5・15雑記

5・15雑記

 新しいものを求めることは、形を壊すことでもある。既存の形は権威という構造を取り、その擁護者によって守られる。だが、人の世は移り変わるものである。次第に多数が少数に、少数が多数に取って代わる。いつの間にか、変化はやってくる。忍び寄り、時代を変革させていくのだ。ようこそ、新時代へ!!新しいモノを模索する人間の探究心は留まるところを知らない。必ずといっていいほど、時代の変遷は起こり、世は移り変わっていく。その変化を退化とも進化とも呼べる。問題は常に変化を受ける世の中にあって、新しい時代の旗手は大きな運動、もしくは大きな個人から生まれる。個人であるにせよ、大きな運動は起こる。発端は些細なことだ。完成時代、人類の無上の発展の止まった時代をそう呼ぶとするならば、人類は危機にさらされているだろう。やがて、来たる危機に柔軟に対応できるだろう体制があるにも関わらず、何故であろう。想定はあくまで、人間の考えの範囲内である。地球が消滅したらどうなる?太陽が消滅したらどうなる?完璧に、これらの諸問題から生存の道を導き出せるならば、さらに問われるだろう。宇宙が終わったらどうする、と。それらをクリアしたとき、つまり、人間たちだけの永続的な固定空間を獲得したときにこそ、人は真の安心を手にできるのかもしれない。だが、その世界は閉じた世界となるだろう。その時、人間は完全に肉体を超えた人でないものになっている可能性もある。我々が我々のまま、未来に向かうことは不可能だ。環境や道具は日々進化を遂げ人間の未来の形も変わってきている。人類の脳内では着実に一定の方向に向けた多様化が進みつつあるのだ。バラバラな解釈。バラバラな理論。自己否定の文章を許すな。自己の尊さを知れ。わかりにくくとも、ここには宝の原石が確かに存在するのだ。いずれ、死ぬべき人間たちの有限さは長寿化によって変わるだろうか。人間は何歳まで生きられるのか。限界はあるのか。しかし、人間の自己破壊を止めることはできない。世代間の対立を乗り越えて、あるべき未来に向かう人の身はどことなく、頼りない。対立の後には、反対者の影響が残存するからだ。闘いの後には必ず敗者から、学ぶことがあるものだ。どちらがか勝とうと、二つの勢力は好敵手となる。ライバル関係になった二つは震える魂を融合させ、一つの新しいものができる。清明な声が聞こえてくる。あえぎ声にも似た音の連鎖は大人たちを魅了し、新しい視線を大河に残す。大河は人類の歴史そのものである。人類の古い文明は大河の側から興った。起て、動けないものたちよ。起て、弱いものたちよ。諸君は今まで虐げられていた。だが、時代は変わるのだ。ここまででいいという思想は通じない。どこまでも書き続けるのが、真の達成者であると信じるから、まだ書き続ける。現実の問題を調べて問題意識を持つことを始まりとして、文章を編む。手芸の表現に通じる言葉を使ったとき、イメージは途端に広がりを持ち、生きることは縦糸と横糸の刺繍であると考える。ん?刺繍?この言葉はあっているのだろうか。言葉は無限なり。もし、言葉がないのならば、私が作ってみせよう。初めて挨拶すること⇒初挨拶。捻りがない。だが、わかりやすいかもしれない。この言葉はありそうだぞ。だが、あまり使われていない気がする。使われていない言葉の発掘を目指せ。何気ない行動が命を絶ってしまう例
①車道を歩く癖⇒車に轢かれる。
もっと何気ない行動。
②椅子にもたれかかる⇒椅子に釘が打ち込んであって、怪我をする。危険は一杯である。一方で、危険なことをして生きている人もいる。
危険を日常的なものにしている。常に、いつ死ぬかわからない。人生の充実。人生について深く考える可能性。あくまで可能性レベル。サンプル。個人日記。エッセイ。伝記によって覆い隠された真実を暴く。思考の深まり、考える指標。どういう観点からみていくか。フェミニスト。共産主義者。右派。コスモポリタン。キリスト教徒。諸宗教の観点。教義。実践。文章になっていない考えの散逸。方向性がない。
初期問題は「新しいものを求めること」このテーマ。伝統宗教「新しいものの中にはけしからんものがある」新しいものに対して、新しいからという理由で否定する観点はあるか。昔ながらの生活をする教徒がどこかにいた覚え。未だに電気も使っていない。クェーカー教徒だったか?いや、違う気がする。調べた。アーミッシュと呼ばれているらしい。だが、徹底されているとは言い難い。徹底している人もいるかもしれない。可能性だ。また出てくるこの言葉。可能性は文章の原動力である。

5・15雑記

5・15雑記

物語作家七夕ハル。 略歴:地獄一丁目小学校卒業。爆裂男塾中学校卒業。シーザー高校卒業。アルハンブラ大学卒業。 受賞歴:第1億2千万回虻ちゃん文学賞準入選。第1回バルタザール物語賞大賞。 初代新世界文章協会会長。 世界を哲学する。私の世界はどれほど傷つこうとも、大樹となるだろう。ユグドラシルに似ている。黄昏に全て燃え尽くされようとも、私は進み続ける。かつての物語作家のように。私の考えは、やがて闇に至る。それでも、光は天から降ってくるだろう。 twitter:tanabataharu4 ホームページ「物語作家七夕ハル 救いの物語」 URL:http://tanabataharu.net/wp/

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-03-08

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted