にゃーお

私の家には大きい猫がいる。
普通の猫よりもかなり大きめ。
皆に見せると、そりゃあもう驚く。
驚愕して、逃げる子もいるけど、この子は大人しく微笑んでいる。

私の一声で朝が始まる。
「おはよう」と言うと「にゃーお」と返してくる。
私が顔を洗うと、この子も顔を洗う。
「同じだね」と言うと、「にゃんにゃん」と応える。
朝食はいつも外で食べてるみたいだ。
だからいつも1人で食べてる。少し寂しい。

今日は天気がいいから、散歩でも行こうと思う。
あの子もきっと散歩だろうな。考えることはいつも同じ。

夜は一緒にご飯。この瞬間(とき)が最高に楽しい。
「今度は私が作ってあげるね」
「ん?美味しいね。明日は何食べよっか?」
「にゃーお」
最高に楽しい。

にゃーお

にゃーお

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-04-06

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