最後の夜に星は眠る

寒い夜

僕は毎朝のように朝飯を抜いて学校に行く。
寝癖を直す暇もなく、学校に着けばみんなから髪型についてイジられた。
そんな僕は一時間目の授業が始まる前に急いで髪を直しにトイレへ向かった。鏡で髪型を確認するとスーパーサイヤ人みたいで思わず笑った。
そして走って教室に戻るとすでに授業が始まっていたが、なにもなかったかのように僕はゆっくりと席へ戻った。椅子にだるそうに腰を掛けると
「今日暇?」
と唐突に隣の神崎が話しかけてきた。
そんなに特別仲が良いというわけではないが、断るのが苦手な僕は
「暇だよー」
と返した。
すると
「じゃあ放課後ファミレスに行こう」
と神崎は言った。
よくわからず僕は微妙に頷いた。ファミレスで何をするんだろう、何話すのかな、話すことなんてあるのか、、、いろいろと考えていた。

最後の夜に星は眠る

最後の夜に星は眠る

人生いろんな日がある。 楽しい日、つまらない日、飛び跳ねたいくらい幸せな日、逃げ出したいくらい辛い日。 僕の毎日は平凡だった。

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-04-22

CC BY-NC-ND
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