秋乃 憂

 砂の味、埃。
 ダレカの笑い声、憂鬱。
 求めた色、際限なく変わり果てて
 嵐、闇、黒、黒、白。

 棺桶の中の、青い眼
 一瞥したような空虚
 電話越しのナニカ、浮游、浮游。

 パズルが足りない。
 酸素が足りない、ザー、ザー。

 相も変わらず理解不能。
 モザイク、夕景。

 切り取った空、そこだけが朝焼け。

 霞んだら灰、滴れば愛。
 今日も要らない盲目を持ち出して
 蜃気楼、遊泳。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-03-21

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