永遠に生きること

ちゃんとできない
というか
しなくてもいいような気がする

なんとなくそう思う

自分の殻に閉じこもる感じ
干渉されても気にならないし
こちらもとやかくいわない

これまでだったら
時に火山の噴火のように
内に貯めた感情のマグマを吹き出した

ちょっとしたことがきっかけ
たいしたことでないことの不満の鬱積が
このときとばかりに爆発する

おさえられない
うまく別のエネルギーにかえられず
状況を深刻にする

なぜそんなことになるのかって?
それは自分と自分以外である社会との摩擦

摩擦で熱が発生し
どんどん熱くなって
火になる

でもだいじょうぶ
そんなことも
もうないような気がする

情報の伝達がにぶり
認識の輪郭がぼけてきた
回りの景色がなんとなくスローにみえてくる
ほんとうはこちらがトロくなっているのにね

さてこれからどのように世界がみえてくるだろう
確かなことは
今生の終点では時間がとまってみえるにちがいない

そしてこの個は永遠に生きることになる

永遠に生きること

永遠に生きること

人ってよく考えてみると「永遠に生きる」んだとおもいます。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-03-10

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