花の想い「序章」

花の想い、序章です。
そこらへんに咲いているような花、雑草の思いを描きました。

私はどこにでもいるような小さな花。名前は無い。
けれど、人間たちは私たちの様な花を‘‘雑草’’と呼ぶ。
私は太陽の光も刺さないような暗い場所に地味に咲いている。
だからすぐに枯れてしまうし、人の足に踏まれ潰れたり、時には散歩してる犬におしっこをかけられたりすることがある。
私たちの様な花、雑草は愛されたことがない。
でも私はそれでも幸せだと感じている。
もちろん、愛されるのなら愛されてみたい。
人間でもなんでも。
太陽の輝く天気の良い朝に私はそう思うのだった。

花の想い「序章」

続きます。

花の想い「序章」

  • 小説
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-05-21

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