砂漠

『砂漠』

 ずっと遠い昔に
 飛んでいった
 砂の一粒が


 重なって重なって、積もっていく
 それが僕の足もとだから

 僕は
 ぎゅっ、と
 地を踏みしめた


 目の前には
 空っぽの そらがある


 神さまが じっと
 こっちを見つめてる


 ああ

 砂よ、
 どうか、そばに

砂漠

かつてCessnaという名前で投稿したものです。

砂漠

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-03-11

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