reversible mecca part1 余興

皆は好きな子同士で固まってグループを作ったりしていない?
作っている人のほうが僕はどっちかっていうと多いと思う。
時には喧嘩したり笑いあったり
まあ、様々なことがあるだろう。
こういう話を僕がするということはまあ僕も作ってたりする。
「聖域」
僕は自分たちのグループの事をこう呼んでいる。

朝-
大変ベタな自己紹介となってしまい申し訳ない。
僕の名前は今井瑞穂。
今年から中学二年生の極々普通のどこにでもいそうな健全な中学生だ。
ただ一つ言うなら自分でもいうのもなんだが僕は少し顔が女の子っぽい・・・らしい。
この前もバスの定期券を買う時に女性と間違えられた。
あともう一つ言うなら僕は学校であるグループに入っている。
あるグループといってもそこら辺の「夜露死苦」とか書いた旗をバイクにつけているようなグループではなく。
いわゆる普通のグループ・・・。いや、うちの学校でいえばある意味特別なグループか・・・。
まあ、そこらへんは置いておこう。
おっとそろそろ学校の時間だ。いかなくては・・・。
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学校-
予定よりも早くついた・・・。
というか早すぎたといっても過言ではないか・・・。
時計を一時間見間違えた・・・。
「おはよう。瑞穂。」
僕に今快く挨拶をしてくれたやつは黒沢龍騎。
あだ名は「黒龍」。
顔こそは怖いけどいつも優しくしてくれる。
ちなみに親がマフィアのボスだということは秘密だ!
こいつも僕と一緒のグループ「聖域」の一員だ。
「お前眠そうな顔してどうしたんだよ~。その顔は時計を一時間見間違えたとかそんな感じか?」
「勝手に僕の心を読むな!ああ、確かに僕は時計を一時間見間違えた。でも、一時間目をサボって二時間目が始まる直前に学校に来たお前よりはマシだ!!!」
そう、実はもう一時間目の授業は終わっている。
まあ、黒龍だから当たり前か・・・。
そう。こいつは授業をサボる上に早弁はするし、授業中寝るし、どうしようもないやつだ。
それでもこいつが学年トップクラスというのはどういうことなのだろう?
全く世界っていうのはどうできているんだ・・・。
もし神様がいるのならば人の上に人を創らないでいただきたい限りである。
「龍騎、今日も遅刻?駄目でしょ!いくら学年トップクラスといってもちゃんと授業は受けなきゃ!」
「おー。わりぃわりぃ。」
「もう!聞く耳も持たないんだから!」
今黒竜に話しかけてきたこいつは宮塚衣世という
同じく聖域の一員。
ちなみにかなりのロリッ娘で一部の男子に人気がある。
「うお~。衣世ちゃんペロペロー!!!!!!!!!!」
ちなみに今言った一部の人間の中でも特に異常なのがこいつだ。
名前は小倉拡。
同じく聖域の一員。
そして見ての通りロリコンだ!
「うわ!ちょっとどこ触ってんのよ!この変態!消飛ばすわよ!」
気づいた時には拡が衣世をお姫様抱っこしてた…。
「あっははははは!衣世ちゃんに消飛ばされるのなら本望さ!」
こんな感じの二人だが実は衣世が少し拡に気があるのは秘密だ!
さて2時間目が始まる・・・。
2時間目は英語だったかな。
はあ、めんどくさい・・・。
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放課後-
「オーイ。みずほ~」
僕は後ろから近づいてくるそれを回し蹴りでぶち飛ばした。
「みずほ!!今日という今日はお前を抱く!!」
僕は再び近づいてきたそれに踵落としで廊下にめり込ませた。
「みずほの初めては俺のものだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
僕はしつこくつきまとってくるそれにたまたま筆箱に入ってたハサミを突き立てた。
「動くな。騒ぐな。ていうか喋るな。」
僕の質問にそれはこう答える。
「す、すみませんでした。瑞穂さん」
「さっき僕が喋るなといったにも関わらずまだ喋るか。そんなに死にたいなら僕がこの手で…」
僕はそれの首にハサミの刃の部分を突きつける。
その時目の前が真っ白になった。
く、苦しい。
そしてなんか柔らかい。
ようやく息が出来るようになったところで顔をあげて見えたのは同じく聖域の上原花月だった。
見た目は普通というべきだろうか?
まあ美少女といえば美少女だ。
「瑞穂くん可愛い」
そして可愛いものなら二次元だろうが三次元だろうが男だろうが女だろうが愛でるのが彼女だ。
でもグレーゾーンとかはだめだし、どんなに可愛くてもその対象は人間しかない。
「みずほ。なぜ俺の愛が分からない…。何で…何でなんだぁぁぁぁ!!」
「因みにこっちの気持ち悪い汚物は姫川夏日。一応聖域の一員とでもいっておこうか。あと正真正銘のホモだ!!」
「瑞穂くん声に出てるよ。そしてそれは誰にたいしての説明だい?」
今話しかけてきた人はいわゆる僕たちのボス。
最後に紹介するメンバーだ。
名前は飛鳥つばさ。
スポーツ万能、成績は黒龍とまではいかないが優秀、手先も器用で女子の憧れだ。

一応これで聖域の全員の紹介はおしまい。
このとき僕たちはまだ思いもしなかった。
あの悪夢の始まりを。

reversible mecca part1 余興

reversible mecca part1 余興

reversible mecca part1です。 サブタイトルは余興。 始まりの章ですのでキャラクター紹介となっております。

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更新日
登録日
2012-05-21

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