私の秘密。

男子校へ入学?

私は柊 優羽美 ‐ヒイラギユウミ- 高校1年生。
私はこの家では≪いらない子≫なんだ。
双子の妹の愛っていう子をみんな可愛がってる。
この家には、父、母、陸斗、蓮、愛、私が住んでるんだ。
愛はほんとは腹黒くてぶりっこで…あぁ、ムカつく。
小学校ではこいつのせいでいじめられるしさぁ?
ぇ?中学?なんていってないよ~、愛がなんか私にぬれぎにかけて退学させられたぁ。
っても私は小6の夏休みにこっそり友達の家に行くといってアメリカの大学行ってたんだ。もちろん首席卒業。
ぁ、でもこの家で私が大好きな人が一人いるんだ!
それは蓮兄だよ!
蓮兄は愛のこときらいなんだって。
…ぁ、そろそろ夢からさめそうだ。またね。

ピピピピッ ピピピピッ カチッ

優羽美「んっ…ふわぁ…。ねむ。」
私はいわゆる低血圧で朝は苦手なんだ…
私の朝はまず自分の部屋の洗面所にいって顔とか洗って茶髪のロングのウィッグつけて下にいくんだ。
本当は白髪に瞳は~…エメラルドの色?なのかな。
ここの家の人は私の髪のこととか蓮兄以外知らないんだ。
ちなみに白髪でも老人の白髪とは一目で違うとわかるよ。

優羽美「・・・下に行こうかな。」

ガチャ
蓮「優羽美~?起きてるか?おはよう。お前今日から俺と一緒の学校な」
はぁ…相変わらず勝手に入らないでくれ…
…ん?蓮兄と同じ学校…?ぇ。

優羽美「ぇ、でもなんで私が?あの人たちが許すわけ…」
そう、あの人たちとは両親のことだ。まぁ、もう私は本当の親じゃないってわかってるけど。

蓮「あぁ、俺が頼んだ。っつうことで、優羽美!これきてかぶってこい」ニヤニヤ

優羽美「ぇ…な、これ…」
…あー。なるほどね。茶髪のウィッグと男子制服…

優羽美「どう、蓮兄。」
蓮「うわっ可愛い系イケメン男子だわ。」
優羽美「それってほめてんの…?」
蓮「もちろん。女の姿の時は美少女で男装するとイケメンって…まじかぁ。」
なんかいってるけどほっとこう。

優羽美「…蓮兄のとこ男子校だし男装しそうと思ったよ。」
蓮「あはは。あっ、優羽美。青葉高は全寮制だから安心しろ。それに理事長は知り合いだ」
優羽美「えっ!じゃぁ蓮兄といられるの!!やった!」
蓮「学年違うけどな、さて、もういくか。俺とは出来るだけ兄弟とは避けたいだろ?」

蓮兄は世界№2の暴走族、龍希の総長なんだ。
っても私も実は№1の桜牙の総長なんだけどねぇ…
これもあの人たちはしーらない。

優羽美「まぁ、一応お願いしゃっす。」
蓮「じゃぁ別々で登校かぁ…。お兄ちゃん悲しいわ。まぁ学校や寮で話そう。んじゃ外まで一緒に行こうぜ」

私たちはこの家の人たちに気づかれないように家をでた。

優羽美「私は族と関わってるとかバレたくないから歩いていくね」
蓮「おぅ、そうか。じゃぁまた学校でな」
蓮兄はバイクで先に行ってしまった

優羽美「んじゃぁ…歩いてきますか。」


優羽美「ついたぁ…ここが青葉高か。えーっと、まず最初に理事長室へ…」

トントン

優羽美「失礼しま―ゥッ」
??「優羽美~!久しぶり!」
優羽美「ぇ?わぁ!隼兄!!」

今抱きついてきたのは工藤 隼人-クドウハヤト- 私は今桜牙の7代目総長で隼兄は5代目なんだ
隼兄の事は大好きだからこのままでOK

優羽美「先に言っとくけど私この学校では優って名前でよろしく!あと、チャイムなっちゃうからそろそろ…」
隼人「ぁ、そうだな。」

キンコンカンコーン
《ぇー、藤堂先生藤堂先生。至急理事長室にきてくださーぃ。》

ん?藤堂って…

ガチャ

??「んだよっ、隼人。」
優羽美「あ!まっちゃん!!」

??「は?お前誰だっ…ぁ、優羽美か?」
優羽美「そうだよっ、まっちゃ~ん!!」
私はまっちゃんに抱き着いた。

あ、まっちゃんは藤堂松夜っていって、隼兄が総長の時の副総長だったんだ。

隼人「おーぃ、そろそろチャイムなるぞー。優羽美、放課後寮のカギ渡したりするから来い、たまには遊びにもこいな」
優羽美「うん!じゃぁまたね、隼兄!」

優羽美「ねぇねぇ、まっちゃん。私はここでは柊 優ね」
松夜「優な、了解。優はSクラスだ。」
優羽美「Sって暴走族の幹部以上や家柄やー、運動神経やらのクラス?」
松夜「おぅ、そうだ。あ、んじゃこいったら入ってこい」

ガラガラ
松夜「おーぃ、お前ら席に『ぎゃははははは!!』

ぁ…遮っちゃった。やばいかも。

松夜「おぃ、てめぇら静かにしろ、クソどもが!!」

シーン…


さすがまっちゃん。

松夜「今日は転校生がいる。」

『女ですか?!』
『お前馬鹿か、ここ男子校だぞ!!』

はぃ。女です。

松夜「…はいれ」

『ぇ?可愛くね?』
『まじで女なんじゃないの?』
『もう男でもいいわ。抱きたい』

優羽美「柊 優だ。よろしく。」
松夜「優の席は窓側の一番後ろな」

眠い。まぁいっか。おやすガラガラ
ッチ。だれだよ、睡眠邪魔したやつはっ!

??「先生遅れてすみませーん」
??「圭が寝坊しました。」
??「ぇ、俺だけ?!」
??「遅れてすいませーん。」
??「…すみません。」

松夜「またお前らか…もういいわ、席つけ。んじゃ、自習。」
まっちゃんてきとー…

??「なぁ、MU‐NE(ムーン)引退すんだってよ、俺ファンだったんだけどなぁ…」

びくッ  MU‐NEとは今若者に大人気歌手で、実はそれは私なんだ…
ちらっと廊下側にいるそいつらのほうをみると、

??「あっ!!なんか可愛い子がいる!」
ゲッ!!目あっちゃったよー…なんかこっちくるし!!



??「ねぇねぇ君可愛いね!転校生?」
優羽美「あ、あぁ。」
??「名前は?」
優羽美「ふつう自分から名乗るもんじゃないの…?」
蛍「へー、僕たちの事しらないんだ!僕は結城 蛍!銀狼の幹部だよ!」
うわっ…銀狼って全国№1だっけ…かかわりたくねぇ。
…とりあえず分析開始。

赤髪が蛍、可愛い系で実は腹黒って感じかな。
圭「俺は渡辺 圭!よろしくなっ!」
黄髪でうるせぇバカっぽいやつが圭ね。
悛「新野 悛です。副総長をしています、よろしくお願いします」
えーっと…緑髪のやつが敬語で副総長、悛。一番ヤバイ系っぽい…
奏「近藤 奏。」
ふむ。女嫌いっぽいな、こいつ。黒髪が奏ね。
翔「遠藤 翔だ、銀狼の総長」
金髪に近い茶髪の俺様っぽいやつが翔ね。

ここは媚び売っておくか…

優羽美「俺は柊 優、へぇ、銀狼なんだ!倉庫つれてってよ!」
蛍「ゆうちゃんもなんだ…」
圭「だれが連れてくか。女じゃねぇし。」
奏「・・・」

おっしゃー!!大成功!!

翔「おい。お前何やってんの。キモい。馬鹿じゃね、何演じてんだよ」
悛「目が笑ってませんね」
奏「わざとやってる。」

蛍「え!どういうこと?」
圭「は??」

優羽美「ッチ ばれたか。。。」

蛍「え。わざと…?」
優羽美「はぁ…俺にかまうな。」
俺は立ち上がって教室を出た

翔「あいつおもしれぇ…悛、あいつ調べろ」
悛「もうやってます」

私がでていった教室でこんなことをはなしてるとはしりもしないで廊下を歩いていた…

銀狼からの勧誘

あぁ~…それにしてもどこへ行こうかなぁ…?
屋上なんて絶対に銀狼のテリトリー(たまり場)じゃん?

優羽美「なんかいいとこないかなぁ?…ぁ。」

ふと渡り廊下を歩いてる時横をみれば裏庭があって、そこは木がたくさんあって日陰がたくさんある。
しかも木漏れ日があってぽかぽかしてそうだし、雑草もなくて逆に花壇とかが綺麗に花が並べられていて綺麗で、
花の甘い香りや、少し草の匂いがしてとてもいい。

私は一本の木に登り

優羽美「あぁ~…穴場発見。なんで誰もいないのかなぁ、こんないいところ…」

木漏れ日でぽかぽかしていて、風が心地よく私は木の上で眠りについた。


『本当にこんなとこにいんのかなぁ?』『絶対いるって~』『なんかここにいそう。』

優羽美「んっ…うるせぇ…なんだぁ?」

ポケットに入っていたスマホをみると今は昼放課の時間で、声のするほうを見ると銀狼がいた。

優羽美「ゲッ…なんであいつらいんの……」

バレないように少し上のほうへと登り隠れる

悛「優さん、ここにいることはわかっています、出てきてください。」

優羽美「でるわけねぇだろ、アホか…」

悛「はぁ…出てこないのであれば仕方ありませんね、蛍。」

蛍「了解~」

いったい何をするきだ…?
いきなり蛍は匂いを嗅ぐようなしぐさをしていると…

蛍「…あの木の上!!」

いきなり自分の登っている木を指さされ、は?と思っていると銀狼が近づいてきて…

圭「優いたー!!お前なんででてこねぇんだよ~!」
蛍「優の匂いってなんかいい匂いだからすぐわかるよぉ~」

は…?今なんつった?匂い…?こいつ…犬かよ!!

優羽美「…なんのようだよ。」
悛「あなたは何者ですか?あなたを調べましたが一般と比べ情報が少なすぎます。それにロックが硬かったです。」

へぇ?調べたんだ。でも少しでもでたとはやるなぁ…偽情報のようなもんだけど。

優羽美「お前ら調べたのかよ。」
奏「…悛はハッカーで世界№3。」

ほぉ?あの狼岸って悛だったんだぁ。
まぁ無理だろうね、なんせ私№1だし。

優羽美「ふーん。で、本題はなに?」
翔「銀狼に入れ」
優羽美「は?却下、なんではいんないといけないの。てか、あんたらより弱い奴いれてもダメだろ。」

翔は少し考えるしぐさをすると…

翔「奏、蛍。優と戦え。」
蛍「え?なんで?」
翔「お前がこの二人に勝てたら銀狼に入るっつうことで。」

・・・ぁ?
私って銀狼に入りたくないんだけど。
まぁどっちにしろ負けるけどな!

優羽美「わかった。」
翔「んじゃ、はじめ。」

ふむ。
まず蛍がきたな。
うぉ、腹にパンチ!!

私は後ろへ吹っ飛んだ
隙を見逃さず奏が攻める

蛍「?」
この違和感はなんだろう…?

圭「なんや弱いなぁ!!」

悛「…なんだ?」
奏「・・・」
全員なにか違和感がある様子だが翔は無表情で床に転がってる私の腹をけってこようとして

シュッ
優羽美「ぁ…」
翔「フッ」

私はつい避けてしまった

圭「え?」
翔「こいつへの違和感はこいつがギリギリのところで手でも使って避けたりでもしていたんだろ?な、そうだろ」
優羽美「チッ」

奏と蛍が同時に攻撃してきて、二人の攻撃を避け一発ずつ腹を殴る

奏・蛍「ぅっ…」

圭「うそやろ…」
優羽美「さすが…なのかな?総長さんよく見てんね。」
悛「あなたは何者ですか?」
優羽美「人間、俺は銀狼にはいんねぇからな。」
翔「あぁ。」

…そんなすんなり?まぁこっちにとっては嬉しい限り。もうかかわってこないだろう。


優羽美が立ち去ったあとのその場では…

蛍「ちょっと翔!本当に入れないの?!」
圭「なんでや!」

と、しばらく話していた。

私の秘密。

私の秘密。

私には秘密がある。 たくさんの秘密がある。 妹として接してるやつのせいで私は… 私は男子校へと入学することに…?

  • 小説
  • 短編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-04-05

Copyrighted
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  1. 男子校へ入学?
  2. 銀狼からの勧誘