3年日記



私の人生は、
だんだんと悪くなる一方だ。
私は今、ここに誓うことにする。

自分の人生を変えていくと・・・・。




私はあの日から、万引きのことをバラした犯人を
ひそかに探している。
だが、一週間経っても
情報は一切つかめなかった。
このまま 時間(とき) が経ってしまうのは
とても不愉快だ。



時間が経つにつれて、
3年日記の存在も私の頭の中から消えていた。


あるとき、
良い情報を入手することができた。
それは、パソコンのあるブログを見ていたとき、こうかいてあった。
「うちの学校の女子が、最近コンビ二で盗みをしたんだぁ(笑)」
この文章は明らかに私のことを言っているだろう。
高校生で物を盗む人なんて馬鹿な私ぐらいしかいない。
そして、文章を書き込んだ人の名前は・・・・・・・・・。
「winter」という名だった。
‘冬’という意味だ。
winterは私が万引きをした事を知っている。
ならば、私の近くにいるひとだろう。

やっと情報がつかめた。
3年日記に書き込む日がついにきた!

まだまだ先は長そうだ。

   

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3年日記

3年日記

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-05-09

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