【黒歴史シリーズ】2007年詩まとめ
灼熱(2007年2月)
僕が熱くなると君は冷めている
君が熱くなると僕は冷めている
時には僕も君も熱くなったりする
だけど二人は違う生き物だから
いつも同じタイミングじゃないんだよ
君の熱が僕に移ったみたいだ
君が熱くなると僕も熱くなる
僕が熱くなった時君も熱くなってくれるかな
僕のこの熱い熱を君にも感じてほしいのに
上手くいかずに焦る気持ちを持て余す
灼熱地獄のようさ
だけど切ないんだよ
二人一緒に熱くなれればいいのに
願う心はいつも灼熱のようだった
恋文(2007年2月)
どうして楽しいことや嬉しいことは名残惜しいんだろう
どうして長い間訪れないものなんだろう
どうして「またね」の言葉が怖くなるんだろう
いいことの時間が長いほど貪欲に求めるけど
我侭になりたくないから
繋いだ手を放す そっと
こんなにも身を焦がし
こんなにも一途なのに
「ずっと一緒にいれればいい」
「支えて支えられて支え合って生きていこう」
そんな願いは我侭なのかと苦悩する
「始終くっついていたいわけじゃない」
それなのに離れたくない
“待てるよ ちょっとの間だから”
それなのに離れた瞬間から
またあなたに恋焦がれる
篝火(2007年2月)
とても大きな炎
心に巣食う篝火が激しく揺れる
胸を激しく焼いている炎
想いを映す鏡のようだ
小さな炎であれば良いのだ
あまりにも大きすぎる
消せぬと流す涙が熱い
このまま焦がれてしまおうか
それとも勝る水で消してしまおうか
全て消して無き物にしてしまいたいのだ
それにはもう遅すぎる
燃え移ってしまう前に消え失せようか
それとも何処かに身を隠そうか
人を知らねば生まれなかったのに
生まれた篝火を恨むことさえできずにただ焼き焦がれるだろう
そっとしておいてやってくれ
そう叫ぶ裏側で拾ってくれる者を待ち続ける
篝火を押さえつける
激しい痛みと共に襲う熱さに焼ける
押さえつけることでしか知らぬ俺だから
たまに解放させてやることを知らぬのだ
どれくらい解放すれば良いのだ
どれくらい押さえ込めば良いのだ
今すぐにでも炎の海に引きずり込むだろう
俺が気を抜けば牙をむくだろう
いつから生まれたのだお主は
いつから俺を苦しめるようになったのだ
このまま焦がれ死ぬ前に
生きる術を見つけ出さねばならぬ
俺は篝火を消したくないのだ
それで燃やすことを恐れている
己の心の弱さよ
己の未熟さよ
嘆かわしいと心が痛む
どうか俺を消さないでくれ
どうか俺を捨てないでくれ
何と醜いのだろう
何と汚いのだろう
それ故にお主を手放せぬのだ
ありのまま全て伝えたい言葉(2007年3月)
遠くもなく
近くもなく
会える距離
それなのに丸々一週間会えずに夜一人夢見てる
互いにある 生活
互いにある 仕事
互いにある 夢
壊したくない
大事にしたい
だから休みとわかった瞬間に君に手を伸ばす
それは条件反射
抑えるのが無理
君を捕まえたくて
君を抱きしめたくて
君を独占したくて堪らなくなる
会えるってわかってるのに1日先延ばして別なことをしていても
心は既に君にしか行っていなくて
それを偽ってる方が申し訳ないような気がして
そこだけ 心正直に
溢れる想いを君に伝えよう
止まらない想いをどう言葉にしよう
隣にいるだけで胸が切なく幸せに詰まっている
幸せで死にそうで涙出て
君が欲しくて
君に触れて欲しくて
純粋じゃない想いすら抑えられなくて
無意識に求められてる幸せを
真っ直ぐに与えられている愛を
欲しくて焦がれる熱くて燃えそうな心を
君を愛したくてもどかしいこの熱い愛を
君を愛してるこの事実を
一度知ってしまったら手放せない
もっと貪欲になっていく
言葉として頭にあるのに言うのを止める強すぎる理性がちょっと憎い
君の想いがないと虚しいだけだから
無理はして欲しくない
無い物ねだりはしたくないから
だから会える時だけそっと理性を困らせてる
困ればいい
これからは少しくらい理性に眠っていて欲しいから
大切だから踏み出しずらいけど大切だから踏み出せる
大切だから君を支えたい
大切だから縛りたくない
ありのまま全て
口で言葉で
君に伝えられれば苦労しないのに
吐き出した想い、ぶつける君に(2007年3月)
愛し愛され愛し合いたくて
支え支えられ支え合いたくて
君との日々をそう夢見てる
逢いたくて逢えなくて
伝えたくて伝えられなくて
切なさに胸が痛くて涙流してる
ちょっとした願い事なんて流されて
小さな幸せすら後回しにされて
誰が悪いのでもない世の中の無情さに泣いて心が叫ぶ
詩にもできない想いをすべて吐き出してしまおう
君に届くように
君も同じだと祈るように
逢いたい
抱き締められたい
好きだと伝えたい
愛してると叫びたい
キスしたい
君を感じたい
一日中二人でいたい
これからもずっと 二人で
伝えたい気持ち(2007年8月)
伝えたい言葉がある
伝えるまでは怖いもの
伝えたら抑えられないもの
なんで怖いって思うんだろう?
なんで抑えられないんだろう?
伝えたくて
怖くて
今更だけど伝えたくて
今更ながら怖くて
早く早くと焦らすもう一人の僕
怖くて言い出せない今の僕
隠しきれない気持ちを無理矢理抑え込んで
伝えればもう手放したくなくて
会えただけでも嬉しくて
会いたいと願えば願うほど苦しんで
それでも君に包まれたい
君を包みたい
差し出した手はそっと空を掴む
触れた風は冷たくて思わず泣いた
君に会わなくちゃ
今度こそ伝えたい言葉を君に
友の声(2007年8月)
桜散り花びら舞う
公園の街灯の下
がむしゃらに唄う
ただ叫ぶように
声が届くの?
遠くにいる友に
それもわからないまま
桜満開花びら揺れる
公園の街灯の下
思い込めて唄う
もう一度君と唄えるように
君は何してる?
僕は今もここで唄ってる
君との歌を唄ってる
学校のチャイムが響く
ふわりと風に乗って
君のあの言葉が
もう一度僕の心
揺らして消えた
翼をなくした鳥(2007年8月)
ほんの僅かな時間繋がれた手がそっと離れた時
裂けそうで痛くて辛いと背中が悲鳴をあげる
翼をなくした鳥は飛べずにさまよう
心は常に真っ直ぐ君の元に飛んでいるのに
もう一度ここから始めよう(2007年10月)
全てかなぐり捨てて旅に出ようか
プレッシャーの日々
息が詰まる日常に大きく手を振ってやれ
今では君が傍にいるから
いつも支えになってくれているから
今も頑張れているけど何かが爆発しそうだ
君も一緒に行かないか
行き先なんて決めてないけどさ
二人でもう一度
ここから始めよう
“旅に出たいね”
と君が言うから
“旅に出たい”
と僕が言うから
全てかなぐり捨てて旅に出ようか
変わっても変わらない大切なもの(2007年10月)
今まで連絡取ってなかったけど
連絡とってみたよ 数年ぶりさ
相変わらず変わってなくてほっとした
今ではすっかり変わってしまった
一人ついて行けずに取り残される
周りの流れは急すぎて窮屈だった
久しぶりに会った君は全然変わってなくて
数年経った年月は確実に君を変えていった
久しぶりなんだ 暴れようじゃないか友よ
昔とはまだ言えないけれど
過去の思い出が今と被る
“なんだ やっぱり変わってないな”
いくら変わっていても
そこに変わらない大切なものがあるのなら
僕はそれを大事にしていこう
なくしたもの
変えたもの
歳月
それら全て受け入れて同じスタートラインに立ち直すんだ
もう一度同じ位置に立ち直したなら
また絆は繋がる
【黒歴史シリーズ】2007年詩まとめ