ひとりある身はなんとせう

葉柴よう

「ひとりある身はなんとせう」

どこか遠くにいこう。
誰もいないところへ。

我ながらどん底の畜生道を歩いている。

死神と唄われる。
不幸を招く者だと。
さながら間違いでもない。
確かにこの畜生は死神をも凌駕する。

水の流れる音がする。マンホールの下からだ。
不意にそこに行きたいと思う。

どこにいけばいい。
どこにいけばいい?

ひとりある身はなんとせう

ひとりある身はなんとせう

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-03-19

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