるルイ
「わかってる、わかってるよ!そんなこと!!でも、オレ、行かなきゃ!優姫はオレが辛いときはいつだって隣にいてくれた!!わかるんだ!今、優姫苦しんでる!!!だから!今度はオレが助けなきゃ!」
「・・・わかったから。感情的になるな。輝瑠。ただし条件がある。」
「?」
「俺も一緒に行く」
「!!それこそダメだよ!!!ルイを危ない目にあわすなんて・・・!」
「うっせぇ、お前が行くっつってんだから、俺も行くんだよ。」
「わかった・・・」渋々頷く輝瑠
「ほら、じゃあ、村へ帰るぞ」
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「そうか・・・ヤツが・・・」唸るじい。
「オレ、行ってくるよ。百年前のケリもつけなきゃ」
決意を固める輝瑠。
「そうか・・・強くなったな、輝瑠」弱々しく微笑むじい。
「じゃあ、オレ、準備してくるー!!!!」タタタッ
駆けていく輝瑠
「ルイ君よ・・・本当に良いのか?輝瑠をヤツのもとへ行かせて」
「いいんです。アイツが決めたことですから。オレはアイツを守る、ただそれだけのことですし。」
「そうか。お前さんも輝瑠も辛い運命に生まれたものよ」
「じい様。俺たちの運命は辛いかもしれない。でも、きっとアイツならやってくれる。アイツなら運命を変えてくれる、そんな気がするんです。」
「ルイ君も強くなったな・・・」
「二人で何の話してんのー?」
割り込んでくる輝瑠。支度が終わった様だ。
「何もないさ。さあ、行くがいい。ケリをつけてこい!輝瑠!ルイ君!」
笑顔で送り出すじい。
「行ってきまーす!!!!」笑顔で出発する輝瑠。
「いってきます。」深く一礼するルイ。
こうして、彼らの旅は始まった・・・
ー続ー
勇者様は辛いのです。 プロローグ2
今回、不明な点が多かったと思います!後々物語に組み込んで行くので待って頂きたいです!
次回を楽しみにしてくれたら嬉しいです!