Love/Unchangeable

プロローグ

春の日の
木漏れ日の様な優しさイメージして

夏の日の
空に見る雲の強さをイメージして

抜け殻の心満たしたい


もう君はいないのだから・・・

起 ①

緑増します
春の訪れに

風はやさしく
僕を呼び止めて

ふと足を止めて
ふり返れば

そこには君がいた

季節がひとつ巡る度
心の色を変えて来た

木枯らしが吹く
夕暮れ時は
そっと黄昏てみたり

粉雪が舞う
そんな夜は
人恋しさに
色を無くした

どれだけ
待ってたんだろう?

緑増します
春の訪れに

風はやさしく
僕を呼び止めて

ふと足を止めて
ふり返れば

そこには君がいた

季節がひとつ巡る度
心の色を変えて来た

街行く人の
波にはぐれて
独りたたずんでみたり

雨に煙る
そんな日は
見慣れた街も
色を無くした

どれだけ
待ってたんだろう?

緑増します
春の訪れに

風はやさしく
僕を呼び止めて

ふと足を止めて
ふり返れば

そこには君がいた

起 ②

好きになるなんて思わなかったよ

あの日君に会ったのも

特別意味があった訳じゃないし

名前を聞くことさえしなかった

好きになるなんて思わなかったよ

何度か街で見かけても

偶然名前を知った時も

気付かないでいた

この気持ちに

あの時までは・・・

起 ③

会う度ごとに君のこと
気になり始めてるんだ

名前の他にはまだ何も
知らない君なのに nn

頬杖ついて僕を見ている
君の瞳を見つめ返せない

(早くなる鼓動)

無邪気に笑うその瞳に
映る僕は今 不自然じゃないかな?

地下鉄の駅のホームで
信号待ちの交差点で

居るはずのない君のこと
探して見たりして nn

ため息ついて君を見ている
僕の視線に気付いているみたい

(早くなる鼓動)

無邪気に笑う その瞳に
映る僕は今 不自然じゃないかな?

起 ④

だから君は無邪気に
(僕に)
「君が好き」だと話した

そして僕は
「君を誰よりも大切に思ってる」・・・
言えばよかった

起 ⑤

遠回りして
駅へ向かう
ふれあう肩と肩
いつもの歩幅と
少し違ってるの
気付かないふりで歩いた

少しでも
少しでも
この時間が
続くようにと願う
二人の帰り道

遠くなる影
家路を急ぐ
人の肩と肩
ぶつからない様に
上手くかわしてるの
気付かないふりで歩いた

少しでも
少しでも
この時間が
続くようにと願う
二人の帰り道

起 ⑥

移りゆく季節に
不安を感じることなど
これまで一度もなかった

ー 何がわざわいするかわからないし
何がさいわいするかわからない ー

そうだとしたら・・・

白黒つけるために
あれこれ考える必要なんて
ないのかもしれないね

心の声に耳を澄ませ
心のおもむくまま
愛しい君へ

起 ⑦

ただひとつの願いを今始めよう

夢で見たどんなことよりも・・・

僕は君を心に抱いていたい

起 ⑧

見上げた空の飛行機雲が
矢印のように伸びて

君が居る場所へと
僕を誘うみたい

「君が好きだよ」その一言が
上手く伝えられなくて

君と居る時間が
短く感じられる

飾らない言葉でいい
今夜伝えよう心を込めて・・・

君が好きだよ

ずいぶん長く待たせたみたい
上手く伝えられなくて

僕が行く場所はもう
空が教えてくれた

飾らない言葉でいい
今夜伝えよう心を込めて・・・

君が好きだよ

承 ①

近ごろ僕の頭の中は

ほとんど少しの

スペースもなく

君がつまってる

何をするにしても

今までとは違ってる

近ごろ僕の心の中は

ほとんど少しの

スペースもなく

君がつまってる

朝の君が

昼の君が

夜の君が

承 ②

何をするにしても
二人は一緒にいる
だけど・・・

どれもこれも
あれもそれも
ごちゃまぜなんかじゃない

もっと上の方
ずっとずっと上の方の
綺麗な恋だよ 二人

もっと上の方
ずっとずっと上の方の
綺麗な恋だよ 二人

承 ③

君と出会って
君を好きになって
君も同じように
僕を見ていてくれた

それがどんなに素敵な事なのか
僕は気付いたんだ

風の日の流れ星を
ずっと探していた
どうかこの思いを
どうか忘れませんように

いつか君と二人で行きたい
虹の彼方へ二人で行きたい

それがどんなに素敵な事なのか
僕は知ってるんだ

風の日の流れ星は
きっとこう言うだろう
大丈夫だよって
信じていれば

風の日の流れ星を
ずっと探していた
どうかこの思いを
どうか忘れませんように

消えてしまいませんように

承 ④

Tull tu tu Tull tu tu
Tull tu tu Tull tu tu

重ねた手の温もりが
そのまま僕等の未来
生まれたての恋人達が
見ている その未来

時が流れ思いが痩せても
手を取り合って歩いて行こう
生まれたての恋人達が
見ている あの未来へ

Tull tu tu Tull tu tu
Tull tu tu Tull tu tu

承 ⑤

二人で過ごす時間は
満ち足りていて
周りのものすべてが
輝いて見えた

何をするにしても
二人なら心が躍る
二人なら何も怖くない

二人が見ている
空のいつもの場所に
眩しく輝く
太陽が二人の味方

どんな事があっても
二人ならきっと上手く行く
感じるまま 今はそれでいい・・・

そして季節が流れて
いつか振り返る時は
やっぱり隣に
君が居て欲しい

そして季節が流れて
今を振り返る時は
やっぱり隣に
君が居て欲しい

承 ⑥

君が好きな雨の降る日には
僕が好きなあの傘をひとつ持って
二人が好きな海を見に出かけよう

濡れた砂浜に残る足跡
何処までも続いてる
遠く遠く見えなくなるまで

これから始まる二人の未来が
もしも何処かで迷うことがあれば
いつでもここに戻ってくればいい

二人で・・・

承 ⑦

夜が明ける前に
君に伝える言葉を
探しておこう

大切な日のために・・・

「いつもそばにいて
君のことだけを見て
生きていたい」

雨上がりの空に
いつも虹が架かる様に
忘れずにおこう

大切な日のために・・・

「いつもそばにいて
君のことだけを見て
生きていたい」

承 ⑧

夜空の星たちが
優しく輝く頃
話疲れて
隣で眠ってる
君の横顔
小さく笑ったようで

今君の夢の中で
僕を抱きしめて
そして
いつまでも
二人
離れられない

夜空の星たちが
静かに眠る頃
誰も知らない
夢の続きを
君に話してあげよう
魔法のように

今君の夢の中で
僕を抱きしめて
そして
いつまでも
二人
離れられない

承 ⑨

窓辺から 射し込む
あたたかな 午後の日射し
寄り添い まどろむ 二人

感じる 二人だけの シンパシー

窓辺から 吹き込む
やわらかな 午後の風
寄り添い まどろむ 二人

感じる 二人だけの シンパシー

永遠に変わらない思いがあると信じていた
永遠に変わらない思いがあると信じていた

転 ①

どうして行ってしまうんだい?
僕をひとり残したままで

どうしてさよなら言うんだい?
僕が泣いているのが見えないの?

あの日君が僕に
話してくれた愛の言葉も夢も
みんな忘れたの?

もう一度ふたり出会った頃に
戻ってやり直そう
今ならまだ間に合うから

どうして行ってしまうんだい?
僕をひとり残したままで

どうしてさよなら言うんだい?
僕が泣いているのが見えないの?

転 ②

冷たい海に取り残された
朽ち果てた流木の様だ

君を失い漂うだけの心
何処へもたどり着くことはない

出口の見えない迷路の中で
ひざを抱え震える子供の様だ

君を失い怯えるだけの心
何処へもたどり着くことはない

忘れられたら未来(まえ)に進めるのか?

時計の針を巻き戻したい
心から笑い合えたあの頃へ

もう一度 もう一度
戻ることが出来るのなら

ひとつずつ ひとつずつ
かけ違えた心のボタンを

かけ直そう

終わりのこない夢を見ているのか?

時計の針を巻き戻したい
心から笑い合えたあの頃へ

何処までも 何処までも
限りなく続いて行く

終わらない 終わりのない
夢の中さまよい続けるのか?

もう一度 もう一度
戻ることが出来るのなら

ひとつずつ ひとつずつ
かけ違えた心のボタンを

かけ直そう

転 ③

君がいない世界


過去も未来も投げ出して

無邪気な夢を見て

眠り続けたい

まぶたに映し出す

僕だけの楽園

転 ④

君が出て行ったドアと
閉ざしたその心が
もう一度開くまで
ここで待ってるよ

僕は待ってるよ

二人が過ごした
この小さな部屋に
溢れるくらいの
想い出がある

あの頃二人が
見ていた景色は
同じだったはずなのに

君が出て行ったドアと
閉ざしたその心が
もう一度開くまで
ここで待ってるよ

僕は待ってるよ

ソファーの肘掛に
コーヒーカップを並べ
くだらない話で
夜を明かした

あの頃二人に
流れてた時間は
同じだったはずなのに

君が出て行ったドアと
閉ざしたその心が
もう一度開くまで
ここで待ってるよ

僕は待ってるよ

結 ①

何も変わらないよ 昔のまま
何も変わっちゃいない 昔のまま

君の前じゃ何も話せない
あの頃と何も変わってないよ

君の前から姿を消して
遠い街でひとり君を想う

もしも君がまだ僕のこと
覚えていてくれてるなら

君がまだあの頃のまま
何も変わってないのなら

君の思い出の中の
僕もあの頃のまま

何も変わらない
君を好きな僕のまま
君を好きな僕のまま

君のしあわせを遠ざけたのは
君のしあわせ願ってた この僕

この雨に打たれて笑ってみれば
きっとそれが似合いの男さ

何も変わらないよ 昔のまま
何も変わっちゃいない 昔のまま

今も瞳を閉じれば
あの頃と同じ君がいる

今も瞳を閉じれば
あの頃のままの君がいる

何も変わらない
僕を好きな君のまま
僕を好きな君のまま

君のしあわせを遠ざけたのは
君のしあわせ願ってた この僕

この雨に打たれて笑ってみれば
きっとそれが似合いの男さ

エピローグ

生まれ変わって
自由になれたら

たとえ現世(いま)のことを
すべて忘れたとしても

君を見つけ出す
君を見つけ出して

強く強く 抱いて
離さない

いつまでも
いつまでも

信じあい 助けあい 歩いて来た
あの道は 今はもう 見えないけど

どうしているかな?
僕等はあの日から逢えないまま・・・

生まれ変わって
自由になれたら

たとえ現世(いま)のことを
すべて忘れたとしても

君を見つけ出す
君を見つけ出して

強く強く 抱いて
離さない

いつまでも
いつまでも

認めあい 許しあい 歩いて来た
それぞれの 道はもう 戻れないけど

どうしているかな?
僕等はあの日から逢えないまま・・・

生まれ変わって
自由になれたら

たとえ現世(いま)のことを
すべて忘れたとしても

君を見つけ出す
君を見つけ出して

強く強く 抱いて
離さない

いつまでも
いつまでも

Love/Unchangeable

Love/Unchangeable

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  • 自由詩
  • 短編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-03-20

Copyrighted
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Copyrighted
  1. プロローグ
  2. 起 ①
  3. 起 ②
  4. 起 ③
  5. 起 ④
  6. 起 ⑤
  7. 起 ⑥
  8. 起 ⑦
  9. 起 ⑧
  10. 承 ①
  11. 承 ②
  12. 承 ③
  13. 承 ④
  14. 承 ⑤
  15. 承 ⑥
  16. 承 ⑦
  17. 承 ⑧
  18. 承 ⑨
  19. 転 ①
  20. 転 ②
  21. 転 ③
  22. 転 ④
  23. 結 ①
  24. エピローグ