ひとりごと

綾崎



寂しさを相手に伝えることは相手を脅迫するにも等しい行動だと思う。
相手の手足を縛り、身動きを取れなくし、徐々に絞め殺すような残酷さがある。



結局嫌味を言ったりするのは自分が不安だからなわけで。
後になって言った嫌味が相手にどう思われてるか考えて堂々巡りになる。
相手が嫌いなわけじゃあない。
むしろこれは依存だと感じるほど大好きで。


誰かと一緒に居たいのに、特定の誰というわけではなくて。
大勢に会った後の静けさが怖くて。
孤独がただ、ただ、怖くて。
離れるのが怖くて。


離れる怖さを知ったとき、一緒にいることが怖くなった。



それならかえって最初からない方が良いんじゃあないかなんて考えてみたり。
出来もしないことは解っているのだけど。





優しさを差し出してくれた人の嫌なところが許せない。
だから素直に優しさを受け取れなくて。

いつも取りこぼしてばかりいる。



でも本当はその人を許せない自分も嫌で。

もしかしたら許せないなくても良いのかもしれないのに。

自分に完璧さを求めるあまり、自分が嫌いになって。

でも本当は溺れそうなほど自分が大好きで。



自分も他人も不完全なまま愛せたら良いのに。



それが何より楽だと頭ではずっとわかっているのに。





どうしてそう出来ないのかな。

ひとりごと

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  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-03-05

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