ガラス越し

ガラス越し



声なんて聞こえやしない



僕の声も 君の声も



だからそのガラスに耳をあてる



冷たい感触



声が聞こえた気がした



耳が熱い



きっとこの冷たいガラスのせいだ

ガラス越し

ガラス越し

冷たいような熱いような。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-03-06

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted