ポケットモンスターベストウイッシュ/第二回ポケモンワールドトーナメントジュニアカップ その6

準決勝はサトシとアイリスが勝ち上がり決勝はサトシ対アイリスになった
しかしアイリスのカイリューはげきりんを発動したとたんアイリスの言うこと聞かず暴走してしまった

決勝は予定通り午後から行うためサトシたちは会場の外で休憩していた

サトシ「アイリスは?」
デント「外にいるようだけど相当落ち込んでるみたいだね」
サトシ「ようアイリス」
アイリス「サトシか、はぁ」
サトシ「元気出せよ」
ヒカリ「そうだよ」
アイリス「カイリューがあんなことになっちゃったのは私のせいだってことはわかる
私がもっとちゃんとしっかりしてないといけなかったそれはわかる
でも今回ばかりはどうしていいかわからないの」

すると準決勝で戦ったマサ(モブ)がやって来る
マサ「よう」
サトシ「何しに来たんだ」
マサ「お前のカイリュー強いな天井を破壊するとはな笑
なぁ俺のフシキバナと交換しようぜ」
サトシ「何言ってるんだ!!お前さっきジャローダがいいって」
マサ「ジャローダよりカイリューの方が強かった
俺は強いポケモンにしか興味ないからな
ま、お前のポケモンは例外だけどな笑
ミジュマルとズルッグじゃな笑」
サトシ「なにー?」
アイリス「あんたに使いこなせるわけがない
あんたもみたでしょ?カイリューの破壊力を」
アイリスはカイリューのげきりんで会場の天井をも破壊した力に恐怖を感じていた
マサ「けっつまんねえ他に探すか」

デント「アイリスもしかしてカイリューがこわいのかい?」
アイリス「今までもカイリューが言うこと聞かなくなったり暴走したことあった
でも今回のは違う
あれがカイリューの本当の力なの」
サトシ「もしかしてアイリスカイリューを使わないつもりか?」
アイリス「サトシも見たでしょ?
カイリューは危険だわ」
ヒカリ「げきりんを使わなければいいんじゃない?」
サトシ「いやちゃんとカイリューと向き合うべきだ
げきりんをマスターしなきゃ」
デント「サトシいくらなんでもそれは無茶だ」
サトシ「俺もリザードンがなかなか言うこと聞かないことがあったって前に話しただろ?」

シューティー「言うことを聞かなかった?」
近くに来たシューティーも耳を傾ける

シューティー「すみませんデントさん
リザードンが言うこと聞かなかったって本当ですか?」
デント「あぁサトシはリザードに進化してから言うこと聞かなくなってリザードンに進化しても言うこと聞かないままだったらしいけどサトシはあきらめないでずっとリザードンと向き合ったんだよ」
シューティー「なるほどまさかそんなリザードンが四天王と同等になるとはね」


サトシ「リザードンはなかなか言うこと聞かなくて暴れることも多かったんだ
でもあきらめないでリザードンと強くなるって決めたんだ
そしたらリザードンが答えてくれたんだ」

ヒカリ「それは知らなかったわ
私のマンムーも大変だったけど今では私の頼れるパートナーだし
アイリス大丈夫ー♪ねポッチャマ♪」
ポッチャマ「ポッチャ♪」

アイリス「サトシ、ヒカリ
そうだねもういちどカイリューと向き合ってみるよ」

サトシ「そう来なくちゃ!!」

アイリスはサトシとヒカリに押されカイリューと向き合う決心したがそれでもなおげきりんの恐怖、不安が残っていた

そして決勝が行われようとしていた
会場はさきほどの準決勝でカイリューが破壊してしまったので天井がない状態である


たけみつ「おまたせしましたー!!!!
いよいよ決勝のバトルが始まります!!!!

観客「おー!!!!!!!」
たけみつ「決勝まで勝ち上がったのはアイリス選手」
アイリスは不安ながらもカイリューを出した
アイリス「カイリュー出番よ!!!」
カイリュー「わぉー!!!!!!!」
観客「わぁー!!!!!!!!」
たけみつ「アイリスのポケモンはさきほど準決勝ですさまじいほどの破壊力、パワーを見せつけたカイリューだ
そしてそんなアイリス選手とカイリューと決勝を闘っていただくのは・・・・
ん?おや?対戦相手がいませんね
どういうことだー!!!」

観客「おい?どういうことだー?」

デント「サトシは何をやっているんだ?」
カベルネ「もしかしてカイリューがこわくなって逃げ出したんじゃないのー?」
ラングレー「そんなわけないでしょ笑」
ヒカリ「サトシどうしたのかしら」
ポッチャマ「ポチャー??」
ケニヤン「まぁサトシのことだ大丈夫だろ」
ベル「サトシ君早く早くー!!」
シューティー「無言」
コテツ「サトシなにやってんだー!!!」

一向に現れないサトシの姿に観客、デントたちが心配していた
そして待ってから五分が経過していた
するとカイリューが何かを察知したように火炎放射を放った
アイリス「ちょっとカイリューやめなさい」

そしてカイリューが火炎放射を放ったとたん強力な火炎放射で受け返したポケモンが少年を乗せてやって来る

デントたち「サトシ、リザードン!!!」

リザードン「ぐぉー!!!!!!!!!」

なんとサトシはリザードンに乗った状態でのド派手な登場であった

たけみつ「なんとーアイリス選手と戦うサトシ選手ただいまリザードンに乗り参上だー!!!!!」

観客「わぁ!!!!!!!!!!」

サトシ「アイリスおまたせ!!!」
アイリス「サトシ遅いじゃない!!」
サトシ「ごめんごめんリザードンもぎりぎり終わったばかりでさ」

たけみつ「さぁサトシ選手も登場したところで決勝戦いよいよスタートです
サトシ選手のポケモンは!!!?」

サトシ「もちろんリザードンだ!!!!」

リザードン「ぐぉー!!!!!!!!」
たけみつ「サトシ選手はリザードンだー!!!!
決勝戦はアイリス選手対サトシ選手カイリューVSリザードン!!!!」

アイリス「カイリュー雷パンチ!!」
サトシ「リザードン翼で打つ!!」
カイリューは雷パンチを、リザードンは翼で打つで向かえ撃った

アイリス「互角のようね
空中戦で勝負だ
カイリュー飛んで!!!」
サトシ「こっちも飛ぶんだリザードン!!!!」

カイリューとリザードンは空中戦で激しいバトルを繰り広げた

アイリス「カイリュー火炎放射!!」
サトシ「こっちも火炎放射だ!!」

たけみつ「空中戦での激しいバトル両者一歩もゆずらない素晴らしいバトルだ!」

ヒカリ「互角のようね」
デント「でもカイリューのげきりんが発動したらどうかわからないよ」

アイリス「カイリュー雷パンチ!!」
サトシ「かわしてドラゴンテール!!」

カイリューの雷パンチがかわしリザードンはドラゴンテールを命中させる

アイリス「カイリュー!!!」
サトシ「よし!!いいぞリザードン!!」

たけみつ「リザードンのドラゴンテールが決まったー!!」

アイリス「カイリュー大丈夫?
カイリュー?
もしかして?」

カイリューはここにきてふたたびげきりんを発動してしまう

カイリュー「わぉー!!!!!!!」
リザードン「ぐぉ!!?」

アイリス「げきりん!!
まだ指示してないのに」


デント「ここにきてげきりんが来るなんて!
しかもアイリスの指示なしで
厄介なテイストだね」
カベルネ「ちょっと木偶の棒まためちゃくちゃにする気!!?」

するとカイリューがまたしてもカベルネに攻撃しようとする
しかし

サトシ「リザードン!!カベルネを守るんだ!!」

リザードンは火炎放射でカイリューの攻撃からカベルネを守った

カベルネ「あ、ありがとう」
サトシ「礼ならリザードンに言ってくれ!!」
カベルネ「ただ単にでかいだけの木偶の棒じゃなかったのね
少しは見直したわ」
ラングレー「あんたねぇ笑」

このときはリザードンも笑ってくれていた

そしてカイリューはげきりんが発動したため再び我を忘れ怒りに飲み込まれアイリスの指示も無視してしまう


カイリュー「わぉー!!!!!!!!!」

アイリス「カイリュー落ちついて!!」
サトシ「気を付けろリザードン!!」
リザードン「ぐぉ!!」

アイリス「どうやったらげきりんをやめさせられの!!」

リザードンはカイリューの攻撃を受け止め続けていた
そしてサトシはある行動に出る

サトシ「カイリュー!!!リザードンはお前とのバトル退屈だってよ

リザードン「ぐぉ!!」
カイリュー「わぉ?!」
サトシ「リザードンは強いやつしか興味ないんだ
尻尾の炎見てみろよ?
リザードンは強いやつと戦うとき尻尾の炎が燃え上がるんだ
弱いカイリューなんて相手したくないってよ」
カイリュー「わぉー!!!!怒」
アイリス「ちょっとサトシ何言ってるのよ!!」

デント「サトシは一体何を考えているんだ」

デント「サトシは一体何を考えているんだ」
サトシ「アイリス、カイリューのその力をものにするんだ
げきりんをせっかく覚えたんじゃないか
だったらカイリューから逃げずにとことん向き合うんだ
俺たちもそうやって乗り越えてきたんだ
なぁリザードン!!」

リザードン「ぐぉー」

デント「リザードンとカイリューは似ている部分がある
サトシはカイリューが当時のサトシの言うこと聞かなかった頃のリザードンに見えたんだ
サトシはだからわざと挑発してカイリューの力を引き出そうとしてる」

シューティーはサトシのそんな姿を見てポケモンは進化したから強くなるわけじゃないという言葉を思い出していた
さらに以前にアデクに言われた勝つことより大事なものがあるということを思い出していた
シューティー「進化したとしてもポケモンのことをよく知りしっかり向き合わなければその力を最大限に活かせないということか
それは技や力、個体値と言った数字だけじゃない
もっと深く向き合わなければいけなかったんだ
それにはアデクさんの言っていたように勝つことだけじゃなくポケモンを愛することが大事だったのか
だからサトシはリザードンをあそこまで強くさせることができたんだ」

アイリスは一呼吸おいてカイリューとしっかり向き合う覚悟を決めた

アイリス「カイリューあんたのその力渡しが引き出してあげる
一緒に頑張ろうカイリュー!!」

アイリスはカイリューに語りかけた
するとカイリューはうなずいた

アイリス「カイリュー!!げきりん!!」

カイリューはアイリスの指示でげきりんを再び出した
しかし先程までの怒りに満ちたげきりんではなかった
さらにアイリスは他の技も指示した

アイリス「カイリュー火炎放射!!」

デント「カイリューが言うこと聞いた!!」
ヒカリ「やったねアイリス!!」
ポッチャマ「ポチャポチャー」

アイリス「サトシここからが本番よ」
カイリュー「わぉー!!!!!」
サトシ「受けてたつ」
リザードン「ぐぉー!!!!!」

リザードンとカイリューはまたしてもお互い激しいバトルをした
しかし先程までと違いお互い楽しそうにバトルしていた

アイリス「決めるよカイリュー!!!ドラゴンダイブ!!!!」

カイリュー「わぉー!!!!!!!」

たけみつ「カイリューのドラゴンダイブがリザードンに炸裂したー!!」

アイリス「決まったわね!!」
カイリュー「わぉ!!」
サトシ「リザードン受け止めろ!!」
アイリス「え?」
リザードン「ぐぉー!!!!!!」
リザードンはドラゴンダイブを直撃していたが耐えていたさらに今までにないくらい尻尾の炎が燃え上がっていた

たけみつ「なんとリザードンドラゴンダイブを受けとめたー!!!」
アイリス「うそ!!?確かにリザードンはドラゴンタイプじゃないから効果抜群じゃないにしても全然動じないんて」

シューティー「あのカイリューの攻撃をもろともしないなんて」
ヒカリ「さすがサトシのリザードン!!!」

サトシ「どうだ?リザードン!!」
リザードン「ぐぉー!!」
サトシ「リザードンカイリューとのバトルすげえ楽しいってさ
何より尻尾の炎が証拠さ」

アイリス「あたしもすごい楽しい!!
カイリューもう一度ドラゴンダイブよ!!」
カイリュー「わぉー!!!!!」
サトシ「リザードン!!お前の力俺に見せてくれ
リザフィックバレーのイベントで覚えた新技を!!」
アイリス「新技?」
サトシ「燃えよリザードン!!!
フレアドライブだー!!!!!!!!」

リザードンはリザフィックバレーの最中でフレアドライブを覚えていた

そしてドラゴンダイブをフレアドライブで押し抜け見事カイリューを倒した

カイリュー戦闘不能リザードンの勝ち


たけみつ「ドラゴンダイブとフレアドライブはフレアドライブに軍配が上がりリザードンの勝利となったー!!」

ポケットモンスターベストウイッシュ/第二回ポケモンワールドトーナメントジュニアカップ その6

ポケットモンスターベストウイッシュ/第二回ポケモンワールドトーナメントジュニアカップ その6

  • 小説
  • 短編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-04-21

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