Lifeル!

武器の種類があんなに多い物だとは思いませんでした。

この世に神は居るのだろうか

あちこちから聴こえる銃声と爆音、私は今「そういうところ」に居る。
勿論望んで来た場所だ。
ここに来るとこの世に神はいないってことがとてもよくわかるから、元々何の宗教にも属さない私だったが、世の中の布教師の話を聞いてると信じたくもなって来る。
「そっちの状況はどう?死者負傷者含めてどれくらい居るか報告して」
『はいっ、こちらZ区死者負傷者含め1000人は下りません!現段階の報告としてこちらは見るからに優勢ではありません』
「そうか、なら重傷者を囮に使い軽傷者と残りの兵を一旦本部まで後退」
『っつ、しかし参謀!このまま仲間を見殺しに出来ません!』
「・・・。ではお前は今動ける奴らも重傷者にして見殺しにしたいのか」
『そ、それは、、もっといい方法が何か、』
「そんなものがあるのなら私はとっくの昔にお前に命じている、察せ。」
『っくそ、、、、了解しました。』
「今はそれでいい。絶対に同胞の敵は取るつもりだ。」
『・・・・はい。では一旦引きます。』

こんなやり取りもざらでは無い。だが実際、今戦っている相手が悪すぎる。
こちらの戦力も考えて、崖からの奇襲がいいか、正面からの攻防に出るか、
私は一国の参謀。少しでも同胞の犠牲が少なく、可憐に戦に勝つのが私の役割。
この目標を果たすためには、自身も戦場に赴くほか無いのだろう。
「ただ殺しあって数を残すのだけが戦では無い。か」
いくらか前に爺様から伺った言葉が今の私のアイデンティティともなっている。
そこで、だ。
戦地で主に使用される武器を紹介しよう。
その一、ダガー
これは我が国では最もポピュラーな武器で、短剣だ。近距離戦でしか使えはしないが、持ち運びも楽楽なので、戦士以外にも『一家に一振りダガーナイフ』位の割合で持っている家庭は多いだろう。

その二、拳銃
これは火器のなかで「持ちやすい物」として流行しているが、戦場向きではないといえよう。まぁこれは「暗殺用」として紹介しておこう。

その三、蛇腹剣
蛇腹剣は伸縮自在の上、剣としても有能で使い勝手も慣れれば上手く扱えるため、私としてもお勧めだ。

その四、機関銃
これは自動連射が可能な点ではお勧めだが、非力なものが持つと重く戦場向きではないという意見もややなきにしもあらずという感じるではある。
しかし軽い形状の物もあるためそこらへんは戦士次第とも言えよう。

「はぁ、疲れた」
今日はこの辺にしておこう。
私の休息時間もそろそろ限られて来ているからな。

それでは皆さん、明日も明後日も
「殺し愛ましょう?」

Lifeル!

Lifeル!

ある国の女参謀が、戦争を終わらせようと考えているお話。

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • アクション
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-04-07

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