みんなといたあと

みんなといたあと
ひとりの帰り道が無性にさみしい時がある
自分のじゃない脚を動かすように歩きながら
僕は空を見上げることしか出来ない
みんなといて楽しかったはずなのに
どうしてだろう
あの空が恋しく
なにとも無関係な空が恋しく
恋しくなって見ていられないから
僕はまた明日のことを考える

みんなといたあと

みんなといたあと

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-04-25

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