ダメなあなた
今日も朝からずっと部屋でごろごろ。
…働けとは言わないけれどもう少しなんとかならないの?
何もしないし手伝ってもくれない。
ただただわたしがする事をじっと見つめてる。
わたしが何かやってると必ず邪魔をしにくる。
これはあなたを食べさせるために必要な事なのよ?
自分の都合のいい時ばかりわたしに甘えてくる。
普段はそっぽ向いてて呼んでもめんどくさそうにするクセに。
もう! 毛を落とさないでって何度も言ってるのに。
トイレはキレイに使ってって言ってるでしょ!
そんなダメなあなただけど。
夜一緒にくっついて寝るのが最高に幸せ。
毛深いあなたの体を抱きしめていると安心するの。
この時だけはあなたの他には何もいらないなんて思うものよ。
…猫との暮らしってそんなもの。
ダメなあなた