Voice World Crisis
Voice World Crisis~第1話~
【出演】
・人
・コエーブ姫
・魔王シイハ
・神官
・神獣マイリス
・タイチ
(人) 「俺は世界中の何よりもお前が大切だ…生まれた世界が違うなんて関係ないっ!」
「こんな時空の壁なんて越えて、俺はお前をさらいに行く!!」
(●姫) 「っうきやぁぁぁぁぁぁぁあああ//////」
「やばぁい!!やっぱり人間界にこのサイト作って良かった♥たまらんわぁ////」
「早速スマコメしましょっ♪」
[ギーッ]:神殿の扉が開く音
(○姫) 「!?無礼者!!?私(わたくし)の断りも無しに急に開けるとは…っ!!?」
(魔王) 「ふはははっ、コエーブ姫よ…久方ぶりだな!」
(○姫) 「お、お前は…魔王シイハっ!!!な、何故!?お前は1000年前に私が封印したはず…」
(魔王) 「そう、間違いなく我は1000年前にお前に封印された!!」
「だが、数刻前…何者かが我が封印されていたコエー樹を断ち切って行ったのだ!ふはははははっ実に愉快!!」
(○姫) 「ま、まさかっ…!?」
(神官) 「姫様っ!!何事ですか!!っ!?」
(○姫) 「来てはなりませぬっ!!」
(魔王) 「ふっ、そなたの命運も尽きたな!1000年前の屈辱今ここではらしてくれようっ!!!!」
(○姫) 「きゃぁあああああっつつ!!!!!!」
(神官) 「姫様ぁぁぁぁぁぁああっ!!!!」
(魔王) 「ふははははははははっつつ」
[OPテーマ](55秒間)[1:37]
暗黒の闇より生まれし者現る時…
異界より選ばれし 光の騎士舞い降りる
七つに散らばりし声帯石一つにし…
声帯剣と共に光の騎士 悪しき者を打ち破る…
(タイチ) 「やっぱりこの人すげーっ!!全部一人だろ!?スマコメ!スマコメ!…ん!?」
「あれ!?急に画面が…どうしたんだ??」
(アナウンス) 「誠に申し訳ございませんが、当サイトは緊急メンテナンスを行います。」
「ご迷惑をお掛け致しますが、メンテナンス終了まで今しばらくお待ちください。」
(タイチ) 「え!?いきなり?…まぁいっか、もうこんな時間だし!今日は寝てまた明日っと♪」
(神官) 「なんという事だ…これは未だかつてないコエーブの危機だ…。」
(マイリス) 「ピーーーッ!!(悲)」
[翌日夕方]
(タイチ) 「ただいまーっ!母さん?いないのー?まぁ、いっか…さぁてこえ部直ってるかなぁ♪」
「おっ!直ってるっぽいぞ!…ん!?あれ?ま、眩しい…ううわぁぁぁぁぁぁ!!」
[神殿]
(タイチ) 「ん…んっ……あ、あれ?……はっ!!??何?ここどこ!?」
「俺の部屋は!?あ!夢?何だよ夢かよっ…ははは…んっ!?う、うわぁぁぁ!!」
[眩い光と共に人が現れる]
(神官) 「これは夢ではない…」
(タイチ) 「はっ!?えっ?だ、誰!?」
(神官) 「ここは声界コエーブ…異世界より召喚されし伝説の騎士よ!」
(タイチ) 「コエーブ?こえ部じゃなくて??騎士?誰が??」
(神官) 「そなただ」
(タイチ) 「そなたって…俺?いやいやいや!俺ごく普通の高校生だし!!ってかこれ夢だろ?」
(神官) 「夢ではない…これから告げることをよく聞いて欲しい…タイチよ。」
(タイチ) 「え?…何で俺の名前…」
(神官) 「タイチよ…そなたは我が召喚した伝説の騎士なのだ。されば我がそなたの名を知っているのは当然。」
「そして此処はそなたの住んでいる人間界とはまた違った声界(せいかい)コエーブ…」
「人々の夢、希望、願望、様々な想いが集いし創られた。」
「しかし、人々の想いとは儚く、そして不安定なもの…それを繋ぎこの声界のバランスを保っていたのがコエーブ姫。」
(タイチ) 「いた…?」
(神官) 「そう…姫は魔王シイハに囚われ、姫の力は弱まり、この声界はバランスを失っている…このままでは…」
(タイチ) 「このまま…では…?」
(神官) 「崩壊する」
(タイチ) 「崩壊…っで、でも!そんなの俺に関係ないしっ!!」
(神官) 「それが、関係なくないのだ…そなたの世界にあるこえ部。これはコエーブ姫が創りしもの…」
(タイチ) 「えっ!?こえ部が??…も、もしかして昨日急にログアウトしたのって!!」
(神官) 「そう…姫様の力が弱まった為、このままではそなたの世界のこえ部も消滅する。」
(タイチ) 「そんなっ!俺やっと注目入りもするようになって!やっと人気部員の子とのコラボも取り付けた所なのにっ!!」
「なくなるとかっ!!そんなのこれから何を楽しみに生きていったらいいかわからないよっ!!」
(神官) 「そ、そうか(汗)…さすればやってくれるか?」
(タイチ) 「はいっ!!…ん?…で、でも何を??」
(神官) 「魔王シイハの力は強大でこの声界で敵う者はいない…」
(タイチ) 「そんなっ!じゃあどうやって!?」
(神官) 「コエーブには古より伝わりし伝説がある。」
(タイチ) 「伝説っ!?」
(神官) 「暗黒の闇より生まれし者現る時…
異界より選ばれし 光の騎士舞い降りる
七つに散らばりし声帯石一つにし…
声帯剣と共に光の騎士 悪しき者を打ち破る」
(タイチ) 「声帯剣…」
(神官) 「そう、声帯剣を手に出来るのは異界より選ばれし者のみ!魔王シイハを打ち破り、囚われし姫を救い出して欲しい!」
(タイチ) 「でも、何で俺が!!?」
(神官) 「それは、姫様が選ばれたのだ…」
(タイチ) 「え?コエーブ姫が!?で、でも…そんなっ俺に…石を集めて魔王を倒すなんて…」
(神官) 「この声界は先にも告げたように、人々の想いで出来ている。」
「そなたは、そなたが願うほど強くなれる…」
(タイチ) 「そうなの?でも石なんてどうやって…」
(神官) 「石の在処はこの神獣マイリスが導いてくれよう…」
(マイリス) 「ピッピィー!!!」
(タイチ) 「えっ!?な、何!?か、可愛いぃ////」
(マイリス) 「ピピィ♪」
(神官) 「やってくれるか?」
(タイチ) 「う、う~よく分からないけど、やらなきゃこえ部も無くなっちゃうんだろ!?」
「…あーっもうっ!!こうなったらやるしかないっ!!!」
(神官) 「そうか!心より感謝申す!!先ずは7つのジャンルに散らばりし声帯石を集めるのだ!」
「時は迫っている…マイリス頼んだぞ!!」
(マイリス) 「ピピルピルピルピーーーーッ!!!」
(タイチ) 「えっ!?な、何??う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁああっ!!!!!」
[マイリスの背中に乗ってタイチは羽ばたいていく]
Voice World Crisis~第2話~
【出演】
・タイチ
・神獣マイリス
・ギル
・フィーア
(タイチ) 「マ、マイリス!?お前さっきは猫くらいの大きさだったのに!こんなにデカくなるの!?」
「し、しかも飛んでるっ!!!す、すげーっ!!!」
(マイリス) 「ピピィ♪もう直ぐ最初のジャンルに着くっピッ!」
(タイチ) 「えっ!?お前喋れっ…う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁっつつ!!!!!」
[急降下する]
[森の中に着地]
(マイリス) 「ここが最初のジャンル!ファンタジーの国っピ!」
(タイチ) 「お、お前降りるなら降りるって…はぁ…しかも大きさも戻ってるし…」
「で?ファンタジーって…う、うわぁっ!!?」
[目の前に大きな獣が現れる]
(タイチ) 「ま、魔王!!?」
(マイリス) 「違うっピ!コレはファンタジーの国の魔獣だっピ!」
(タイチ) 「そ、そうなの?じゃあ悪い奴じゃないのか!?」
(マイリス) 「いや、襲ってくるっピ…」
(タイチ) 「えっ!?な、なんだよそれっ!!…うわぁっ!!!何!?火の玉!?新たな魔獣!!?」
(マイリス) 「ピピィ?これは…」
(ギル) 「フィーア!危ないだろ?もう少しで人に当たる所だったぞ!?」
(フィーア) 「やっぱりおかしいなぁ…ウインドアロ-は風魔法なのに…」
(ギル) 「へっぽこ魔法使い…」
(フィーア) 「へっぽこって何よ!あんたなんか剣も触れない剣士のくせにっ!!」
(ギル) 「なっ!そ、それは!!」
(タイチ) 「あ、あのぉ…」
(ギル) 「何だよ!」
(フィーア) 「何よ!」
(タイチ) 「こ、これはどうしたら…」
(魔獣) 「ガオオオオ」
(ギル・フィーア・タイチ)「ギャァァァァァぁぁあああ!!!!」
(マイリス) 「ピピルピルピルピィー!!!!」
(魔獣) 「グガガガガガァァ」
(タイチ) 「うわぁ!マイリス凄い!!お前魔獣倒せるのかよっ!」
(マイリス) 「ピピィ♪…どうやらここにも影響が出てるみたいっピ…」
(ギル) 「ふぅ、助かったぁ…どこのパーティーか存じませんが、ありがとうございます!」
「俺は剣士ギル!こっちは魔法使いのフィーア!」
(フィーア) 「何が剣士よ…」
(ギル) 「フィーア!!お前だって!!」
(タイチ) 「あのぉ…」
(ギル) 「あ、すみません…俺達それなりに名の通ったコンビだったんだけど、昨日からフィーアはまともに魔法が使えなくなって…」
「俺に至っては剣士でありながら…尖端恐怖症になって(半泣き)剣が持てないんですぅううう(泣)」
(フィーア) 「剣が持てなくなって心まで弱くなったんじゃない?」
(ギル) 「お前は逆に気が強くなったな!ぐすんっ(泣)」
(タイチ) 「これも姫様の力が弱くなったからなのか?」
(フィーア) 「え!?姫様!?コエーブ姫に何かあったの!!?」
(タイチ) 「えっ…あ…」
(マイリス) 「実は……かくかくしかじか…っピ!」
(ギル・フィーア)「えぇええええ!!!!!???」
(ギル) 「ひ、姫様が魔王にさらわれた!!?」
(フィーア) 「この声界が崩壊してしまうなんてっ!!」
(タイチ) 「なので、今伝説の声帯石を探しに来たんです!」
(フィーア) 「それは分かったけど、一体どこに?どんな形してるの?」
(タイチ) 「それは…どうなの?マイリス!?」
(マイリス) 「僕の額にあるこの石は実は声帯石と共鳴するっピ!」
(タイチ) 「そうなの!?そう言えば神殿にいた時は青かったのに今は赤くなってる!!」
(マイリス) 「さらに近くなると点滅するっピ!!」
(ギル) 「へぇ便利だな!それにしても可愛いなぁコイツ♪抱っこさせて!!」
(フィーア) 「何を呑気な事してるのよ…」
[ピコンピコンピコン:石が点滅する]
(ギル) 「はい、フィーア」
[しーーーん]
(フィーア) 「はい、ギル」
[ピコンピコンピコン]
(ギル) 「えぇええええっ!!?お、俺!!?俺石なの!!?」
(フィーア) 「バカギル!あんたの中にあるんじゃないの?」
(マイリス) 「その通りっピ!7つの声帯石はそのジャンルの人の中にあるっピ!」
(タイチ) 「え!?でもそれじゃあどうやって取り出すんだよ?まさか人ごと持って行く訳にはいかないし…」
(マイリス) 「声帯石は異界の者じゃないと取り出せないっピ!タイチが吸い取るっピ!!」
(タイチ) 「吸い取るって…どうやって!?ま、まさか…」
(マイリス) 「口からすーっとっピ!」
(タイチ) 「ううわぁぁぁぁ!!!う、嘘だろ!?そんな!ば、ばかな!!」
(マイリス) 「本当だっピ!これはタイチにしか出来ないっピ!!時は刻一刻と迫ってるっピ!!!」
(タイチ) 「だって…お、俺まだファーストキスもしてないのに…」
(ギル) 「お、俺はこの声界の為なら覚悟できてるぜ///」
(タイチ) 「な、なんでちょっと頬赤くさせてるんだよっ!!!」
(フィーア) 「そうよ!崩壊しちゃうのよ!さっさとやっちゃいなさいよ///」
(タイチ) 「なんでフィーアもちょっと興奮してるんだよっ!!!」
(マイリス) 「タイチ!!!」
(タイチ) 「あぁぁ!!もう分かったよ!やるよ!やればいいんだろ!![これはキスじゃない!ノーカンだっ!]」
[ぶちゅぅうううううう:吸い取る音]
(タイチ) 「ぷ、ぷはぁぁぁぁっ!!!」
(フィーア) 「こ、これが!?」
(マイリス) 「7つの声帯石の1つ!ファンタジーストーンっピ!!」
(タイチ) 「はぁぁぁもう最悪だぁぁぁぁっ!!!」
(ギル) 「貴様ぁぁっ!最悪とはなんだぁっ!!!…あれ?」
(フィーア) 「ギル!?あなた剣持ててる!!」
(マイリス) 「声帯石の力でこのジャンルのバランスが一時的に戻ってるっピ!でもこれも時間の問題っピ…」
(フィーア) 「そうなんですね!じゃぁ私の魔法も!…ウインドアローっ!!!」
[風の矢が出る]
(フィーア) 「やった!ちゃんと戻ってる♪ありがとうっ♪」
(ギル) 「二人ともありがとう!そして姫様をどうか頼んだっ!」
(タイチ) 「うん!二人も気を付けて!!じゃぁ!行こうマイリス!!」
(マイリス) 「ピピルピルピルピーーーーッ!!!」
[羽ばたく音]
Voice World Crisis~第3話~
【出演】
・タイチ
・神獣マイリス
・●アカネ
・●サナエ
・●カスミ
・○アカネ
・○カスミ
(タイチ) 「おい!マイリス!石の取り出し方があんなだって知らなかったぞ!!」
(マイリス) 「説明する暇がなかったっピ!それに実践してみるのが一番っピ!!」
(タイチ) 「はぁ…こんなんが後6回…」
(マイリス) 「今度のジャンルは百合の国っピ!」
(タイチ) 「百合!!?百合って…ぐへへへ///よし!マイリス!次も俺頑張る!!」
(マイリス) 「単純っピ…」
[降り立つ音]
(タイチ) 「すごい…なんか秘密の花園って感じでドキドキするな///マイリスの額の石も赤いし!この辺にいるのかな!?」
(マイリス) 「たぶんこの近くっピ!!」
(タイチ) 「あ!あそこに綺麗な女の子が3人!!きっとあの人達の誰かだ!!行くぞ!マイリスっ!!」
(マイリス) 「タイチ…このジャンルもどんな影響が出ているか分からない…って聞いてないっピね…」
(タイチ) 「あ、あのぉ!!すみませーーんっ!![う、うわぁ///目の前で見ても三人ともすっごい美人///]」
「僕たち実はこの声界を…」
(●アカネ) 「あなた達何っ?」
(●サナエ) 「やだぁ!男!?何で男がここにいますのぉ!?」
(●カスミ) 「二人ともお静かに…この方がお話ししようとされてますわ」
(タイチ) 「えっ!!?え!?えぇえええええ!!?オ、オカマっ!!?」
(●サナエ) 「はっ!?誰がオカマよっ!!」
(タイチ) 「い、いやぁ…その声どっからどう聞いても男としか…」
(●アカネ) 「昨日から急にこんな声なんですぅう」
(●カスミ) 「それで、お二人はなぜここへ?」
(マイリス) 「実は……かくかくしかじか…っピ!」
(●アカネ) 「えぇええ!!?姫様がっ!!?」
(●サナエ) 「魔王シイハなんて!!怖いですわぁぁっ!!!」
(●カスミ) 「それは、大変なことになってしまいましたわ…}
「それで、私(わたくし)達3人の中に石を持っている可能性がある者がいるという事なのですね…」
(タイチ) 「そ、そうだけど…も、もしかしたら違うかなぁって気も…」
(●サナエ) 「それにしてもこの子可愛いですわっ!!!」
[ピコンピコンピコンピコンピコンピコン:石が点滅する]
(●アカネ) 「サナエお姉様っ!!まさかっ!」
(●カスミ) 「サナエのようですわね…」
(マイリス) 「そうみたいっピ!さぁ!タイチ早く吸うっピ!!」
(タイチ) [い、いやだぁぁぁ!!何でだ!?見た目はめちゃくちゃ綺麗だし!中身も女性のはずなのに!!]
[声の所為か?どうしてもオカマにしか見えなぃいいいっ!!!]
(●サナエ) 「私、男の人とは嫌で嫌でしかたありません…でも!この声界のためっ!!!」
(タイチ) 「い、いや!ちょっと!!覚悟の時間をぉおおおお!!!…」
[ちゅうううううううう:吸い取る音]
(タイチ) 「ぷはぁぁぁぁあっ…ごほっごほっ」
(マイリス) 「やった!2つ目の石!GLストーンっピ!!」
(○アカネ) 「良かったわぁ!…あ!声も元に戻ってますぅ!!」
(○カスミ) 「本当ですわ!サナエ!よくやりましたわ」
(●サナエ) 「お姉様っ!!私頑張りましたわっ!!あれ?」
(○アカネ) 「サナエお姉様だけどうして元に戻ってませんのぉ?」
(○カスミ) 「そう言えば、サナエ昨日から風邪をひいていると言ってなかったかしら?」
(●サナエ) 「えぇえ!?じゃあ私だけこのままですのっ!!?」
(タイチ) 「じゃ、じゃあ先を急いでいるので…」
(●サナエ) 「ちょっと!お待ちなさいよっ!!!」
(タイチ) 「行くぞっ!マイリス!!!お大事にぃいいい!!!!!」
[羽ばたく音]
Voice World Crisis~第4話~
【出演 】
・タイチ
・神獣マイリス
・ピエール
・霊子
(タイチ) 「はぁ…一体何だったんだ…」
(マイリス) 「ここまで順調っピ!次のジャンルはホラーの国っピ!」
(タイチ) 「えっ!?ホラー!!?嫌だぁぁぁぁぁあっ」
[降り立つ音]
(マイリス) 「着いたっピ!」
(タイチ) 「もう着いたの?薄暗いし…廃墟の遊園地とか…不気味過ぎるし…それに人も見えないけど?」
(マイリス) 「でも、反応出てるっピ!この近くにいるっピ!!」
(タイチ) 「あ!あそこ!メリーゴーランドの所に人がいる!行ってみよう!」
[駆け寄ってみる]
(タイチ) 「あれぇ?人が見えたんだけどなぁ…」
[急に照明がついて、メリーゴーランドが動き出す]
(ピエール) 「レディース&ジェントルマーン!!ようこそ!僕のパーティーへ!」
(タイチ) 「え!?パ、パーティー??」
(ピエール) 「僕はこのパーティーの主催者ピエール♪これからメインイベント!デスゲームを始めようじゃないか♪」
(タイチ) 「デスゲームって…い、命を賭けてって事?そんなっ!!!」
(ピエール) 「そう、君と僕…命を賭けた……いやだぁ!!命賭けてゲームとか怖いよぉお!何でやるのぉ!?(泣)」
(タイチ) 「い、いや…君が言い出した…」
(ピエール) 「そう、僕はマッドゲームマスター…だけど怖いのやだよぉおお(泣)」
(マイリス) 「これもたぶん影響だっピ!」
(タイチ) 「そうか…兎に角早くあの人が石の持ち主か確認しないと!」
「あのぉ、コイツちょっと持ってもらえませんか?」
(ピエール) 「え?何この生き物?噛んだりしない!?怖いんだけどっ!!!」
[しーーーん]
(タイチ) 「あれ?反応が無い…じゃあどこに…」
(霊子) 「あのぉ~…」
(タイチ) 「うわぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
(神獣) 「ピィイイイイイイイイっ!!!」
(ピエール) 「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
(霊子) 「ひぃやぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
(タイチ) 「い、いつからそこにぃ!!?」
(霊子) 「あなた達が空から降りてきたところから…」
(タイチ) 「ずっとついて来てたの!?…ってかうわぁ!あ、足が透けてるっ!!!」
(霊子) 「えっ!?足透けてる!!怖っ!!」
(タイチ) 「えっ?」
(霊子) 「わ、私死んでいるので…でも足が透けてるとか…ゆ、幽霊怖いっ…」
(タイチ) 「幽霊怖いって…自分幽霊じゃ…でも、もしかしてこっちの人に反応してたってことかな!?」
(マイリス) 「そうかもしれないっピ!」
(タイチ) 「あのぉ、ちょっとコイツ持ってみてもらえません?」
(霊子) 「え?…なんか火の玉みたい…怖いんですけどぉ…」
[ピコンピコンピコンピコン:石が反応する音]
(タイチ) 「あ…今度は幽霊とかよっ!!」
(マイリス) 「実は……かくかくしかじか…っピ!」
(霊子) 「コエーブ姫が!!?」
(ピエール) 「僕が怖がりになったのもその影響なのかっ!」
(タイチ) 「そう!なので時間がないので!早速っ!もうこういうのは勢いだっ!」
(霊子) 「えっ!?で、でも石と一緒に魂とか抜かれません?怖いんですけどぉ…」
(タイチ) 「もう抜けてますっ!!」
[ちゅぅうううううう:吸い取る音]
(タイチ) 「ぷ、ぷはぁぁぁっ…あぁ、幽霊までとも…」
(マイリス) 「やったっピ!これで3つ目の石!ホラーストーンも手に入ったっピ!!」
(タイチ) 「良かった!」
(ピエール) 「…ふはははははははっは!!さぁ!石も手に入った事だし、僕とデスゲームをっ!!」
(霊子) 「私の…唇をよくもぉおお!!呪い殺してやるぅうう!!!」
(タイチ) 「う、うわぁあぁ!!マイリスっ!い、行こうっ!!」
(マイリス) 「ピ、ピピィーーーーっ!!!!」
[羽ばたく音]
Voice World Crisis~第5話~
【出演 】
・タイチ
・神獣マイリス
・ウサギ
・ネコ
・クマ
(タイチ) 「はぁぁぁぁ危なかったぁ…」
(マイリス) 「次はきっと穏やかだっピ!ゆるふわの国に着くっピ!!」
[降り立つ音]
(タイチ) 「なんか日差しもぽかぽかで、ここはすごく気持ちいいな♪」
(マイリス) 「この近くに石を感じるっピ…」
(タイチ) 「この近くって言ったって、辺りにいるのはネコとウサギとクマしか…クマぁぁっ!!!」
(ウサギ) 「君たち誰ぴょん?」
(タイチ) 「ウサギが喋った!!ってかクマ!クマ!死んだふり!死んだふりしなきゃ!!」
(ネコ) 「そんなことしなくても大丈夫にゃん!」
(クマ) 「僕たちこのジャンルの住人だもーん」
(マイリス) 「このジャンルは可愛いアニマルキャラ達が生活してるっピ!」
(ネコ) 「君たちはこのジャンルの住人じゃにゃいにゃん?[マジどこのどいつだよ?]」
(タイチ) 「ん?」
(ウサギ) 「どうしてここに来たぴょん?[つまんねぇ用件だったらぶっ飛ばすぞゴラァ!]」
(タイチ) 「ん?んっ!?」
(マイリス) 「実は……かくかくしかじか…っピ!」
(クマ) 「姫様が大変だもーん![めんどくさぁーい]」
(タイチ) 「さっきから何か酷いのが聞こえるんだけどっ!!」
(ネコ) 「にゃに言ってるにゃん??誰も酷い事なんて言ってにゃいにゃん![は?何言ってんだこいつ…]」
(マイリス) 「どうやらバランスが崩れた影響で心の声がダダ漏れのようだっピ…」
(タイチ) 「は?どこがゆるふわ??めちゃくちゃ腹黒いじゃんかっ!」
(ウサギ) 「それで、この中の誰が声帯石を持っているぴょん?[吸われるとかマジ勘弁!クマにしろ!クマ!]」
(ネコ) 「マイリスちゃんに触れたら分かるにゃんね![やだ!絶対私じゃありませんようにっ!!]」
(タイチ) 「なんか俺心が折れそうだよぉ(半泣)」
(クマ) 「じゃぁ僕から確かめてみるもーん[あぁ、めんどくさー]」
[ピコンピコンピコンピコン:石に反応する音]
(ウサギ・ネコ)「[よっしゃぁぁぁっ!!]」
(タイチ) 「幽霊の次はクマか…でもある意味この中では一番いいかも(半泣)」
[ちゅぅううううううう:吸い取る音]
(マイリス) 「タイチ頑張ったっピ!これで4つ目のメルヘンストーンも手に入れたっピ!!」
(タイチ) 「あ、あぁこれでやっと半分集まったな…」
(ウサギ) 「君たちすごいぴょん!!僕たちも応援してるぴょんっ!!」
(ネコ) 「姫様を!この声界をお願いしますにゃん!!」
(タイチ) 「う、うん…ありがとう…何だろう、心の声は聞こえなくなったけど、複雑…」
(ウサギ) 「あれ?クマさんどうしたぴょん?顔が赤いぴょんよ?」
(クマ) 「う、ううん…な、なんでもないもーん///[どうしよう…なんかドキドキしてる///]」
(タイチ) 「ん!?何か今…ははははっ、ま、まさか!よし!マイリス!次に行こう!!」
[飛び立つ音]
Voice World Crisis~第6話~
【出演 】
・タイチ
・神獣マイリス
・慎次郎 (しんじろう)
・正之介 (しょうのすけ)
・お花 (おはな)
・お水 (おみず)
(タイチ) 「はぁ…これでやっと半分集まったか!」
(マイリス) 「時間が迫ってるっピ!次に急ぐっピ!!」
[急降下の音]
(タイチ) 「ここは…なんか…日本?」
(マイリス) 「ここは和の国っピ!!」
(タイチ) 「なるほど!昔の日本みたいだ…ってか人多すぎっ!!すごい賑わってて…この中から探すの!?ってわっ!!」
[バリーンっとガラスが割れる音]
(慎次郎) 「こりゃあかんっ!!お花にやるはずだった化粧鏡がぁぁっ!!」
(タイチ) 「えっ…お、俺のせい!?そっちがぶつかって来たんじゃ…」
(慎次郎) 「兄ちゃん!どないしてくれんや!激おこや!!」
(タイチ) 「ど、どうって…ん?」
(慎次郎) 「こちとら急いどるんや!!一緒に来いぃい!!」
(タイチ) 「え!?えっぇええ!!マイリスぅうう!!」
(マイリス) 「タイチぃいい!!!?」
[遊郭の中へ移動]
(慎次郎) 「正之介!正之介どこやぁ!!しゃぁない…兄ちゃんここで待っときぃ!!」
(タイチ) 「え!?そんな!俺急いでるっ…」
[襖を閉めて出ていく]
(タイチ) 「もぅ~どうすんだよぉ!マイリスともはぐれちゃったし…ん?何かとなりから声が…」
(お花) 「もうっ///正之介様ったらぁ///止めておくんなしぃ♥」
(正之介) 「お花ぁ///良いでっしゃろぉ♥」
(タイチ) 「えっ///な、なななな何っ!!?ってかここって…」
[バタンっと屏風が倒れる音]
(正之介) 「何だすかぁ?盗み聞きでっか?」
(お花) 「あらぁ、お出でなんし♥」
(タイチ) 「す、すすすすすみませんっ!!!」
(お水) 「何だすかぁ…いけんせんよぉ外まで大きな声が聞こえてんす…あら、正之介さんここに居たんでありんすね…」
[ピコンピコンピコンピコン:石が反応する音]
(正之介) 「お水…今宵もべっぴんさんですなぁ~」
(タイチ) 「あっ!!その抱えているのっ!!!」
(お水) 「あぁ、この化け狸でありんすか?迷い込んでいんした。」
(マイリス) 「タイチぃいいいいいい!!!!(泣)」
(タイチ) 「マイリスぅぅうう!!!!良かったよぉおお!!!って事は…」
(マイリス) 「この人みたいっピ!実は……かくかくしかじか…っピ!」
(正之介) 「何ということだすか…」
(お花) 「しょんぼり沈殿丸でありんす…」
(お水) 「わっちとぬし様が接吻をすればいいんでありんすね」
(タイチ) 「は、はいっ!![よっしゃぁ!ここまで来てついに綺麗なお姉さんと出来るっ!!!]」
(正之介) 「何やそない頬染めはって…さては、あんさんまださくらんぼ小僧なんだすなぁ」
(タイチ) 「さ、さくらんぼ!?それってチェリー…んっ!!!?」
[ちゅうぅううううう:吸い取る音]
(タイチ) 「ぷはぁ!!!そんないきなりっ////」
(お水) 「時間がないのでありんしょう…」
(マイリス) 「これで5つ目の声帯石!ヤマトストーンっピ!!でもここは影響出てないようだったピね!」
(タイチ) 「いや…ちょいちょいおかしい気がしたぞ…」
(お水) 「そう言えば…わっちらの声界を救ってくれはってるし、この化粧鏡の事は許してあげんす!」
(タイチ) 「えっ!?それはさっき外でぶつかった男の人の…何で!?」
(正之介) 「お水はお花の兄上でっせw」
(慎次郎) 「可愛い妹だけをこないな所で働かせる訳にはいきまへんからな!!」
(お水) 「ごほんっ!!ほな、さっきはご馳走様♥」
(タイチ) 「そ、そんなぁぁぁぁあああっ!!!!!」
(マイリス) 「ほ、ほら…タイチ次へ急ぐっピ!」
(タイチ) 「うん…(泣)」
[飛び立つ音]
Voice World Crisis~第7話~
【出演 】
・タイチ
・神獣マイリス
・コエーブ姫
・ユウ
・マコト
(タイチ) 「なんかどっと疲れが出てきた…」
(マイリス) 「でもあと2つっピ!!次はBLの国っピ!!」
(タイチ) 「BLって…ボーイズラブ!!?男しかいないじゃんかぁぁぁぁああ!!!」
[急降下の音]
(マイリス) 「到着っピ!!どうしたっピ?元気出すっピ!タイチ!!」
(タイチ) 「だってぇ…もう男とするの確定じゃんかぁ…」
(マイリス) 「ピッ…ピピピピピィィイイ!!!!」
(タイチ) 「う、うわぁマイリス!!?急にどうしたんだよ!!?マイリス??」
(○姫) 「異世界より召喚されし伝説の騎士よ…私はコエーブ…」
(タイチ) 「マイリスの声じゃない…この声…コエーブ姫!!?」
(○姫) 「はい…今、魔王の隙をみてマイリスを通じてあなたとお話ししているのです…」
(タイチ) 「そ、そんな!!大丈夫なんですか?姫様は無事なんですか!??」
(○姫) 「私は…だいぶ力は弱くなってしまいましたが大丈夫です…」
「伝説の騎士よ…もしもの時の為の呪文をあなたに伝えておきたく…」
(タイチ) 「もしもって!!?」
(○姫) 「魔王が戻ってきます!!どうかお耳をそばにっ!!」
(タイチ) 「えっ!?こ、こう??」
(○姫) 「………もしもの時はコレを唱えて下さい。」
(タイチ) 「え…で、でも!もしもって!!?」
(○姫) 「タイチ…ありがとう…どうかお願いしま…」
(タイチ) 「え…ひ、姫様っ!!?姫様っ!!!」
(マイリス) 「ピピピィ???」
(タイチ) 「マイリスっ!!姫様が危ないっ!!急ごうっ!!」
(マイリス) 「ピ…ピピィ!!?目標は近いっピ!!」
(ユウ) 「あぁぁぁっ!!もう!何でここ男の子しかいないのっ!!女の子!女の子どこぉっ!!」
(マコト) 「ユウ!うっせぇぞ!俺だってこんな所もうやなんだよ!ごつごつした筋肉じゃなくてモチモチした女の子抱きたーいっ!」
[走ってくる音]
(タイチ) 「あのぉ!!すみませんっ!!」
(ユウ) 「なんだ男の子か…付き合ってとか、もうそういうの勘弁して欲しいんだけどっ!」
(タイチ) 「い、いや…そうじゃないんですけど…」
(マイリス) 「実は……かくかくしかじか…っピ!」
(マコト) 「そ、そんな…コエーブが…じゃあ俺が急に男に興味なくなったのもその影響なのか…」
(マイリス) 「たぶんそうだっピ!」
(ユウ) 「それで、僕達のどっちかが声帯石を持っている可能性があるって事だね…じゃあ僕から!」
[しーん]
(ユウ) 「僕じゃないみたいだね!はい!一応マコトも抱いてみて!」
(マコト) 「あ、あぁ…」
[ピコンピコンピコンピコン:石が反応する音]
(マコト) 「やっぱり俺なのかよぉ!!もう男とキスなんてしたくねぇよ!俺は柔らかくてプルンプルンの女の子の唇がいいんだよっ!」
(タイチ) 「つべこべ言ってる暇なんて無いんだよっ!姫様が危ないんだ!男なら黙って受け入れろっ!!」
[ちゅぅうううううう:吸い取る音]
(マコト) 「んっ!!…あふっ…んんんんっ…」
(ユウ) 「わぁ///タイチ君なかなかの攻めっぷり…」
(マイリス) 「タイチが急に男らしくなったっピ…」
(タイチ) 「んっ…はぁはぁはぁはぁ…」
(マコト) 「んっ…はぁはぁはぁはぁ…なんか久々な感じ…///」
(マイリス) 「やったっピ!!これで6つ目の声帯石!BLストーンだっピ!!」
(ユウ) 「マコト…酷いよ!!僕の目の前であんなの…」
(マコト) 「ユウ…お前は本当に甘えん坊だな、でもおねだりの仕方忘れたんじゃないのか?」
(ユウ) 「そ、そんな意地悪言わないでよ…///」
(タイチ) 「な、なんかいい雰囲気みたいだし…俺達は先を急ごう…」
(マイリス) 「そ、そうっピね…」
[飛び立つ音]
Voice World Crisis~第8話~
【出演 】
・タイチ
・神獣マイリス
・彼氏
・彼女、メイド
・コエーブ姫
(タイチ) 「よし!これで遂にラストだっ!!」
(マイリス) 「最後のジャンルは恋愛の国っピ!!急ぐっピ!」
[急降下の音]
(タイチ) 「ここはまた…季節めちゃくちゃだな…あっちには雪積もってるし、こっちでは桜咲いてるし…これも影響?」
(マイリス) 「ここではこれが普通っピ!恋人たちには常に色んなシチュエーションが必要っピ!」
(タイチ) 「そ、そうなのか……あ!あそこにカップルがいる!あの人たちかも!!マイリス行こう!!」
(マイリス) 「ピピィー!」
[駆けつける音]
(タイチ) 「あ、あのぉ…」
[無視して、スマホをいじってる音だけする]
(タイチ) 「なぁマイリス?ここ本当に恋愛の国?さっきからこの二人それぞれスマホいじってるだけなんだけど?」
(マイリス) 「うーんこれもバランスが崩れている影響かもっピ…」
(タイチ) 「あのぉ!!すみませんっ!!聞いて下さいっ!!」
(彼女) 「…ねぇ、なんかあんたに話しかけてるよぉ?」
(彼氏) 「…俺じゃなくてお前じゃねぇ?」
(タイチ) 「お二人にですっ!!実はっ!!」
(マイリス) 「…かくかくしかじか…っピ!」
(彼氏) 「うわぁマジかよ…ヤバくねぇ?」
(彼女) 「ってか、私それ…犯人知ってるかも…」
(マイリス) 「ピピっ!!?何者っピ!!?」
(彼女) 「私、前からバイトで神殿のメイドしてたんだけど…」
(彼氏) 「マジかよ!?俺知らなかったんだけど!!?」
(彼女) 「は?こっちはどれだけあんたに貢いでると思ってんだよ?金が勝手に沸いてくるとでも思ってたのかよ!?」
(タイチ) 「マイリスぅ…ここ本当に恋愛の国??」
(マイリス) 「ピ、ピピィ…それで話の続きをお願いするっピ!」
(彼女) 「あぁ、それでこの前バイト行ったら…」
[ここから回想]
(メイド) 「姫様?この方達は?」
(●姫) 「あぁ!人間界とネット繋げたんだけどねぇ、何かいまいち回線良くなくて!業者に来てもらったの!」
(メイド) 「は、はぁ…そうなんですね…」
(業者) 「お客様!!どうやらこの先にある大きな樹が電波の受信を妨害しているようですね!」
(●姫) 「まぁ!そうなんですね!!じゃぁバッサリ切っちゃって下さいっ!!」
(メイド) 「姫様?よろしいんですか?」
(●姫) 「別に樹の一本や二本切ったって問題ないわよっ♪それより聞きにくくってイライラしちゃって…」
[回想終了]
(タイチ・彼氏)「はぁぁぁぁぁあああっ!!?」
(タイチ) 「えっ!?じゃぁ魔王が封印されてたコエー樹を切ったのって…」
(彼氏) 「姫様本人ってことかよ?」
(マイリス) 「たぶん姫様…その樹がコエー樹だったことを忘れてたっピね…(汗)」
(タイチ) 「何だよそれ!?自業自得じゃんっ!!そんなのに俺巻き込まれて…男とかオカマとかとキスまでして…」
(マイリス) 「タイチぃ…」
(タイチ) 「うっ…う…でも…理由はどうあれこの声界もこえ部もこのままじゃなくなるんだもんな…」
(マイリス) 「タイチっ!」
(タイチ) 「一瞬腹が立ったけど、ここまで来て止めたりなんてしないよっ!」
(彼女) 「君すごくかっこいいね♥わ・た・し好きになっちゃいそう…ん…(キスする)」
(タイチ) 「んっ!!?…ふっ/////」
(彼氏) 「えっ!!?おいっ!!」
[ちゅぅううううう:吸い取る音]
(タイチ) 「ぷはぁ////あ…あ、うわぁぁぁぁ////」
(マイリス) 「やったっピ!最後の一つ!ラブストーンっピ!!彼女の方が持ち主だったピね!」
(彼氏) 「おい!お前っ!!どういうつもりだよ!?」
(彼女) 「あんたみたいな紐男よりずーーっと彼の方が素敵だもんっ!!」
(彼氏) 「な、なんだよそれぇ!!!」
(彼女) 「タイチ君って言ったっけ?姫様あんなんだけど、私たちには必要な方なの…よろしくね!」
(タイチ) 「は、はいっ!!!」
Voice World Crisis~第9話~
【出演】
・タイチ
・神獣マイリス
・魔王シイハ
・神官
・フィーア
・ギル
・○アカネ
・○カスミ
・○サナエ
・霊子
・ピエール
・ウサギ
・ネコ
・クマ
・正之介
・お花
・慎次郎
・お水
・コエーブ姫
・ユウ
・マコト
・彼氏
・彼女
(タイチ) 「これでやっと…やっと7つ集まった!!」
(マイリス) 「よくやったっピ!さっ!声帯剣を召喚するっピ!」
「ピピルピルピルピー!!!!」
(タイチ) 「こ、これは?」
(マイリス) 「さぁ!この魔法陣に声帯石をそれぞれ配置するっピ!」
(タイチ) 「わ、分かった!……よし!出来たっ!!」
(マイリス) 「タイチの頭の中に直接僕が呪文を教えるっピ!それに続いてタイチが唱えるっピ!」
(タイチ) 「分かった!やってみる!」
「七色の声は一つとなりて…聖なる声は闇夜も打ち砕く…今こそ我が手にっ!声帯剣っ!!!」
[光と共に声帯剣がタイチの目の前に現れる]
(マイリス) 「タイチやったっピ!さっそくそれを手にするっピ!!」
(タイチ) 「これが…んっ!なんか力が入って来る感じがする……はっ!!?きゅ、急に空が??」
(マイリス) 「こ、これはもしかして…魔王っピ!タイチ気を付けるっピ!!」
(タイチ) 「えっ!!?」
(魔王) 「ふはははははははっ!!!これは…まさか本当に声帯剣を召喚させるとはなっ…少し侮り過ぎたようだ…」
(タイチ) 「魔王自らお出でになるとはなっ!!そっちに行く手間が省けたっ!!姫様はどこだっ!!」
(魔王) 「コエーブ姫なら…この瓶の中だ…」
(タイチ) 「はっ!!ひ、姫様っ!!?」
(神官) 「こ、これはまずい…瓶の中に邪悪な気が充満し黒くなっている…このままでは…」
(タイチ) 「そ、そんな…って!?神官さん!!?きゅ、急にどこから??」
(神官) 「そなたの行動は常に見させていただいていた。我も一緒に戦うために参った。」
(タイチ) 「ず、ずっと見てたのか…で!?まずいって!!?」
(神官) 「コエーブは人々の想いで作られた声界…しかしバランスが崩れた影響で人々の不安、不満といった不の想いが充満している。」
「想いは姫様の所に集まる…それがあの瓶に集約され魔王の力となり、姫様は消えかかっている…」
(タイチ) 「そんな…じゃあ魔王はどんどん強くなってるってことかよ!?」
(神官) 「最早、その声帯剣では魔王は倒せぬやも…」
(魔王) 「ふははははははっ!!どうしたっ?手も足も出ぬか?ははははははっ!!!」
(フィーア) 「ウインドアローっつ!!!」
(タイチ) 「こ、これは!!」
(ギル) 「はぁぁぁっ!!くらえっ!爆炎斬(ばくえんざん)っ!!!」
(魔王) 「うっ!!な、なんだっ!!?これは!!?」
(ギル) 「魔王討伐なんて、俺らが手伝わないでどうすんだよっ♪」
(タイチ) 「ギル!!フィーアっ!!!」
(○カスミ) 「コエーブは…」
(○アカネ) 「想いが力になるですぅ!」
(○サナエ) 「私達もここからお祈りしております!」
(タイチ) 「カスミさん、アカネさん!それに…サナエさんっ!!風邪治ったんですねっ!!!」
(霊子) 「想いなら負けません…魔王を呪い殺します…」
(ピエール) 「面白いね!魔王って呪い殺せるのかな?♪」
(タイチ) 「ホラーの国のみんなっ!」
(ウサギ) 「アニマルパワーを見縊るなぴょん!」
(ネコ) 「いざとなったらネコパンチもお見舞いするにゃん!」
(クマ) 「諦めちゃダメだもーんっ!」
(マイリス) 「ゆるふわの国のみんなもっピ!!」
(正之介) 「これはまた、偉いことですな!」
(お花) 「あらあらぁ」
(慎次郎) 「タイチ!!」
(お水) 「わっちらもお祈りしんす♥」
(タイチ) 「和の国のみんなも…」
(○姫) 「みんなごめんなさい…」
(神官) 「こ、この声は…!!?」
(タイチ) 「コエーブ姫!!?無事なんですかっ!!?」
(○姫) 「このままでは…コエーブは崩壊し…それだけでなく、魔王が支配する暗黒の声界が生まれてしまいます…」
(タイチ) 「そんなっ…じゃあどうすればっ!!」
(神官) 「魔王ごと…この声界を封印する…」
(タイチ) 「この声界ごと!!?そんな事したらみんなは!?」
(○姫) 「時間がありませんっ…私が完全に消える前に…お願いっタイチっ!!!あの呪文をっっ……」
(タイチ) 「ひ、姫様っ!!?そんな…だって…そんなことしたらみんなも!!!」
(ユウ) 「僕、暗黒になんて染まりたくないからねっ!!」
(マコト) 「誰もタイチを恨むなんてしない!むしろ感謝してるんだ!」
(タイチ) 「ユウ、マコトも…」
(彼氏) 「お前のお陰で正気を取り戻せたんだ!」
(彼女) 「タイチ一人じゃないよ!みんな一緒だから!」
(タイチ) 「彼氏さん…彼女さん…」
(マイリス) 「タイチ!!一緒っピ!コエーブは想いで創られるっピ!!みんなの想いで奇跡も起きるっピ!!」
(タイチ) 「マイリスぅ……おれぇ…俺…この声界に来れて良かった…みんなに会えて良かった…だからっ!!!」
(魔王) 「愚かなっ!!この声界も消えるのだぞ!?」
(タイチ) 「一重の想いは泡沫とえ…集いし想いは永遠(とわ)へと続く…」
(魔王) 「おぉぉぉのぉぉぉれぇぇえっ!!!やぁめぇえろぉおおっ!!!」
(タイチ) 「コエーブ、コエーブ、ウトガリアァァァアっ!!!!」
Voice World Crisis